映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

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フランス映画

June 8, 2017
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カテゴリ:フランス映画
みなさんは、ヘレン・ケラーを知っていますか?

フランス版ヘレンとサリヴァンと言われる映画奇跡のひと マリーとマルグリットを見ました。

奇跡のひと マリーとマルグリット
MARIE HEURTIN/MARIE'S STORY

 しつけも教育も一切受けずまるで野生動物のように獰猛なマリーが放つ、強い魂の輝きに惹かれた修道女マルグリットは、自ら彼女の教育係となる。そしてふたりのむき出しの魂がぶつかり合う「戦い」とも呼ぶべき教育が始まった。マリーがやってきて8か月目、ついに奇跡が起こる。ふとしたことから、ようやくマリーは、物には名前があることを理解したのだ。最初の1語こそ苦労したものの、その後は次々と言葉を精力的に会得していくマリー。学ぶことの喜びを知り、日に日に成長するマリーと、母親のように惜しみなく愛情を注ぎ、教育を続けるマルグリット。ふたりの絆はより強いものとなった。もともと体が弱く不治の病を患っていたマルグリットだったが、静養を進める医者の反対を押し切って、マリーとともに生きることを誓う。しかし、ふたりの別れの時間は刻々と迫っていた――。

 生まれつき耳も目も不自由な少女と、彼女の教育に身をささげたシスターの実話を基に描く。自身も耳が不自由な新星アリアナ・リヴォワールが主人公を演じた。本で読んだわけでも、目の前で両親を見ていたわけでもない。それでもマルグリットの愛は確かにマリ―に届く。コミュニケーションは大事で、言葉が重要な役割を果たす事は痛いほどにわかっているけれど、二人の間には言葉はさして重要ではなかった。何もわからない子供達に言葉として教育勅語を暗唱させているどこかの教育者とえらい違いだ。


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最終更新日  June 8, 2017 12:14:58 AM
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June 2, 2017
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。マリ―・アントワネットの恋人説といえばベルばらのあの人ですよね。
でももっと彼女が愛する人がいたら?そしてその事を最も近くで見ている人がいるとしたら?

マリー・アントワネットに別れをつげて
LES ADIEUX A LA REINE/FAREWELL, MY QUEEN

出演
レア・セドゥ ダイアン・クル―ガ― ヴィルジニー・ルドワイヤン

監督&脚本
ブノワ・ジャコー

 1789年7月14日、暴徒に襲撃されたバスティーユ牢獄が陥落しフランス革命が勃発。王妃マリー・アントワネットと、その寵愛を受けるポリニャック夫人らの名前が載った286名の処刑リストが出回り、ベルサイユに衝撃が走る。宮殿を逃げ出す貴族や召使が相次ぐ中、朗読係のシドニーは王妃に対する気持ちの深さから忠誠を誓うものの、王妃から思いも寄らない命令が下される。
 さまざまな逸話などで語り継がれてきたフランス王妃マリー・アントワネットの朗読係の視点で、フランス革命の裏側を1789年7月14日から16日の3日間に限定して描いた歴史劇。実際は年配の女性だったというマリー・アントワネットの朗読係を王妃に心酔する若い娘シドニーに置き換えた。シャンタル・トマのベストセラー小説「王妃に別れをつげて」を映画化。当初アントワネット役にはエヴァ・グリーンがキャスティングされていたが『ダーク・シャドウ』の出演と重なりダイアン・クル―ガ―に。クルーガーはフランス語をドイツ語アクセントで話している。これはアントワネットが当時話していたフランス語に寄せたから。実際のベルサイユ宮殿でロケを敢行。
 ソフィア・コッポラのガ―リ―映画から由緒正しい歴史劇まで、数々の映画の主役になってきたマリ―・アントワネット。彼女の定番の恋人と言えば、ヴァレンヌ逃亡を助けたフェルゼン伯爵だが今回は意外な人物。
 皆が国王夫妻の動向を見守る中、鮮やかな緑色のドレスで視線も逸らさず、かつ誰の視線も気にせずやってきたある女性に、王妃は近寄り、ほほを寄せる。悪名高いポリニャック婦人だ。シドニーに対しては、叱ったり「あなたの何が私を魅了すると?美しいばかりでなくその輝くばかりの若さよ」と甘い言葉をかけたり、自由自在にアメとムチを操る術を身につけている、生まれながらの王妃なのに、彼女にはメロメロ。本人は爆睡中なのに何度も使いをよこして「逢いたいの」寝ている(全裸で!)彼女のシーツを剥がしながら全身を見ているシドニーの目の怖い事怖い事。一方通行の愛ですね。どちらも愛する側が利用されていて、その事を利用される側が複雑な思いを抱えながら納得している。ある任務を命じられてからのシドニーの態度ががらりと変わる。王妃には思いを残しながらも、その思い人には愛憎半ば。「任務を果たしなさい」と言われても、内心は「ふん!」てなもの。小説ではシドニーの回想録という形になっているため彼女が無事革命を逃れた事がわかるが、映画では逃亡中で終わり、シドニーの行く末に不安を残す。フランスの新進女優レア・セドゥの演技が御見事。


