ソウルメイトの紫式部と藤原道長 大河ドラマ「光る君へ」
みなさんこんばんは。路線バスの廃止や減便が地方の足を奪っていますね。大河ドラマ光る君へを見ました。【作】大石 静制作統括:内田ゆき、松園武大プロデューサー:大越大士、高橋優香子広報プロデューサー:川口俊介演出:中島由貴、佐々木善春、中泉 慧、黛りんたろう出演吉高由里子 柄本佑 岸谷 五朗 国仲涼子 高杉真宙 段田安則 三石琴乃 井浦 新玉置玲央 吉田 羊 板谷由夏 ファーストサマーウイカ ユースケ・サンタマリア高畑充希 三浦翔平 竜星涼 坂東巳之助 本郷奏多 毎熊克哉 上地雄輔 財前直見高橋光臣 松下洸平 渡邊圭祐 宮川一朗太 伊藤健太郎 朝倉 あき母の死から数年後、少女のまひろが出会った運命のひと。それがのちの最高権力者となる藤原道長である。そのころの道長は、まだ兄たちの陰に隠れて、おっとりとしたかわいらしい少年にすぎなかった。成長するにつれて、まひろと道長は、子どもらしい親しみから、やがてお互いに惹ひかれるようになる。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。その後、父の受領としての赴任先・越前に同行したまひろ。一方で、道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝との結婚を決める。宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。まひろはシングルマザーとなる。道長は、天皇に娘を入内させ、いずれは天皇の祖父=外戚となることをもくろんでいた。天皇、道長たち貴族、そして后や姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろ。生来の文学好きと結びついて想像が広がり、子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性だ。やがて『源氏物語』の評判は道長の耳に入り、娘に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、強く誘われる。ライバルを抑え、我が娘に文学好きな天皇を惹ひきつけたい思いが、道長にはあった。一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意するまひろ。宮仕えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進む。書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。ヒロインの紫の上にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほどだった。第1話(1)約束の月1000年の時を超える長編小説「源氏物語」を生み出した女流作家・紫式部の波乱の一代記。平安中期、京に生を受けた少女まひろ、のちの紫式部。父・藤原為時の政治的な立場は低く、母・ちやはとつつましい暮らしをしている。ある日まひろは、三郎という少年と出会い、互いに素性を隠しながらも打ち解けあう。再び会う約束を交わす二人だったが…激動の運命が始まる。「雀の子を犬君が逃がしつる」はいきましたね若紫の章。藤原という同じ姓を持ちながら下級貴族の娘で天皇の姫君と名乗るまひろと大納言の三男でありながら身分を隠す三郎。後の光る君。野心を持たぬ優しい男が宮廷の頂点を極めるまでのお話。アヴァンタイトルファーストショットは安部晴明。既に賀茂家よりも上位設定。そういえば 夢枕獏 版陰陽師では兼家と懇意だった。雨ふりでわかる下級貴族と上級貴族の住居の違い。雨漏りをふさぐまひろの家は無役が続く貧乏武士の家みたい。たしかに 岸谷五朗 さんの服はぴらぴら(2)めぐりあい母の死から6年、まひろは15歳となり、成人の儀式を迎える。死因を隠した父・為時との関係は冷めきる中、まひろは代筆仕事に生きがいを感じている。一方、道長は官職を得て宮仕え。姉・詮子が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。道長の父・兼家は権力をさらに強固なものにしようと道兼を動かし、天皇が退位するよう陰謀を計る。殺人で父親に首根っこ掴まれた道兼は告げ口したのは道長だと思っている。汚れを知らず汚れにさわらず大切に育てられた道隆。代筆仕事で和歌と想像力を育てていくまひろ。未だ身の上を語らない二人だが語った時には地獄が待っている。愚かを装い真の臣下を見極めるか花山天皇。 皆さんやはり 『あさきゆめみし』 の青海波シーンを脳内転換してみてますよね。安部晴明がちゃんと仕事をして唯一の世継ぎを生み国母の地位を確立したにも関わらず顧みられない詮子は源氏物語の桐壷更衣の裏返しなんですね。(3)謎の男自分のせいで放免に捕らえられた道長を心配するまひろ。しかし、父の為時に謹慎を強いられたため、ただ案じることしかできない。兼家の指示で道兼は女官を使って帝の食事に毒を仕込み、円融天皇は急激に体が弱っていく。政権を掌握するために二の手を打ちたい兼家は、ライバルの左大臣家の動向を探るため、為時を利用してまひろを間者として送り込む。 振り向いた途端に表情が厳しくなる道兼と道長。孫を天皇にするため安部晴明も抱き込んで退位を勧める兼家。頭中将 というとあさきゆめみしのあの人が浮かぶ。雨夜の品定めならぬ宿直の恋バナ。KYでかるたクイーンやってしまうまひろ。まひろと道長再会スローモーションシーンの美しさよ。円融天皇の回想シーンにも扇チェンジでしか覚えられていない師貞親王。女房に陰口たたかれて心が折れる意外と繊細な実資。間者に仕立てられたとしり怒るまひろだがガールズトークに興味津々。未来の妃候補としてしつけられる定子。あまり結婚に興味がなさそうな源倫子。(4)五節の舞姫互いに身分を偽ってきたまひろと道長。まひろは素性を明かす。一方、兼家の悲願が成就し、花山天皇が即位するが。 即位した傍から退位を画策される花山天皇。権力に屈しない事で身を守る実資。「悪い評判を流せば?」SNS拡散を示唆する道隆。心理を探る道兼。忯子とラブラブと噂するF4だがその熱愛っぷりが足を掬うことに。色柄がまさにお雛様。AKB48よりかなりテンポがゆっくりなだけにかえって振りを合わせるのが難しそうな五節の舞姫。