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みなさんこんばんは。アメリカのハーバード大学は助成金凍結などで圧力を強めるトランプ政権を提訴したと発表しました。今日もポール・ヘンリード出演作を紹介します。

欲望の砂漠
Rope of Sand

出演
バート・ランカスター　ポール・ヘンリード　ピーター・ローレ　クロード・レインズ
コリンヌ・カルヴェ

監督
ウィリアム・ディターレ

音楽
フランツ・ワックスマン

　マイクは2年前、ある男のガイドをしていて立ち入り禁止区域に入ってしまった。男は亡くなったがダイヤモンドを持っており、マイクを砂漠で見つけたボーゲル隊長は、マイクがダイヤをどこかに隠したと疑っていた。ボーゲル隊長の上司であるマーティンゲイルは、食いつぶしたダンサーを名家の令嬢スザンヌに仕立て上げてマイクに近づけ、ダイヤのありかを聞き出そうとする。ところがボーゲル隊長がスザンヌに惚れてアプローチ。高い骨とう品やら広い家やら買っているのに、いまだに地元の名士たちが作るクラブの会員に入れてもらえないコンプレックスを持っている。演じているのはポール・ヘンリード。最近見ている映画で悪人率が高い。

　2年前に自分を拷問したボーゲルに復讐し、ダイヤを手に入れるために戻ってきたマイクも、怪しいと思いながら自分を助けてくれたスザンヌを愛するようになる。ヘンリードとランカスターが砂漠で格闘するシーンがある。おそらくセットとロケの混合で、大きな扇風機で砂を回したのだろうが、砂が目に入ったらいけないし、結構撮影は大変だったのでは。アクロバティックな動きができるランカスターが逆立ちした状態から逆の方向に足を倒して器用に起きていた。

​トーディ「たとえば、ダイヤモンドだ。化学的に言えば、炭素、すす。しかし、あらゆる物質の中で最も硬い物質だ。実際、非常に硬いため、ガラス、鋼、人間の魂など、触れるものはすべて苦しむことになる。 Consider the diamond itself for instance. Carbon, soot, chemically speaking. And yet the hardest of all matters. So hard, in fact, that whatever it touches must suffer: glass, steel, the human soul.」

　変顔ピーター・ローレ演じるトーディは狂言回しで、職業も謎。ダイヤモンドを売りさばくルートも持っていれば、ダイヤを持ったマイクを逃がす伝手もすぐに手に入れる。

　もう一人の狂言回しが、こちらもマイクの敵か？味方か？とあいまいな態度を取る地元の名士マーティンゲイルだ。ダイヤに興味はありそうなのに、自分が仕掛けたマイクとスザンヌの恋愛模様にも興味津々。なんでそんな人のいいおっさんになってるんだろう(笑)
「おやおや、まったく幻滅しそうになるよ。金は力を失い、愛が勝つとでも？I'm being constantly disillusioned. Has money completely lost its power? Is everyone motivated now by love?」


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