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最終更新日  June 2, 2017 07:13:33 PM
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May 27, 2017
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。
文部科学省の前事務次官が告白したというのに、官邸の反応はおおむね否定的ですね。
他の出会い系バーの話なんて持ち出したりして。秘密めいています。
秘密といえばこちらの映画のタイトルも、ずばり、秘密です。
日本の小説が原作なんですよ。


秘密 THE SECRET
THE SECRET/SI J'ETAIS TOI

原作
東野圭吾

出演
デビッド・ドゥコブニー リリ・テイラー

監督
ヴァンサンペレーズ


 愛する妻と娘に囲まれて満ち足りた生活を送っていた眼科医のベンジャミン・モリス。しかし、妻・ハンナが運転していた車が事故を起こし、助手席に乗っていた娘・サマンサともども重傷を負ってしまう!2人は病院に運ばれるが、ハンナはそのまま息を引き取る。サマンサはなんとか一命を取りとめたものの、意識が戻った彼女は自分のことを妻のハンナだと言うのだ。やがてベンジャミンもそれを信じるようになり、ハンナは人前では17歳のサマンサとして振舞い、2度目の青春を謳歌するが…。

 東野圭吾さん原作『秘密』をベッソン率いるヨーロッパ・コープが映画化。原作も映画版もラストにあっと驚く仕掛けが施されていたが、アメリカのリメイク版はこの設定を採用しなかった。事故前に通い合わなかった母と娘が、悲しい事故を通じてやっと和解できたことに対する喜びを単純に歌い上げるほうに専念したようだ。オリジナルはミステリ作家として、ラストにもうひとひねり、あっと言わせたかった作家の欲が出ていたが、フランスリメイク版はあっさり、父と娘は普段の生活に戻っていく。バス運転手との件もカットし、物語の中心はあくまで一家に絞られていた。再度青春をやり直して活き活きと飛びまわる妻を複雑な眼差しで見ている夫が切なかった。



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最終更新日  January 30, 2020 12:06:01 AM
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May 20, 2017
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんにちは。週末は熱くなりそうですね。
上野のパンダがおめでたのようです。

映画美女と野獣を見ました。

美女と野獣
LA BELLE ET LA BETE/BEAUTY AND THE BEAST

出演
レア・セドゥ ヴァンサン・カッセル アンドレ・デュソリエ エドゥアルド・ノリエガ

 バラを盗んだ代償に命をささげるよう言われた父親の代わりに、若く美しい娘ベルが野獣の住む城に連れていかれてしまう。彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外何の制約も受けなかった。自由に城内を移動する彼女は、恐ろしい外見の野獣の意外な過去に気付く。

 映画やアニメーションなどで世界中の人々に愛されてきた世界的に著名な小説をクリストフ・ガンズ監督が映画化。『マリ―・アントワネットに別れをつげて』では王妃の侍女を演じていたレア・セドゥがヒロイン役。普通の服を着ている時はわからないけれど、城に向かってから野獣が用意したのはなぜか胸元が開いているドレスばかりで彼女の豊かなバストが強調される。

