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2024/06/02(日)07:52

ベストセラーの翻訳をめぐって殺人事件が起こり 映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

フランス映画(162)

みなさんこんばんは。植物が好きな3歳の男の子が、麻薬の原料で栽培などが禁じられているケシの一種を徳島市内の空き地で見つけ、警察への通報につながったとして表彰されました。すごいですね。映画9人の翻訳家 囚われたベストセラー​​を見ました。 9人の翻訳家 囚われたベストセラー​ Les traducteurs 監督 レジス・ロワンサル 出演 ランベール・ウィルソン オルガ・キュリレンコ エドゥアルド・ノリエガ  フランスの人里離れた村にある洋館に9カ国から翻訳家が集められた。全世界待望のミステリー小説『デダリュス』の完結編の各国語への翻訳のためだ。しかし9人は洋館の地下に隠された要塞のような密室に隔離されてしまう。海賊行為と違法流出を恐れた出版元が著者の同意のもと、彼らを隔離して極秘に翻訳を行わせることにしたのだ。  9人は外出はおろか、電話やソーシャル・ネットワーキング・サービスSNSなどの通信も禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿をひたすら翻訳していく。そんなある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをインターネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。それは翻訳家に紛れ込んだ原作者の、出版社に対する復讐の始まりだった。  実はメインとして登場する小説がマクガフィンである。これ9人翻訳者出ているけれど、9人それぞれの個性を発揮して云々という群像劇ではないんですよね。ストーリー構成として時系列を入れ替えし『デダリュス』誕生の背景に迫っていく。現代パートに過去挿入はよくあるパターンだが、もう少し現代パートでも9人の翻訳者どうしの疑心暗鬼などを見たかった。多少仲間同士の反発とか動機の違いとか、ぶつかり合いは設定されているが、実際の所、途中から本来の目的メインに舵がきられてストーリーが走り出したため、9人のキャラが思ったよりなおざりにされている。そうすると、9人の意味ってあったのかな?低予算映画なので、あまり有名どころのキャストをそろえられなかったことも痛い。 『ダ・ヴィンチ・コード』をはじめとするダン・ブラウン原作の小説『ロバート・ラングドン』シリーズの4作目『インフェルノ』出版の際、海賊行為と違法流出を恐れた出版元が著者ブラウンの同意のもと、各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳を行なったとの実話から着想を得ている。 9人の翻訳家 囚われたベストセラー【Blu-ray】 [ ランベール・ウィルソン ]​​楽天ブックス​

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