道長と仇の正体と関係を知ってしまう一気にロミジュリ状態に陥ったまひろ。まひろの逢引を黙っておいてくれる未来の夫宣孝。えっ平安時代にも忍者が?この頃は盗賊というらしい。性格は桐壷更衣なのに帝にも宮中にもすっかり弘徽殿女御認定される詮子。「兄上は何も知らなかったのですか」長男故に守られている道隆。出世を夢見るも基本的には娘が可愛い源雅信。源氏物語では弘徽殿女御は源氏親子の宿命のライバルにして天皇に愛されない。花山天皇に寵愛を受けた忯子の通称がこれとは。初夜で緊縛プレイとか足指げんきくんとか性癖のみで注目されている花山天皇だがちらっと親政を行おうとする意欲も見せている。ただそれが良房たちにとっては邪魔なのね。(5)告白道長が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼の弟であることを知ったまひろはショックを受けて寝込んでしまう。事態を重く見たいとはおはらいを試みる。一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためる。直秀の導きでようやく再会することができたまひろと道長だったが。五節の舞姫に選ばれたまひろへの妬み嫉みをやんわり制する左大臣の姫倫子。この時代病気は何かの祟りと考えるのが通例だが真冬の水垢離はかえって逆効果。まひろの苦しみはメンタルど真ん中のアヴァンタイトル。ただの女好きではないが女好きでもある花山天皇。源氏物語とは異なりご寵愛が過ぎて具合を悪くするほど愛されている弘徽殿女御。今日も安定の藤原F4。藤原氏はもともと天皇家の家臣から発するが倫子たち源氏は嵯峨天皇からの臣籍降下。藤原家の天下も歴史からみればわずかだが上り詰める気満々の兼家。をを、蜻蛉日記作者登場。有名人があちこちに。よく少女漫画を引き合いに出される本作だが直秀って主人公と恋仲の男子を結果的には取り持つようでいて屈折した性格のため素直に気持ちを出せないセカンドポジションのガキ大将みたいな奴だ。泣くまひろを抱きしめるかと思いきや立ち去る道長。「帰るのかよ」全視聴者を代弁する直秀。(6)二人の才女まひろは道長と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断。一方、道長は道兼の口から、まひろの母の事件をもみ消したのが兼家であることを知り、一家が背負う闇の深さに戦りつを受ける。そんな中、宮中で勢いを増す義懐一派に対抗するため、道隆は若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すことに。参加を申し出たまひろだったが。猫をおいかけていって兼家にロックオンされる源倫子。猫がきっかけで御簾があがり柏木にロックオンされる女三宮。当時の珍しい女流文学を結構醒めた目で講評するまひろと赤染衛門。全然ついていけないモブ。まひろの表情を気を付けてみている倫子。 愛を信じて入内したのに裏切られて権力に走る詮子。まるで将棋の歩みのように源雅信を追い詰めてゆく。姉と父から同じ相手を勧められる道長。二人の才女ファーストコンタクト。陽の納言陰の式部。ホントだ平安時代にもいた脱ぎ担当。直秀が布を放るさまが決まりすぎる。 花山天皇の大事件に繋がる忯子の死。一体どんなプレイをいやいやこの時代珍しくない産後の肥立ち。まだこの時代高貴な方でも不潔環境。次の権力者としてF4ら次世代の若者を取り込む道隆。泥をかぶる決意を改めて道長の前で表明する道兼。まひろに惚れてないといいつつ何かとちょっかい直秀。(7)おかしきことこそ道長への想いを断ち切れないまひろは、没頭できる何かを模索し始める。散楽の台本を作ろうと思い立ち、直秀に直談判。まひろの演目は辻で披露され、次第に大盛況に。うわさを聞きつけた藤原家の武者たちが辻に駆けつけ大騒動に。一方、道長や公任ら若者たちはポロに似た球技・打きゅうに参加する。招待されたまひろは倫子たちと見物に行くことになるが。安部晴明(陰陽師とは全然別世界)にさっきまで呪詛だのなんだの生臭い話をしていたのに道長に対しては「人は殺めるな 人を殺めるは卑しき者のすることだ」とまだ晴明がいる側でいっちゃう兼家。あまりにもまっすぐに自分を信じてくれて(そして結構頭がいいまだ若いのに!)花山天皇にほだされて間者を辞退する為時。あんな男に嫁ぐからと義兄から散々に言われているが忯子一筋純愛モード花山天皇。あっさり容認する兼家。そしてなぜ使用人があれほど猛反対を?と周囲の方が怪訝な目。 藤原F4のピンチヒッター直秀。腕の傷で自分が誰を射たか知る道長。雨夜の品定めPart2で貴族の男たちの結婚観を知り道長の歌を火にくべるまひろ。源氏物語も源氏は正妻は葵上女三宮と手堅く皆が認める紫上はどんなに源氏に愛されていても正妻ではないんですよね。(8)招かれざる者倫子たちの間では、打きゅうの話題で持ち切り。斉信らの心無いことばを聞いたまひろは心中穏やかでない。そんな中、宮中で兼家が倒れる。安倍晴明のお祓いが行われるが効果はなく、道長ら兄弟が看病にあたる。一方、為時を訪ねて道兼がまひろの家に突然現れる。母の仇と対峙することになったまひろだったが。とりあえず小麻呂ちゃんは無事だった。雨夜ならぬレディース品定めでは人妻赤染衛門が直秀にロックオン。道長様よね?と言われてふふふ、とごまかす倫子。すごいぞ2週連続サービスカット。回想シーンで出てくるとは。源氏物語を読んだ人はここで夕顔や葵上の死に登場する六条御息所を思い出したことでしょう。この時代薬草ではなく祈祷が病気治療のメイン方法なんですね。成仏できないという話にもっていったか。そこであの企みになるのだな。ふむふむ。明らかに好きな男の言葉(はっきり言ったわけではないが)で傷ついた気になる女の子をできるならば別世界に連れていきたいと半ば本気で尋ね、色よい返事をもらうもごまかしてしまうこの一連がまんま少女漫画なんですよね。自分一人なら逃げられるが仲間を見捨てられず戻ってきてつかまり道長に素顔を見られてしまう(道長わかってたろうけど)。少年漫画のヒーローと少女漫画の二番手をあわせもつ直秀。亡くした妻を恋い右大臣のDVを簡単に信じる実はいい人花山帝。海の見える場所をやがて見るまひろはその体験をもとに源氏の大きな転機となる須磨明石を書いたのか。 源氏物語で琵琶というと「琵琶を弾く匂宮と中君」ですね。源氏自身は琵琶を弾かない。(9)遠くの国東三条殿に入った盗賊の正体は直秀ら散楽一座だった。