 初めは外見に惑わされて野獣を嫌っていたベルが次第に野獣の優しさに惹かれていく過程&クライマックスの愛の告白が、この物語のみどころだ。しかし瀕死の野獣&ベルの「俺を愛してくれ」「もう愛してるわ」の台詞の応酬に「ええっ!」と思った視聴者が多くいたように、本作ではかなりベルが野獣に惹かれていくスパンが短縮されている。野獣の前妻がかなり二人に手助けをしていて、夢の中でベルに野獣の過去を知らせて、ろくに言葉を交わしたことも顔をあわせたこともない野獣への共感・同情を喚起している。

 前に見た映画でも野獣のストーカーっぷりが目立ったが、今度も寝室にまでやってきてベルの寝顔を覗いたりベルの食事を隠れてみていたりと同様の描写が。そして美女ことベルは、確か父親が病気だと知らされて外出を許してもらえたが、今回は「ダンスを教えるから一日帰省したい」と取引を持ちかけるしたたかさを持ち合わせている。

 そしてこれは全く監督の趣味だと思うが、城に踏み入った悪党達を襲うのが石や木でできた巨人兵。一人だけかと思ったら、銃で撃たれて一人が退散したら池からもそこら辺の茂みからも現れる。てっきり王子の狩猟友達かと思っていたらあのラスト。ではギズモの変形版が?と思ったら犬だったし、大勢いた王子のおつきたちは一体どんな運命を?












最終更新日  May 20, 2017 12:03:51 AM
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April 4, 2017
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。昨日はいきなり雷が鳴ってびっくりしました。
帰宅途中だったので怖かったです。
さて、この映画の主人公もなかなか怖いですよ…。

マラヴィータ
THE FAMILY/MALAVITA

出演
ロバート・デ・ニーロ ミシェル・ファイファー トミー・リー・ジョーンズ


監督&脚本
リュック・ベッソン

 フランスのノルマンディー地方の田舎町に引っ越してきたアメリカ人のブレイク一家。主人のフレッド・ブレイクは元マフィアで、FBIの証人保護プログラムを適用されているため、一家は世界中を転々としながら暮らしている。そんなある日、フレッドに恨みを持つマフィアのドンが彼らの居場所を特定し、殺し屋軍団を送り込むが…。

 ロバート・デ・ニーロ演じる元大物マフィア一家と現役マフィアとの対立を、製作総指揮マーティン・スコセッシ、監督リュック・ベッソンで描く。

 なんですかこれ、皆パロディですね。まず冒頭のシーン、南仏、アパートの一室で夫婦と一女一男の一家が突然やって来た男に惨殺されるというシーンがベッソンの『レオン』のヒロイン、マチルダの家族の運命そのまんま。『レオン』の場合はマチルダがただ一人生き残ったことからレオンに殺し屋修行を頼むことになるのですが。

 そしてフレッドを匿うFBI捜査官をトミ―・リー・ジョーンズが演じていますが、彼の名前がスタンスフィールド。これも『レオン』でゲイリー・オールドマンが演じていた麻薬取締局の悪徳捜査官の名前。あの時レオンにぶっ飛ばされたはずなのに、なんで宇宙人ジョーンズになって生きてるんだ。トミ―・リー・ジョーンズが捜査官、といえばもう一つ思い出すのが『逃亡者』の連邦保安官補ジェラード。ミシェル・ファイファーといえばアル・パチーノとの共演『スカ―フェイス』で情婦エルヴィラを演じておりマフィア業界は経験済み。説明がややこしいのですが、皆どこかで自分が演じた役のパロディをこの映画でやってるという感じ。

 一見普通の家族が犬に至るまで皆凶暴で…という設定は面白いのですが、途中からあんなに本性を出しているのに周りは何も知らずに噂も立たないというのが映画だな、と。あとラストは密告されたマフィアの襲撃があって周囲はとばっちりを受けて、かなり見るも残酷な光景が広がっているのですが、割とあっさり流しましたね。うーん、感覚が違うのでしょうか。



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最終更新日  April 4, 2017 12:05:47 AM
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February 27, 2017
カテゴリ:フランス映画
みなさん、イヴ・サンローランってご存知ですよね。
私もいくつか小物を買ったことがあります。洋服はとてもとても。
その創始者がどんな人だったか、気になりませんか?



