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みなさん、こんばんは。綾瀬はるかさんまでコロナにかかって緊急入院とは。今日もドーナル・グリーソン出演作品を紹介します。

映画​ピーターラビット​を見ました。

ピーターラビット
PETER RABBIT

出演
ローズ・バーン　サム・ニール　ドーナル・グリーソン　ジェームズ・コーデン　
マーゴット・ロビー　デイジー・リドリー　ブライアン・ブラウン　レイチェル・ウォード

監督
ウィル・グラック

　　イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビアが暮らす家の隣に、ロンドンから神経質そうな青年マグレガーが引っ越してきた。彼がビアに惹かれたことで、ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みるが。

　湖水地方のピーターラビットといえば、ビアトリクス・ポターの有名な絵本の主人公。マグレガーさんにお父さんを殺されてしまったが、母親ときょうだいといとこのベンジャミン、仲間たちと楽しく平和に暮らしている…のはずが、いきなり冒頭でマグレガーさんが亡くなってしまう。えっ主役級だったのに！かわりに登場したのが湖水地方に来たこともないマグレガーさんの甥で、ハロッズ勤めの異様にきれい好きなトーマス。彼と恋に落ちるビアは、環境保護派で売れない絵をかいているところから、後にピーターラビットの絵本をヒットさせる現代版ベアトリクス・ポター設定。代替わりしてもピーターとの敵対関係は変わらないどころか、動物たちお気に入りのビアもトーマスに奪われてしまったことからますますエスカレート。あののどかな湖水地方でドアに電流流したり爆弾で木を吹き飛ばしたり、“いたずら”の域をはるかに越えた、動物たちVS人間の生存を賭けた仁義なき戦いの様相を呈する。そもそも絵本と映画では「動物が人間をどう考えているか」という点が全く異なる。絵本では少なくともピーター達は「人間を滅ぼさなければならない」という観念までは持たなかった。「人間は野菜畑を荒らすウサギをパイにするが、それは仕方のないことで、食べられないようにせいぜいうまく逃げる」事しか選択肢はなかった。それなのに映画ではおとなしいウサギがやる？という出来事が次々起こるので、「原作どこいった？」という感じ。現代に映画化するからにはこれくらい動きがないとかえってつまらないだろうが、ウォルト・ディズニーの映画化さえ拒否したポターがこの映画を見てどう思うか。

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