道長の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろは盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される。宮中では、花山天皇と義懐の関係が悪化し、代わって道兼が信頼を得始めていた。その頃、兼家を看病する詮子を思いもよらぬ事態が待ち受けていた。理性的に接する道長にその態度にまた腹が立ち「若君」と厭味ったらしく連呼してしまう直秀。直秀の自由さを道長もまひろも羨ましがっているものを。道長とまひろの従者は今だったらマラソンの選手いけるんじゃないか。障害物競争も。誰もついていけない遠い国に行ってしまった直秀。まひろが母の死の咎を負ったように道長も直秀の死の咎を負う。直秀たちの最後の地は化野、蓮台野と並ぶ風葬の場である鳥部野。男であれば世を正したいと願うまひろが仕えようとしている宮中で繰り広げられている真っ黒な陰謀。忯子が忘れられない花山天皇がまんま桐壷帝なんだがその花山天皇になかなか出家を言い出さない策士晴明。(10)月夜の陰謀兼家は道長たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇を退位させ、孫の懐仁親王を擁立する計画を進め始める。その頃まひろは、家に帰ってこない為時を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが。「あなたのラッキー運勢は」TV局の朝の運勢占いみたいなことを言っている安部晴明。ちょろいちょろすぎるぞ花山天皇と思うが御歳19歳となればこれくらい純粋なのだろうか。大河で女装というと碌なことじゃないのを証明。現在にも至る三種の神器。これと帝がいればそこが都になる、といったのは平家。フィクサー兼家満面の笑み。夫に毒を盛られ不正なやり方で息子を帝位につけることになった詮子の想いたるや。定子は完全にとばっちりだな。(11)まどう心兼家の計画により花山天皇が退位し、為時は再び官職を失うこととなった。まひろは左大臣家の娘・倫子に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴するが。一方、東三条殿では道隆の嫡男・伊周らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた。花山院の強い呪詛を退け一条天皇即位。お互いの思い人が同じとも知らずコイバナし合う倫子とまひろこわいこわいこわい。いつかは現れる正妻の存在に怯えるまひろ=紫の上そしてその心配はどちらも現実に。道長の変化に気づく公任。いつぞやの打球の際に公任たちの正妻とそれ以外の妻についての発言に傷つきながらも道長だけは違うと思っていたのに今回政の頂に上るためにやはり同じ決断をしたと知りショックをうけるまひろ。(12)思いの果て道長の妾になることを断ったまひろ。為時が官職に復帰する目途もなく、生計を立てるためにまひろの婿を探すことを宣孝が提案する。その頃、まひろと決別した道長はかねてから持ち上がっていた倫子との縁談を進めるよう兼家に話す。一方、姉の詮子(吉田羊)は、藤原家との因縁が深い明子と道長の縁談を進めようと図るが。亡くなる前に出家を果たす為時の妾。源氏物語では女三宮も空蝉も朧月夜を出家し、紫の上は何度も出家を望みながら源氏に阻まれる。悩み多きこの世から逃れたいのは主に女性だった。「あれはだめだもう半分死んでおる」宣孝にあっさりケンシロウのような宣言をされる実資。あんなに愚痴をいいまくっていた本妻がなくなりただいま絶賛妻募集中。あったかもしれなかった紫式部との縁談だが紫式部の時間は夫に尽くすことに専心させられ名作はうまれなかったIF。皇太后・摂政ときて本丸の娘に泣き落としされ本妻の一睨みに敢え無く陥落する人の良きパパ源雅信。勉強の回に恋敵まひろがいることをまだ知らない倫子。今日も小麻呂ちゃんグッジョブ。明子は夕顔に嫉妬して生霊となる六条御息所のモデルかと思いきや兼家リベンジに燃え、藤原にすりよろうとする兄よりも骨太な女性だった。瀧内公美 さんの目力がすごい。決意していったにも拘わらずドラマ常道のタイミングの悪さで思いとは裏腹の事を告げずにはいられなかったまひろ。何もいわずとも姉の想いを察する弟と異母妹のひととき。(13)進むべき道4年が過ぎ、道隆の娘・定子が、元服してわずか20日後の一条天皇に入内する。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、兼家の後継争いが始まろうとしていた。一方、為時は官職を得られず、貧しい暮らしが続くまひろ。ある日、さわと出かけた市で揉め事に巻き込まれる。文字が読めずに騙された親子を助けようとするまひろだったが。 確かに大ベストセラーを生むことは識字率アップにつながりますね、源氏物語のような。好きなものを定子に聞かれて一番に母上が出て来る一条帝。それが故に後の定子との別れも。少年といってよい年頃なのに利発そうな顔。中関白家に無事権力が移譲されたのを見届けて去る兼家。不満を募らせる道兼。目標に向かってぶれない道長。女房たちにかしずかれて入内する定子。忘れたと思った頃に元カレと出会う少女漫画設定。しかも彼の家で妻に『彼には他に女がいたの→もう一人の妻ね』と言われごまかしてきたばかり。さあこの先どうなるのぷちクリフハンガー。皇太后の帝と定子を見る目がかつて帝から徹底的に冷たくされた自分を鑑みて『自分たちもこうありたかった』という目なのか10代にして既に母から妻にはしごをのりかえようとしている息子を複雑な感情で見ているということなのか。台詞がないだけにいかようにも取れますね。(14)星落ちてなお仕え先を探すまひろは、土御門殿からの帰りに道長と鉢合わせてしまう。久しぶりの再会だったが。ある日、兼家は道長らを呼び、道隆を後継者にすると告げる。道兼は納得がいかず、激高する。やがて兼家が逝去。跡を継いだ道隆が摂政になり、独裁を始める。一方まひろは、たねに読み書きを教えていたが、厳しい現実が待ち受けていた。道隆後継者宣言にたまらず今まで自分がやった汚れ仕事を暴露する道兼。驚きまくる道隆と「あーあ言っちゃったよ」道長。「お前はこれからも汚れ仕事を」兼家から必殺仕事人認定され憤る道兼。一条天皇と仲睦まじい定子。兄伊周も順当に出世するも皇太后の冷遇だけが悩みの種。そしてそれはこの後も続く。