映画イヴ・サンローランを見ました。

イヴ・サンローラン
YVES SAINT LAURENT

 1953年、パリ。クリスチャン・ディオール亡き後、彼の跡を継いで21歳で偉大なるメゾンのデザイナーとなったイヴ・サンローラン。デビューを兼ねた初コレクションを成功させた彼は、一躍ファッション業界の天才としてあがめられる。そんなイヴとディナーで出会ったピエール・ベルジェは、その才能に惹かれると同時に恋をする。ベルジュは仕事でもプライベートでもパートナーとしてイヴを支え、彼の名を冠したブランドを一緒に立ち上げてファッションの革命をもたらしていく。

 サンローランを亡くし、彼の集めた美術品をオークションに出した後、ピエール・ベルジェが彼との出会いを回顧するシーンで映画は始まる。日本では誰でも知っているブランド名を冠したデザイナーは、デザインにおいては天才的な閃きを見せる一方で、私生活ではグダグダしていて、自分のコントロールができない人物として描かれている。最初っからピエールとサンローランが同性愛関係にあったことが前提で物語が進んでいく。業界の事はよく知らないが、二人の関係って公然の事だったんだ。有名デザイナーを神格化するのではなく、ここまでみっともない姿を描いていいのか?と戸惑うくらいだが、財団公認の映画らしいので、全てを見せる事が望まれているのだろう。それでデザインに何の陰りがあるわけではないという、自信の表れでもある。

 ピエール視点で描かれるせいか、自分を壊そう壊そうとしているサンローランは、それでも「ほおっておけない弱い人」として愛情深く描かれている。サンローランはピエールに捕まった、束縛されたと思っているかもしれないが、逆だ。ピエールの方が、困ったちゃんのサンローランに捕まったのだ。でも彼は、それでも良かったのだろう。類まれない才能の最も近い場所にいられたのだから。




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最終更新日  February 27, 2017 11:23:27 PM
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December 6, 2016
カテゴリ:フランス映画
映画シークレット・オブ・モンスターを見てきました。

シークレット・オブ・モンスター
THE CHILDHOOD OF A LEADER

出演
ロバート・パティンソン ベレニス・ベジョ

 ヴェルサイユ条約締結直前の1918年、フランスにやって来たアメリカ政府高官には信仰心の深い妻と、人形のようにきれいな息子プレスコットがいた。しかし、プレスコットは教会へ石を投げたり部屋に閉じこもったりなど奇妙な言動を繰り返し、理由のわからない両親は当惑する。周囲の心配などどこ吹く風の彼は、ヴェルサイユ条約が調印された後のある晩に……。

 映画は『最初のかんしゃく』『二度目のかんしゃく』『三度めのかんしゃく』『新しい時代』の四部構成で、『三度めのかんしゃく』と『新しい時代』のスパンは空いており、実際何年空いているのかはわからない。また、『新しい時代』は少年の成長した姿が描かれるが、実はこの情景が現実かどうかは明らかではない。というのは、彼の登場に至るまで丸窓、階段とエレベーターが短いショットで映し出されるが、これらはすべて少年時代に彼が見た夢のなかに登場する。また、ラストの車から降りたと思われる主人公の視点=カメラが乱れ、まるで彼が倒れてしまったかのような印象を与えるからだ。

 本編はジャン=ポール・サルトルの短編「一指導者の幼年時代」が原作である。原作及び原題がLeader=指導者という意味であるのに対して、映画では単なる指導者ではなく、彼の意思の元一国が動く独裁者という設定になっている。さて当然見る者は理由を求めるが、どれだけ見ても、彼が独裁者となり得る理由が見当たらない。というより、は理由よりも「こんなに美しく裕福な家庭で育った彼が、なぜ独裁者となってしまったのか」
言い訳を探すから見つからないのだ。というのは、プレスコットが最初に石を投げたきっかけがよくわからない。単にむしゃくしゃした、不愉快だけだったのではないか、と思える。もしかしたら、両親の間に漂う不穏な空気を感じ取ってしまったのでは、という見方もできる。というのは、少年や召使には名前があるが、父親にも母親にも名前はない。数カ国語を話す妻と国家の大事業に関わる夫はセレブカップルだが、仲は冷え切っている様子が窺える。それなのに上辺だけちゃんとした親を演じようとしている彼等の矛盾を感じ取り、同情的だったメイド・モナや家庭教師もいなくなることで、彼は頑なになりひたすらかんしゃくを周囲に向かって発散させる…という悪循環に向かっていく過程が描かれる。
初登場時は天使の扮装をしていたプレスコットが、父親によって腕を折られた時には黒い吊りをし、ラストには制服になる。純粋さ・純真さを露わす白から邪悪な黒へと変わってゆき、重厚な音楽がもう一つの主役であるかのように鳴り響く。不条理な世界をこれでもかと見せつけられたと感じた人もいるようで、映画祭での評価は賛否両論だったとか。


