2023/10/24(火)00:00
ドラマでも描かれたエピソード登場 本巻で登場人物のフルネーム判明(常盤さん以外)漫画『かしましめし5』
みなさんこんばんは。俳優の財津一郎さんが亡くなりましたね。今日もおかざき真里さんの漫画を紹介します。
かしましめし(5)
おかざき真里
祥伝社
デザインの仕事を再開し、賞を獲った千春。ナカムラ、英治と喜びを分かち合うも
かつてパワハラを受けた元上司から連絡が入る。このエピソードはドラマでも描かれたが、上司には千春が考えていたように“これまでのパワハラを詫びる”発想が全くなく、「有名になったからって他所でしゃべりなさんなよ」と釘を刺しに来ただけだった。一度は呼吸困難になるものの、自分はきっちり仕事していこうと考える千春がつおい。
「人それぞれ戦い方が違う 小田(千春の苗字)の場合それは仕事なんだよ」
という蓮井の言葉に、かつてのおかざき漫画のお仕事漫画の側面が。
榮太郎に告げられない恋心を秘める英治だが彼を知るたびに感情は大きくなるばかり。一方榮太郎は、英治とつきあっているはずの千春と、画家としても活躍している蓮井の仲がいい事に気づく。ドラマでは英治が告白して振られていたが、漫画版ではどうなるのか。
新しい彼たぐっちゃんは、「枕が違うと眠れない」と前回ナカムラが言った“泊まって行けない理由”をちゃんと覚えていて、新しい枕を買ったと素直に差し出すような、前の彼氏と比べて段違いに性格はいい人だ。結婚はしたいが24時間他人と一緒にいられないナカムラと彼の仲はどうなるのか。
そんな三人の家に、ナカムラの同僚常盤が子連れでやってくる。彼女は浮気して子供まで作って出て行った夫と離婚して、子育てしながらナカムラと同じ暇な部署で仕事している。以前はバリバリ仕事していたナカムラと同じタイプだと思われるが3巻で、わざわざ今の職場にやってきて、仕事を押し付けに来た元上司から考えると、職場環境はあまりよくない。彼女が育児のために抜ける事をよく思っておらず、それ故の異動だったことが示唆される。なんでもできるけど、どうでもいい話だけできないという常盤は、
「どうでもいい話っていうのがものすごく必要っていうか
前板部署で今も連絡くれたり情報共有してくれる人は
ガッツリ仕事してた人じゃなくてフラフラ一緒に遊んでた人」
というナカムラの台詞に共感する。
あ、まじめな話になりそうだなと思ったら、すかさず子供を連れだしてくれる英治もグッジョブ。
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