「都会にいないと時代から取り残されそうで」ヤンママ清少納言夫と強引に別離宣言し女房仕えを未来のライバルまひろに話す。「自分のために生きたい」は当時進んだ生き方だったのでは。(15)おごれる者たち道隆は、強引に定子を中宮にし、詮子を内裏の外へと追いやった。二年後、一条天皇は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。伊周らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始める。道長は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろは、さわと近江の石山寺へと出かける。そこで思いもよらない人物との出会いが。一条天皇最終形態♡ リアル頭中将公任登場。源氏物語では源氏の盟友であり義兄。道長→光源氏と考えるとこの先を示唆しているのでは。青海波舞はあるのか。「わたしは日記を書くことで、己の悲しみを救いました」先輩エッセイストから書く意味を教えられて後に源氏物語を書くまひろ。さわとまひろを間違えるのは源氏物語の空蝉と軒端荻エピソードかな。神聖な寺で夜這いする道綱。もう次回で280段『香炉峰の雪いかならむ』があるんですね。あなたに言われたから今日は清少納言記念日と詠みたくなるききょう。(16)華の影石山寺からの帰路、まひろは思いかけず、さわを傷つけていることを知り落胆する。宮中では、後宮に伊周や弟の隆家らが集い賑わう中、詮子が現れる。一条天皇らが緊張する中、伊周は…その頃、都で疫病がまん延していた。ある日、たねがまひろを訪ね、悲田院に行った父母が返って来ないと助けを求める。悲田院でまひろが見たのは。来ました香炉峰の雪いかならむエピソード。息の合ったこの主従を見よ。清少納言ややドヤ顔でありいとおかし。道長もいいが帝もいい絶賛憧れ中達筆行成。道長の娘の入内の可能性に言及する公任。その気のない倫子。がっちり帝を囲い込む中関白家。道隆とは一線を引く道兼。悲田院で再会するまひろと道長。これもまた少女漫画的展開。ヒロインまひろをお姫様抱っこして実家に運ぶ道長。くーかっこいい。「殿のお心には、わたしでもない、明子さまでもない、もう一人の誰かがいるわ」からの(笑)が怖すぎる倫子様。受けて立つわ感が溢れております。(17)うつろい一命をとりとめたまひろ。乙丸から道長が夜通し看病してくれたことを知らされる。道長は民を救うべく疫病患者を収容する小屋を建てようとしていた。その頃、道隆は体調を崩し衰弱し始める。定子は兄・伊周が関白に準ずる職につけるよう一条天皇に働きかける。対する詮子は。そんな中、意外な人物がまひろを訪ねてくる。疫病が蔓延しているのにリモートワークできないと嘆く大臣達。他方リモートワークで次々と貴族を説得する詮子。自ら進言した年号のつく長徳の変で中関白家が徹底的に没落することを知らず横暴な関白ではなく愛妻家として逝く逝く道隆。共闘に喜ぶ道兼。大臣達の噂話に自覚を持ち始める帝。葬式帰りにふる塩のように自分に呪をかける夢枕版ではなくどこまでも職業人陰陽師の晴明。入内させる娘を生むよう明子に強要する兄と皇子を生むよう定子に強要する道隆。当時命がけの女性の妊娠を何だと思っている男たちよ。(18)岐路道隆の死後、一条天皇が次の関白にと命じたのは道兼だった。道兼は民の為によい政をと奮起していたが、関白就任の日に倒れ、七日後にこの世を去る。その頃、為時の屋敷にききょうがまひろを訪ねてくる。次の関白は伊周か道長かで内裏では話が持ち切りだと聞かされ。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと。せっかく政権を取ったのにわずか数日で亡くなった道隆と道長に挟まれた不運な次兄の人生をここまで深く掘り下げたのは初めて。源氏物語主人公も皆自分の悪事におののき因果応報を思いながら去っていく。妹を生むと自分を売り込むことと息子を生むことしか言わない平安兄ズ。(19)放たれた矢道長が右大臣に任命され公卿の頂点に。これを境に先を越された伊周との軋れきが高まっていく。一方まひろは、ききょうのはからいで内裏の登華殿を訪ねることに。定子との初対面に緊張する中、一条天皇も現れ。ある夜、隆家は、女に裏切られたと落ち込む伊周を強引に女の家へ連れていく。これが大事件へと発展することに。幼い頃遊んで貰った伯父として多少気安くしつつも関白になりたいかストレートに聞く一条帝とストレートを打ち返す道長。合議制で政をやっていく宣言。源氏物語で桐壷帝のもとへ向かう桐壷更衣に対して仕掛けられた意地悪のオマージュ。清少納言が紫式部の就職あっせん。今後立場が逆転しても友情は続くのか。 斉信の妹がいずれも美人ぞろいである事から引き起こされる長徳の変。書写山で猿を共に読経生活を送れなかった花山院らしさがもたらした事件であるとも。ラブレター代返で内裏の裏事情に通じる行成と出世街道を諦め趣味に生きる宣言の公任。まだ出世を諦めていない斉信。道がわかれゆくF4。(20)望みの先に為時が淡路守に任命され、惟規、いとも大喜び。しかしまひろは、宋の言葉を解する父は越前守の方が適任だと考え。一方内裏では、花山院の牛車に矢を放った一件で、一条天皇が伊周と隆家に厳しい処分を命じた。さらに、定子は兄弟の不祥事により、内裏を出ることを命じられる。絶望のふちに立った定子は。斉信の妹の所に通う顔も知らない浮気男を脅かすつもりが院を狙ったことにすれば一挙に兄弟を追い落とすことができると嬉しそうに語る斉信。望まなかったとはいえ出家姿でも女性の元に通っちゃう院。 カンペで越前守になってしまったが宋言葉がからっきしで母親が聡明な源国盛と宋の言葉が達者なのに今一つアピールが足らなかった為時。しかしここから大逆転。平安期を代表するエッセイストと作家が学芸会みたいなやつしで二条宮を探索し定子落飾を目撃。ちなみに道長の前で安倍晴明が四股を踏んでいましたね。相撲でお馴染みですがもともとは悪者を踏み潰すという意味。呪詛の件は詮子の自作自演だから倫子はうちうちのことに、と敢えて道長に言ったのか。しかし既に事は検非違使に伝わり証人までいる。この二人を横から映したショットがとても美しかった。(21)旅立ち定子が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周を実資らが捜索し、やがて発見するが。