2022/08/30(火)04:51
他人の肉体にいる自分 映画「セルフレス/覚醒した記憶」
みなさんこんばんは。サッカー日本代表のキャプテン、吉田麻也選手が、Jリーグや海外のリーグなどでプレーする日本選手が加入する日本プロサッカー選手会の新たな会長に就くことが決まりました。今日から二日間ミシェル・ドッカリー出演作品を紹介します。
セルフレス/覚醒した記憶
Self/less
出演
ライアン・レイノルズ ミシェル・ドッカリー ベン・キングズレー マシュー・グード
ヴィクター・ガーバー
監督
ターセム・シン
“NYを創った男”と称えられ富と名声を手にした68歳の建築家、ダミアン・ヘイルはガンで余命半年を宣告される。そんな中、科学者のオルブライトから、遺伝子操作で作り出した肉体に今の自分の頭脳を転送しないかと持ちかけられる。ダミアンはその提案を受け入れ、新しい肉体を手に入れた。若い体を満喫するダミアンだが、薬を飲み忘れたことから妙な幻覚を見る。その幻覚で見た場所を訪ねたダミアンは、自分そっくりの男マークがその地で暮らしていた事を知り。
『ダウントン・アビー』ではカップルになったマシュー・グードとミシェル・ドッカリーが出演。メインキャストのベン・キングズレーもイギリス人でアメリカ映画なのにイギリス色が濃い作品。
カネと権力のある者ほど不老不死を願う。しかし絶対不可能だ。本編ではその絶対不可能“を、意識の宿る体を取り換える=宿主を変えることで実現している。次々意識の容れ物を変えればいいなんて、まるでやどかりのようだ。ただこういう話の常として、本編のように乗っ取った相手の人格が途中から出てきてせめぎあうのもよくあるパターン。拒絶反応を抑えるために抑制剤を飲み続けなければならないという設定になっているが、それだけ元の人格がまだ根強く残っているということ。脳という、医学では絶対解明できない部位があるからこそ成立する話。なぜならば、普通なら一つの体に二つの人格が宿るなんてありえない。人間の意識ってそんなに強い?但し実際の話で本人がもし同じ事を訴えたら、周囲から精神疾患を疑われる妻は今どちらの人格を愛しているのか?なんて悩まないんだろうか。途中からはどう見てもマークの体に乗り移ったダミアンの方を愛していそうに見えたのだが。いやだって実際。ガタイが特殊部隊兵士役でがちがちに鍛えたのライアン・フィリップ、中身が理知的なベン・キングズレーなんて最強パートナーですよ。
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