2022/12/04(日)08:58
馬の方が有名人! 映画「星のない男」
みなさん、こんばんは。
ブラジルのルラ大統領が返り咲きましたね。
今日はカーク・ダグラス主演作を紹介します。
星のない男
MAN WITHOUT A STAR
出演
カーク・ダグラス クレア・トレヴァー
監督
キング・ヴィダー
流れ者のデンプシー・レイは貨物列車に便乗してある町へ流れ着いた。道中でジェフという若者を助け、ジェフはデンプシーに懐く。デンプシーは昔馴染みの酒場女アイドニーのもとを訪ね酒場で三角牧場の頭領ストラップに気に入られ、ジェフと一緒に牧夫として雇われることになった。牧場の仕事をしながら、デンプシーはジェフに、拳銃裁きや牛の扱いを教え、二人の間には次第に兄弟のような絆が生れていった。ある日二人は隣の牧場を訪問した。そこの娘テスとジェフはすぐに仲良くなり、夕食にも誘われたが、牧場主が鉄条網のことを話題にするとデンプシーはいきなり怒り出した。かつて牧場に鉄線を張り巡らせたことが原因で争いが起き、デンプシーの弟は命を落としていたのだった。それ以来デンプシーは鉄条網を嫌悪していたのだ。そんな中、牧場の新しいオーナーで美しい女性、リードが現れた。そして彼女は波乱を呼びそうな計画をデンプシーたちに話すのだった。
カーク・ダグラスが流れ者のカウボーイを演じ、ガンアクションはもちろん、バンジョーを手に歌も披露する痛快西部劇。主題歌もついている。
「Who knows, who knows
Who knows whi chaway the right way goes
The night is dark, the way is far
For a man without a star
誰が知る、誰が知る
正しい道を行くのは誰が知っているのか?
夜は暗く、道は遠い
星のない男のために」
『星のない男』の“星”というのは、最初保安官のバッチを指すのかと思っていた。つまり法に定められた役職がなくても保安官のような役割を果たす男性なのかと思っていたら、星=つまり運命という意味らしい。定めのない、仕事のある所ならどこへでも行く風来坊の男の事を指すらしい。特に寂しい男という感じはせず、デンプシーは自らその定めを楽しんでいるかのようなキャラクターに描かれていた。
カーク・ダグラスが制作会社を通じて制作した最初の映画の1つで興行収入も良かった。カーク・ダグラスが映画で乗っている馬は、いわゆる馬界での映画スターで17の映画に出演している。馬の名前は「パイ」でスチュワートとダグラスに加え、グレン・フォードとオーディ・マーフィも乗せた。ジミー・スチュワートは中でもパイがお気に入りで「私が今まで一緒に働いた中で最高の共演者の1人だ」と語った。「遠い国」「ウィンチェスター'73」、「怒りの河」で見られるパイは1970年まで生き、カリフォルニアのジミー・スチュワートの牧場に埋葬された。
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