定子を守ることができず落胆するききょうを励ましたいまひろは、中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスする。越前へ旅立つ日が近づき、まひろは道長に文を送り。道長に自分からチューして熱い夜を過ごして新天地にやってきた積極的ヒロインまひろ。言葉を解するとわかって宋人が群がる為時からカメラが遠ざかり様子を見ている周明。気になる引きですなぁ。燃える二条第で自ら死のうとする定子を助けにきたのは王子様ではなく清少納言だった。定子ただ一人を慰めるために過ごした春夏秋冬の日々を綴るききょう。千年を超えて万民が知る名文誕生。GWに行ってきたばかりです。逆方向から来られた外国の方が裸足で歩いてました。台風で倒れてしまった松も沢山あったとか。GWに越前旅行行ってまいりました。いい所ですよ。(22)越前の出会い敦賀の松原客館に立ち寄ったまひろと為時は、宋人の朱、通事の三国らに迎えられる。浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周明と出会う。その夜、国守を歓迎する宴が行われ、まひろは皆と楽しいひと時を過ごす。翌日、越前国府に到着し、大野、源光雅に出迎えられるが、為時は早々に激務で体調を崩してしまう。医師として現れたのは。なんだこのここから新しい物語が始まるかのようなボーイミーツガールは。BGMもヴィヴラフォンみたいだし。美男美女カップルのラブストーリー始まる(違う)ほぼ台詞なしの松下洸平 さんがずーっとまひろを見てるのね。国司は任期が終わればいずれ都に帰る身なんだから、妙にやる気を出さずに賄賂=うまみだけもらって口出しせず地元の者に任せておきなさいよ、とやんわり釘を刺される為時。明子に愚痴を言う道長。二人のBGMはアンダルシア地方のギターみたい。羊肉は唐の時代も渾羊没忽があったり中国のごちそうですね。父を亡くし兄弟が失脚し母の実家にも力がない孤立無援の姪定子にすがられ帝に妊娠の一件を話す道長。地位ゆえの柵に縛られ苦悩する人間・一条帝。日本語が流暢だったの周明さん!びっくり!というところで次回。周明とのラブストーリーが始まりそうなところで宣孝殿予告に登場。(23)雪の舞うころ朱は三国を殺していないと日本語で主張する周明に驚くまひろと為時。周明が連れてきた下人が、光雅に朱が殺したと言えと脅されていたと証言する。ほどなくして解放された朱は、為時だけに越前に来た本当の狙いを語り出す。一方で周明も、まひろに自分の過去を語り出す。ある日、宣孝(佐々木蔵之介)がまひろと為時に会いに越前にやってきて。 皆さん火サス?チャンネル間違えた?と思っているかもしれませんが合ってます。大河ドラマです。通事を殺したのは誰?名探偵周明の平安ミステリ帖(違う)。宣孝様プロポーズモードですか。あれ?今度は教育テレビ?周明の中国語講座が始まってしまった(笑)。 火サス→中国語講座→男女の恋→宮中陰謀劇→日宋スパイ大作戦とめまぐるしく色を変えた本話。表向きは淡泊ながら裏では安倍晴明と通じていた三条天皇とまひろを利用しようとたくらむ二つの国の狭間で置き場のない周明。今日は宣孝様の目の演技が素晴らしかった。こちらは史実を知っているのでいつプロポーズするのだろうと思っていたらライバルには牽制&コスメプレゼント(書物の匂いに振られる)「お前といると違う世界が見える」&直球プロポーズと全て目の表情が違う。為時不在も狙ってのこと。「私はあんなに夫に熱烈に愛されたことがない」と嘆く藤原詮子。父兼家があからさまに「もう跡継ぎがいるんだから引退しろ」とばかりに毒を盛ったりしなければストレートな愛情が通じて幸せな夫婦になれたかも。愛を知らぬ詮子。(24)忘れえぬ人宣孝から求婚され、さらには、周明からも一緒に宋へ行こうと誘われるまひろ。しかし、心の内には道長が。一方内裏では、一条天皇が定子と生まれた姫皇子に会いたい気持ちを募らせていた。詮子は一条の願いをどうにかかなえてあげてほしいと道長に懇願する。行成の案で、内裏の外で会えることとなったのだが。「一度髪を下したにもかかわらず後宮に上がるなんて」周囲から忌避され非難されればされるほど燃え上がる二人の恋。まさに源氏物語の桐壷帝と桐壷更衣であり源氏と藤壺宮である。前話から続くロマンス詐欺の顛末。周明の葛藤を見抜く朱。絶対に嫉妬することがないから宣孝と夫婦になるというまひろ。ある意味正しい相手を選んだのかも。病に倒れると大赦を行う。菅原道真公の時もそうだった。元凶なのに全然反省しておらず土産を持参する隆家。父の日に時のお方との生々しい恋愛を為時にプレゼントするまひろ。まひろのどんな言い分にも返しがきまる宣孝。(25)決意越前の紙の美しさに心躍らせるまひろ。その頃、まひろのもとには宣孝から恋文がマメに届いていた。為時からの勧めもあり、まひろは都に戻り身の振り方を考えることに。道長は、定子を愛しむあまり政が疎かになっている一条天皇に頭を悩ませていた。そんな中、晴明の予言通り、次々と災害が起こる。そこで道長は。 妻の元カレ&自分の上司の道長へ叙任のお礼言上と共に「君の元カノ僕が妻にしたから」と大人げない表情で宣言する宣孝が可愛すぎる。なんだこの生き物は。元カレが祝いの品を送ってきたものの何だよ代筆かよ、とこちらも少しフテ気味の元カノ。以前居貞親王に「中宮の産んだ子が天皇になる」と予言した安倍晴明。居貞親王は定子か?と思ったがいやいやここから一からくりしでかすんですよね道長が道隆のやったことを覚えていて。しかし予言は確かだな晴明。推し定子のためにだけ作った私家版が伊周に「これをもっと広めよう」と中宮礼賛のプロモーションツールに格上げされてしまう。清少納言は戸惑っていたが結果的にこれが枕草子を世に広めることに。(26)いけにえの姫災害が続く都をまたも大地震が襲った。まひろは、夫となった宣孝の財で家を修繕し、生計を立てていた。道長は、安倍晴明から、この天変地異を治めるためには道長の娘・彰子を入内させるしかないと進言される。心労から体調を崩した一条天皇は、譲位して定子と暮らしたいと行成に相談。それを聞いた道長は。フツーならば若い妻をもらって脂下がっているいやらしい中年男のはずだが 佐々木蔵之介 が演じるせいでそうならない。道長が見たら憤死しそうないちゃいちゃが始まっているぞ。気前のいい宣孝に喜びつつも、貧しい子供たちへの施しを嫌ったりトロフィーワイフ扱いされて怒るまひろ。玉鬘を手に入れて浮かれている髭黒の大将が北の方に灰を浴びせられるシーンのオリジナルはここから。