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最終更新日  March 26, 2017 12:09:55 AM
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November 10, 2016
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。ドヌーヴといえば映画『シェルブールの雨傘』が有名です。
ところで、もう一つ雨傘という邦題がついた映画があるんですよ。

しあわせの雨傘
POTICHE

監督&脚本
フランソワ・オゾン

出演
カトリーヌ・ドヌーヴ ファブリス・ルキーニ ジェラール・ドパルデュー
ジュディット・ゴドレーシュ

 スザンヌは毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロバートが心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、娘に「飾り壺」と揶揄され、父親に気に入られていない息子ローレン、昔の恋人で市長のバビン、工場の従業員で実は夫の愛人らの協力を得て予想外の本能が目覚めていく。
いやぁ、びっくりしました。邦題は多分ドヌーブの代表作『シェルブールの雨傘』にひっかけてますね。今回も歌うシーンあります。

 びっくりしたというのはドヌーブが赤いジャージですよ。それもどこかのブランドのじゃなく、体操に着ていくようなだっさいやつ。フランソワ・オゾンとの信頼関係があるからできるんでしょう。『真実』では豹柄のコートも似合うおしゃれさんなのに。でも心配ご無用。これからどんどんおしゃれさんになっていきます。夫が倒れてなりゆきで会社経営者になったスザンヌは、原色中心の装い。そういえば『真実』でも若い女優と組んでましたがこちらの映画でも娘役のジュディット・ゴドレーシュと組んでます。

 創業者の娘で、何も知らない箱入り娘かと思っていたら、「実は息子は俺の子か?」と元彼で今は市長のバビンに詰め寄られた時に、恋人の名前を二つ挙げるなどなかなかの発展家でいらっしゃる。お嬢様だから大胆なのか。悪気はないけど他人を傷つけるタイプでもあるようで、告白の後家から随分離れている湖(バビンとの思い出の湖だった)に置いてきぼりにされてしまう。そこで泣き崩れないのがドヌーヴたる所以か、すたすた歩いて帰ってくるところが逞しい。この映画は徹頭徹尾女性賛歌であり、そのイコンとしてドヌーヴがいる。



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最終更新日  February 15, 2020 09:48:01 PM
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September 21, 2016
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。台風は熱帯低気圧になりましたね。
今日は送別会だったのですが一番雨が酷い時で帰るのが大変でした。
明日は曇りのようです。


フランス映画ぼくを探しにを見ました。

ぼくを探しに

出演
ベルナデット・ラフォン

 幼少時代に両親がこの世を去って以来、言葉を発することができないポールは、伯母姉妹に育てられる。ダンス教室を営む二人はポールをピアニストにすることに夢中で、彼は過去の記憶を心の中に秘めながら孤独な毎日を淡々と過ごしていた。彼の面倒を見ているのはダンス教師の双子の叔母。そんなある日、彼は同じアパートに住むマダム・プルーストと出逢い、彼女が淹れた不思議なハーブティーの力を借りて赤ん坊の頃の記憶を探訪することになる。

 『ベルヴィル・ランデブー』や『イリュージョニスト』がオスカー候補になったシルヴァン・ショメ監督が、初の実写に挑む。大の大人なのに、未だに強引な叔母に何も言えず、マダム・プルーストの家にも隠れて通っている弱虫ポール。ローマの皇帝と同じ名前で、妻ともプロレスリングしちゃう筋肉ムキムキのアッティラ。荒々しい父親と、何かあってもただ目を泳がせることしかできないナイーブな息子対の二役を演じなければならなかった主役は、さぞや大変だっただろう。

