戦時下のフランスを描く 頼りない教師を演じるチャールズ・ロートン圧巻 映画「自由への闘い」
みなさん、こんばんは。ソ連のウクライナ侵攻が行われる中での北京パラリンピックが終わりましたね。さて、今日もジャン・ルノワール監督作品を紹介します。そして今日から2日間チャールズ・ロートン主演映画を紹介します。自由への闘いTHE LAND IS MINE/Dette Land et mit出演チャールズ・ロートン ジョージ・サンダース モーリン・オハラ 監督&脚本ジャン・ルノワール脚本ダドリー・ニコルズ ナチスにより占領されていたフランスのある村をエリック・フォン・ケラー少佐が支配し、ヘンリー・マンビル市長や駅長のジョージ・ランバートなどは、彼におもねることで利益を得ていた。鉄道で働くジョージの親友ポール・マーティンは、占領下のドイツ兵と仲良くなる。一方、校長、尊敬されているソレル教授、若い学校教師のルイーズ・マーティン、ポールの妹、ジョージの婚約者は、ナチスの命令に公然と静かに抵抗する。ルイーズの仲間の学校教師である中年のアルバート・ローリーは臆病な男であり、威圧的な母親、エマ・ロリーに人生を支配されていた。アルバートは密かにルイーズを愛しており、町の人はその事を知り冗談の種にしていた。町の誰かが、反ナチスのリーフレットを密かに印刷して配布し、ナチスを阻止することを目的とした車両基地での妨害行為により、2人のドイツ兵が殺害される。フォン・ケラーはこれらの行為の背後にいる人物を見つけようと躍起になり、アルバートが尊敬するソレル教授も逮捕されてしまう。「真実は私がジョージ・ランバートを殺したかったということです、しかしできなかった。私は弱すぎる。私は臆病者です。誰もがそれを知っています。検察官でさえ。だから彼は私をからかっています。Well, the truth is I wanted to kill George Lambert, but I don't think I could have done it. I'm too weak. I'm a coward. Well, everyone knows it; even the prosecutor. That's why he's making fun of me.」「真実は占領下で生きることを許されません。危険すぎます。我々は嘘の上に生きています!彼らが新秩序と呼ぶ邪悪な世界全体がそうであるように。The truth can't be allowed to live under the occupation. It's too dangerous. The occupation lives upon lies! As the whole evil world they call the New Order does.」前半弱々しい生徒にもからかわれる頼りない教師が、後半法廷に立つことでどんどんかっこよくなっていく姿が圧巻。映画の終わりにアルバートが生徒たちに読み始めた本は、「人間と市民の権利の宣言」。ウォルター・スレザックはシカゴの電車でチャールズ・ロートンに出くわし、脚本のコピーを渡すと彼は徹夜で原稿を読み出演を快諾。ジャン・ルノワール監督は常にチャールズ・ロートンを主役として考えていた。もともとは「TheChildren」というタイトル。【中古】 自由への闘い(IVC BEST SELECTION)/チャールズ・ロートン,モーリン・オハラ,ジャン・ルノワール(監督、脚本),ロタール・パール(音楽) 【中古】afbブックオフオンライン楽天市場店