一度出家した中宮を内裏に入れて熱愛する天皇。止まぬ天変地異に常ならぬ寵愛ぶりが原因とされるのもむべなるかな。二人はただただ愛し合っているだけなのに。父の命ずるままに入内するまるで意思の感じられない藤原彰子がやがて定子をしのぐサロンの主催者となりまひろと縁をつなぐことを誰も知らない。娘を案じる道長に対して国の行く末を案じる安倍晴明がかっこいいぞ。(27)宿縁の命石山寺でばったり出会ったまひろと道長。思い出話に花を咲かせるうちにふたりは。そして季節がかわり、道長の娘・彰子が入内し、その6日後に定子は皇子を出産。一条天皇の気持ちはますます定子と皇子へと傾く。道長は晴明に相談を持ち掛けると、とんでもない提案をされる。一方、まひろは懐妊が発覚し、宣孝は喜ぶが。夜這いかけたり密会したり皆神聖な寺を何と心得ているのだろう。去って二人とも振り向き抱き合うのがもろ少女漫画。戻ってくる時の半べそ道長が三郎の顔。一夜の出来事で大弐三位爆誕。浮気騒動で株を下げても疎遠な時期のまひろの妊娠の結果をどーんと受け止めてまたもや株をあげてくる宣孝様は睡眠時無呼吸症候群?早く亡くなる暗示か。 顔を赤らめそうな閨房話を聞いても美しき花を見ても何事にも反応が鈍い女三宮彰子。帝の「年寄で済まぬ」にも気の利いた答えが返せずもどかしい道長。安倍晴明が星占だけでなく道長を陰で動かすフィクサーのような役割をし始めたぞ。夫を愛して拒絶され、息子を愛してまた拒絶される悲劇の人詮子。父に最も似た権謀術策に長けた性格ながら家族からの愛には恵まれなかった悲劇の女性。(28)一帝二后年の暮れ、まひろは道長との子を出産。宣孝は子を賢子と名付け、約束通り我が子として育て始める。一方、道長は入内させた娘の彰子を中宮にし、定子と后を二人にする「一帝二后」を、国家安寧のためにもくろんでいた。詮子や行成が一条天皇の説得にあたるが、当の彰子が一条天皇の心を捉えられる気配はなく。やけに宣孝似を強調する弟惟規。もしかして気づいてる?赤ん坊の賢子に蒙求を教えるまひろ。明子の子供たちも蒙求を唱える。倫子も出産が多いが生き延びる。しかし定子は三度目の出産で息絶える。この頃の出産は命がけであったことがわかる。 政略結婚にもかかわらずラブラブだった一条帝&定子。源氏物語桐壷帝と桐壷女御のモデルでもあり定子は若い妻女三宮を後から迎える源氏の仕打ちに耐える紫の上でもある。光る君どころか人生さえも“仰せのままに”の藤原彰子。一条帝との受け答えからも鈍ではないがまだ覚醒前。源氏物語と出会ってからの覚醒後が楽しみ。葵上と六畳御息所対決みたいだった明子VS倫子対決。“動かせないから看病よろしく”といいながら明子の握っていた手をすっとはずす倫子。お互いプライドがあるのでキャットファイトはやらない。源氏物語には夕顔や葵上など相手を取り殺す生霊が登場するがまひろは道長を現世に連れ戻すいい生霊として登場。このエピを本人から聞いていれば源氏物語にもいい生霊が登場したかも?(29)母としてまひろの娘、賢子は数えの三歳に。子ぼんのうな宣孝に賢子もなつき、家族で幸せなひとときを過ごしていた。任地に戻った宣孝だったが。まひろを案ずる道長は、越前国守の再任かなわず帰京した為時に子の指南役を依頼するが、為時は断ってしまう。一方、土御門殿では、詮子の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われていた。しかし、詮子の身体は弱っており。母として妻として夫と子を愛したかったのに夫には藤原兼家の娘としか見られず子には操り人形扱いされたと責められる詮子。世間には皇太后として国母としてこの世の栄華を手にしたと思われたが欲しいものは何一つ得られず忠実な弟だけが残った。亡き定子の思い出が詰まった枕草子を愛おしそうに見つめる一条帝。「中宮様には影はなかった」華やかで美しい定子だけを書いた枕草子に比べ人間の影の部分-嫉妬も殺意も悪意もある源氏物語を書き始める、母が殺される人の悪意を目の当たりにしているまひろ。道長を呪詛したにも関わらずその呪いは詮子のもとへ?しかし詮子が最後に願ったのは伊周の復権。人の運命は思いとは逆の所に転がっていく。月を見上げる三人は確かに家族だった。母として就職先見つけなさいと父をたきつけるまひろ。敦康親王の養母となった彰子。母として穢れをつけるまいと一条帝を退ける詮子。彰子を気遣う倫子。それぞれの母の物語。この二人もお互いの光る君となるのか。もうひとりの藤壺中宮と光源氏。(30)つながる言の葉夫の死から三年、まひろは四条宮の女房達に和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていた。ある日、そこに歌人のあかねがやってくる。自由奔放なあかねに、どこか心ひかれるのだった。その頃、宮中では「枕草子」が流行していた。「枕草子」を読んでは亡き定子を思う一条天皇。道長は気をもみ、安倍晴明に相談すると。髭モードF4。やけにロックなBGMの元焼き鳥喰ってるF4が仕事帰りに飲み屋で一杯のサラリーマンに見えてきた。作家ともいえぬような物語を紡ぐ女性まひろのことを聞かされる道長。 定子の忘れ形見と遊んで帰るだけの一条天皇。「彰子は自分を見てくれない」という帝にあなたが彰子の視界に入ってくれと踏み込んだことを頼む倫子に目をむく道長。 第1回ファーストシーンに登場した晴明も遂にこの世を去る。雨乞いシーンは夢枕獏作品にも登場。結構体力消耗するんですよね。道長の10年の寿命と引き換えに現代社会に通じる熱帯夜を終わらせる貫禄の陰陽師晴明。現代社会で女子が着ているシースルールックの走りをまとう和泉式部。次回枕草子と並び冒頭を古典授業で覚えさせられた源氏物語誕生。(31)月の下である日突然、道長がまひろを訪ねてくる。道長はまひろに、一条天皇に入内するも、相手にされず寂しく暮らす娘・彰子を慰めるために物語を書いてほしいと頼み込む。しかし、真の目的は…。一方、宮中では年下の斉信に出世で先をこされた公任が参内しなくなってしまった。事態を案じた斉信が公任の屋敷を訪ねてみると、思いがけない人物と遭遇する。今ちょっと書く気になれなくて力不足だし、とスランプ気味の作家未満まひろを説得にかかる編集者ならぬスポンサーの道長。ただこの時は源氏物語ではなく念頭にあったのはかささぎ語り(七夕にまつわる話?)。