お茶を飲みマドレーヌをかじる事で過去が蘇えるというのは「失われた時を求めて」へのオマージュ。だってマダムの名前がプルーストですからね。最初は胡散臭げに見えた―そして正直胡散臭い―彼女が、どんどんいい人になっていく。そして逆に生活に不自由をきたすポールを支えていたはずの叔母二人が、最初思っていたのとは違う人に見えて来る。

 アニメーションを撮っていただけあって、突然画面にカエルの着ぐるみ達が現れて演奏したり(そして彼等の姿はポールにしか見えない)マダム・プルーストの茶を飲んだポールが瞬く間に気絶したりと漫画的な表現が多い。

 今まで失われていた過去を知る事ができたのだから、てっきりハッピーエンドに向かっているのかと思いきや「必ずしも幸せな過去ばかりではない」という、シュールでポップな画面とは裏腹のシビアな現実がつきつけられる。それでも、不幸な過去でも欠けたままではその人の人生は成り立たない。思っていた事とは違う過去であっても受け止めて、そこから先へ進もうよ!という前向きなメッセージが感じられる。



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最終更新日  September 21, 2016 12:12:43 AM
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August 30, 2016
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。台風はいかがでしたか?
今こちらでは雨が降っています。
フランク・シナトラの曲で知られる『マイ・ウェイ』実はオリジナルを歌った人はフランス人でした。

最後のマイ・ウェイ
CLOCLO/MY WAY

出演
ブノワ・マジメル

 1939年、エジプト。クロード・フランソワはスエズ運河で働く厳格な父エメと、派手で金使いの荒い母のもとで少年期を過ごしていた。しかし第二次中東戦争によりスエズ運河はエジプトに帰属。父は失業し、一家はモナコへ移住。家計を助けるため楽団のドラマーとして働くクロードだが、堅実な勤め人のエメは認めなかった。父の死後、パリに進出し歌手としてデビュー。敏腕マネージャーのポール・ルデルマンと共にスターの座へ上り詰める。そんな中、フランス・ギャルとの破局を歌った「コム・ダビチュード(いつものように)」を、尊敬するフランク・シナトラがカバーすることとなり……。

 アイドルまでいくつまで名乗れるんだろう。街に溢れるアイドル達の写真を見ていると思う。10代、20代ならそりゃあ充分。でも30代になると「アイドル」と呼んでいいものか迷ってしまう。体のキレは訓練で何とかなるとして、容姿もティーンの頃のようにはいかない。ところが、フランスの元祖アイドル・クロクロは、アイドルのまま世を去った。
意外ではあったかもしれない。でもその死は無念ではなかったのではないか、とも思う。自分のイメージにあれほど拘ったアイドルは珍しい。

 彼は、周りがお膳立てしてくれたステージにぽん、と上がってればいいだけの操り人形とは違っていた。家族の金の管理からスキャンダルを未然に防ぐことまで、普通ならマネージャーがやるべき所にも手を伸ばす。出版社、カメラマン、モデル会社、次々と事業を起こすのも、話題集めの一環。女の子はとっかえひっかえ。整形も辞さない。常にアンテナを張っていて、流行を巧く歌やステージに取り入れることが出来る。だが、結果的には「自分で何でもやらないと気が済まない」その性格が仇になった。妻は家を去り、嫉妬深さに恋人も続かない。敏腕マネージャーポールとの別れにも、その傲慢さと管理したい病が関係してはいなかったか。

 ラストに本当のフランソワの葬儀の模様が映る。ファンが道を覆わんばかりでビートルズ並み。彼等が愛したフランソワと現実の彼との乖離はとんでもなくあるだろうが、そんな彼も自分のアイドル「ザ・ヴォイス」のフランク・シナトラに、同じホテルに宿泊していたのに声もかけられなかったというエピソードが切ない。オリジナルを歌った歌手として堂々と挨拶出来る立場だったのに。

 フランスのカリスマ的スターで世界的ヒット曲「マイ・ウェイ」を作ったミュージシャン、クロード・フランソワの波乱に満ちた生涯を映画化。



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最終更新日  March 19, 2017 06:08:10 PM
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