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2022/05/14(土)10:21

最強の85歳 RGBの伝記映画 映画「ビリーブ 未来への大逆転」

アメリカ映画(1112)

みなさんこんばんは。俳優兼監督のジャック・ペランさんが亡くなりましたね。 映画ビリーブ 未来への大逆転を見ました。 ビリーブ 未来への大逆転 ON THE BASIS OF SEX 出演 アーミー・ハマー フェリシティ・ジョーンズ キャシー・ベイツ サム・ウォーターストーン 監督 ミミ・レダー  貧しいユダヤ人家庭出身のルース・ギンズバーグは、必死に努力して名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時在学していた女性は500人中たったの9人で、女子トイレすら設置されていなかった。家事と育児に理解のある夫マーティンの助けもあり、子育てをしながらハーバード法科大学院で学び、病に倒れた夫の看病をしながら彼の授業にも出席。そしてルースは首席で卒業する。しかし女性というだけで法律事務所に就職することができず、大学の教授になる。そんな彼女に法廷に立つチャンスが遂に巡ってくる。 裁判官「“女性”という言葉は、米国憲法に一度も登場していません。The word 'woman' does not appear even once in the US Constitution. 」 ルース・ベイダー・ギンズバーグ「Nor does the word 'freedom,' Your Honor. 「自由」という言葉もです。裁判官」  いやーもうねぇ!それでなくても裁判用語って淀みなく話すとぴし!ぴし!と決まるのですが、RGBの弁論がいちいちかっこいい。ラストシーン本物の彼女が裁判所の階段を一歩一歩上ってゆくシーンは「ははぁ!」とひれ伏したくなります。生ける伝説。またこうやって特別視するのはいけないんだろうけど。  80歳を超えてなおアメリカの最高裁判事を務め在職中に亡くなったルース・ギンズバーグ氏の半生を描く。女性が働きにくかった時代に弁護士となり、女性の権利を訴え続けた彼女がとにかくすごい。「夫が“理解者”だったからだ」と多くの人は言うだろうが本人の努力と能力も並外れている。いや、普通の人そんなに母も妻も職業婦人もできませんて。でもこういうスーパーウーマンが“女性だってできる”事を我慢強く”証明“しないと今の立場は得られないんですね、不公平ながら。 「We're not asking you to change the country. That's already happened without any court's permission. We're asking you to protect the right of the country to change.国を変えるようにお願いしているのではありません。それは裁判所の許可がなくてもすでに起こっています。国が変化する権利を守るようお願いしています。」変わりゆく社会において、法もまた硬直化してはいけないと訴えるギンズバーグの法律家としての矜持、女性に留まらず、自由と権利と平等を求める全ての人々のために戦い続けた彼女が勝ち取った未来を捨てるなかれ。そして私たちも未来へバトンを渡さなければ。 ​ビリーブ 未来への大逆転【Blu-ray】 [ フェリシティ・ジョーンズ ]​​楽天ブックス​

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