隅に置けぬ実資どののBGMがどうしようもなくムーディで平安時代らしからぬ(笑)いつもメインテーマは鍵盤楽器で物語が動くときに流れるがアヴァンタイトルでは弦楽器で奏でられ物悲しい。なぜに?明子に「内裏で子供たちが争うことはならん」という道長だが源氏物語では弘徽殿の女御がバチバチに桐壺更衣の忘れ形見光源氏をライバル視して大変なことに。 中宮様をお慰めするためライトノベルを書いたまひろだが道長への事情聴取で実は真の読者は帝と知り物語の内容をごっそり変えてしまう。それには徹底した取材が必要。たった一人に向けて描いた小説がその後世界を魅了する大河小説になるとは。かつて別々に月を見ながらお互いを思った夜もある。道長といえば「欠けたることのない望月」と月は吉兆というイメージだが今作では直秀を偲んだり月に行ったかぐや姫を語ったり欠落・喪失のイメージがつきまとう月。まひろに源氏物語が降りてくる瞬間を色とりどりの紙が落ちてくる描写で描く。まさに降臨。美しい。源氏物語初稿(この後推敲するので)の読者道長。散々取材されたのでモデルがすぐにわかってしまい帝に怒られるんじゃないか?と不安になる道長はこのあと知らず娘との対面を果たす。枕草子と源氏物語そうとも知らず当代を代表する、日本を代表する名作の読者になる一条天皇。 定子が脇に追いやられる中で夜彼女の光だけを照らす枕草子を描くききょうと昼日中宮廷の光も闇もある源氏物語を書くまひろ。昼と夜明と暗の対比。(32)誰がために書く道長の思惑通り、一条天皇はまひろが書いた物語に興味を示す。そこで道長は、まひろに道長の娘・彰子が暮らす藤壺へあがり、女房として働きながら執筆することを提案。狙いは、一条天皇が物語の続きを読むため、藤壺へ来ることを増やし、彰子との仲を深めるきっかけにすることだ。まひろは道長の提案に戸惑うが、父・為時に背中を押され。幼いながら夫の身を案じ養子を先に逃がしていたと知りちょっと彰子に心が動いた一条天皇?一方かっこいい男子が火の中自分を助けに来るのは少女漫画の王道。火事を譲位の理由にしたい居貞親王。平安にもいた 美川憲一「もっと端っこ歩きなさいよ」ならぬ「あんた端っこ寄りなさいよ」一条天皇の定子への寵愛を糧にのし上がろうと画策する伊周。この年にしてはかなりの高齢者として亡くなる安倍晴明。道長の未来が明るいものであると明かしながら「光の強い所には影ができる」と警告も。須麻流の上ですばるが光る晴明の最期。誰かに気に入られるために書こうとすればその度に内容がぶれてしまう。だから自分の書きたいことを書く。フィクションといいつつノンフィクションの主人公が当て書きされてるとわかるくらいに特徴をとらえた策謀あり、恋愛ありの源氏物語はこうして延々書き続けられることに。 公任復帰を喜ぶF4なのですが身分を何度も衣装をおさえながらいうシーンは小学校生徒が成績を自慢するみたいで笑っちゃいました(33)式部誕生道長に頼まれ、まひろは彰子が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇の命で除目の儀に復帰した伊周が不穏な動きを見せ始めていた。数ヶ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると。山の上ホテルに缶詰めになっても名作が書けるわけではありません!と左大臣に懇願されても出社4日で出戻る藤式部。中将の名前があったので頭中将との青海波の件?初めて藤式部に自分の好みの色を話す彰子。若紫の絵巻の如く二人の初めての出会いを扇にする道長。こういうとこモテるだろう笛も踊りも一通りできる光る君は一条天皇がモデルだけど藤壺と幼き光源氏は間違いなくこのカップル。この二人の不倫劇(フィクションだけど)をこの先一条天皇は読まされるのか…。 武力イコール悪と維衡の除目を拒否するもなぜか覆される。維衡の系統から現れ武家の最盛期を築くのはあの平清盛 であることを考えると武力を認めるべきではという藤原隆家の助言もあながち間違いではない。隆家は後に刀伊を撃退する戦う貴族である。自分をモデルに下品な(Byいと)小説を書いて!と怒らず小説の魅力を認めて皆の前で褒める器量のある一条帝。少年帝から大人の時には左大臣とも衝突する成長ぶりを見せる。(34)目覚め興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態。道長は事の収拾に奔走する。一方、まひろは物語を書き進め、宮中の話題を集めるが、狙いである一条天皇と中宮・彰子の関係は深まらない。道長が熱望する彰子の懐妊はほど遠く、さらに都で病や火事など、不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代のある決断をする。そんな中、天皇がまひろを訪ねてきて。曲水の宴。中国で言う所の上巳節。もともとは水辺で身を清める禊だったが謂れのあるものを流すようになり日本ではひな祭りに転じる。すっかり叔父さんで髭濃くなりながらも麗しいF4。「愛しいあの人とずっと一緒にくらしていたらどうなっていたかしら?」自分が叶えられなかった人生を若紫に託すまひろ。しかし後から正妻がやってきて嫉妬に苦しむ図は自分の人生を投影。道長の嫡子頼道登場。いわぎみには負けたけれど真面目でよい子に育っている。色欲全てを捨てなければいけないと言われてためらうも父と共に御嶽詣へ。しかし国のトップとその嫡子が旅に出て都を離れるというのは平和だったのだな。彰子の影響なのか定子の兄伊周よりも叔父道長になつく敦康親王。それなのに道長は後に非情な決断を下すのか。(35)中宮の涙道長は中宮・彰子の懐妊祈願のため、息子の頼道と共に御嶽詣へ向かう。しかし険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる。その頃、まひろの書く物語に興味を持った一条天皇が、まひろに物語の真意を尋ねては、自身の境遇を重ね。さらにまひろは彰子の本心を知り。山道を歩くのには明らかに不向きなお召し物で頼る者は文字通り命綱。どうやって宣孝様は御嶽詣を成功させたのか?斎院に忍び込んだ惟規。とっさに借り歌で窮地を脱する調子のいい弟くん。朝顔の姫君との恋のモデルになるか。いいルックスで佇む伊周(絶賛悪だくみ中だけど)。定子の死後酒を断つ伊周と花山院にヒャッハーで弓を射て以降兄を罪人にしないために奔走する隆家。道隆亡き後没落したとはいえ兄弟仲は良い中関白家。葵の上死後49日を過ぎて予告なく紫の上を妻にして翌朝彼女を号泣させる光源氏よりよほど彰子に丁寧な光る君一条天皇。時折雪を見ていたのは定子を思い出したのか。御嶽詣で大変な思いをしたことがやっと報われる道長。夫一条天皇は夕顔を殺した生霊の解釈を聞き妻彰子は紫の上を光源氏とくっつけてとストーリーに物申す。作者が身近にいるといろいろできるパワー夫婦。(36)待ち望まれた日一条天皇の中宮・彰子がついに懐妊。宮中が色めきだつ中、まひろは彰子から、天皇に対する胸の内を明かされる。一方、清少納言は、まひろが道長の指示で物語を書いたことを知り、伊周にある訴えをする。出産が近づくにつれて不安を抱える彰子に、頼りにされるまひろ。他の女房らに嫉妬されつつ、道長から新たな相談を受け。呪縛の君花山院死す。享年41歳。彼と三条天皇で冷泉帝の皇統は絶え両統迭立がなされる。人気連載源氏物語を書きながらパトロン左大臣のリクエストで中宮様出産ルポルタージュを依頼された藤式部。無礼講でいい気になった公任からは「若紫みたいな女性はいない」と言われ久々に昔のまひろらしさを発揮。定子への変わらぬ愛を持ち続けると信じていた帝の心変わりをまひろが後押ししたと知って顔色がかわるききょう。物語と聞けば自分にアドバイスしたあの話か!とすぐにぴんとくる。彰子の女房達の華やかな装束に比べ鈍色のききょう。優秀な陰陽師安倍晴明がお隠れになり憑坐がめっちゃ元気に動き回り阿鼻叫喚の彰子出産日。あやうくホラー映画になるところ。伊周陰陽師の素質があるのか怨念が強いのか。しっかり父と母の顔になっている一条帝と彰子。見上愛 さん明らかに前回と演技を変えてきている。敦康親王をバックアップするという言葉は建前ではなくこの後本気で父と闘うゴッドマザーになる。道長に気を使いすぐ親王宣下した一条帝。史実では道長のこの言葉に起こって席を立ったことになっている倫子だがドラマでは藤式部と道長の相聞歌めいたやり取りがきっかけに。彰子宿下がりをきっかけに妻妾同居生活になりニアミスが続いて気が緩む道長。藤式部は彼が来る度若干目が泳ぐ。(37)波紋中宮・彰子が一条天皇の皇子を出産し、まひろと道長は喜びを分かち合う。そんな二人の親密さがうわさになる中、彰子がまひろの書いた物語を冊子にして天皇への土産にしたいと言いだす。そこでまひろを始め、女房たちが力を合わせて豪華本を制作することに。一方、新たな皇子の誕生により、伊周らの思惑が外れ、皇位継承を巡る不穏な気配が漂い、内裏で事件が起こる。赤染衛門は見た!のアヴァンタイトルはあっさり追及をやめ「お方様を傷つけないように」と釘を刺すにとどめる。さあ源氏物語の豪華すぎる同人誌づくりが始まるよ!久々の小麻呂登場に癒される。宮中での宴の様子を面白おかしく幾分中宮の出産日誌を任されたことを誇らしげに語るまひろにやや引き気味の実家。賢子は娘を置いて仕事に出てお母さんずいぶん楽しそう!私の事なんかどうせ忘れているんでしょう呼ばれれば行くし!と激おこモードに。三十三帖で頂点を極めた光源氏。しかしまひろが意味ありげに「罪と罰」と書いたようにここから運命の女性女三宮が現れ自分が成した事の報いを受け恐れおののき最愛の紫の上は…という因果応報の物語が始まる。鬼やらい=疫病を追い払う儀式 夢枕獏 陰陽師 にも登場。やっぱりそうですよね。私も直秀の再来をもくろんでいるのかな?と思いました。かつて直秀と恋に落ちかけたまひろの娘賢子はやはり遺伝で彼に惹かれるのか。いいかげんに誰か伊周に「あなたの呪詛はききません」と言ってやってほしい(涙)。道長が自分の孫を天皇にと野望を明らかにしたその時に藤式部が光源氏の因果応報の物語を書き始める。世のためでなく自分のために動き出した道長を止められるのか。(38)まぶしき闇まひろの元にききょうが訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける。その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長から新たな提案を受け。一方、中宮・彰子と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するが。物語としては源氏物語を評価しつつ枕草子を消す目的で左大臣に命じられた事がゆるせないききょう。クリエイターとその作品を政に利用されるのは許し難し。しかし権力者によって作品が広められる時代であった。 嬉しそうな顔で不義・密通・出家などと先のプロットのキータームを書いていたまひろ。これから光源氏は栄耀栄華とひきかえのまぶしき闇を引き受けていくことに。呪詛は成らなければかけた本人に戻ってくる。映画版 陰陽師 道尊の如く目の下の隈がすさまじいことになっている伊周。かつて定子のいた宮中で美男子の名をほしいままにした自信家が歯車が狂ってどこまででも闇落ちしていく。藤壺の人気者候補としてまひろに呼ばれた和泉式部が出来立てほやほや和泉式部日記を渡す。恋多き女性にかかれば頼通も掌の上で転がされる。桐壷を読んで敦康親王と彰子を見て「やばいぞこれは」と考える道長。定子と一条天皇も最初は同様であり決してフィクションで片づけてはならない話ではない。藤壺のボヤ騒ぎも敦康親王を追い払うための謀では。(39)とだえぬ絆中宮・彰子が二人目の皇子を出産。次期皇位をめぐり公卿たちの思惑が交錯する中、道長(柄本佑)は自身の血を引く天皇の誕生を意識し始める。そして道長と敵対していた伊周の体調悪化の噂が宮中で広まる。一方、帰省中のまひろが久々の家族団らんを楽しんでいると、賢子の父親が道長であることを、惟規が為時にバラしてしまう。真実を知った為時は「香炉峰の雪はいかならむ」最も幸せだった頃の記憶に包まれて伊周逝く。「人に追従して生きるよりは出家せよ」鶏口となるも牛後となるなかれ派の伊周の教えを自分なりに守る嫡男。肝心な人が知らなかった賢子の父。まひろの実家の幸せも一瞬。かつての宣孝→まひろのように姪賢子の裳着を済ませ赴任先で亡くなる惟規。紫式部が姉だったから光る君ほどとはならなかった歌の才はあった。お忍び逸話が残る茶目っ気のある弟逝く。 「源氏物語が効きすぎだ」と文句を言う編集者&パトロン道長。「虚構に過ぎない。気にしすぎているのは貴方では」と反論するまひろ。しかし髪をみずらに結った敦康親王確かに藤壺宮を慕う光源氏デジャヴだ。(40)君を置きてまひろの書く物語が相変わらず宮中の話題になる中、一条天皇が体調を崩し、不穏な空気が漂い始める。中宮・彰子の前では、気丈に振る舞う天皇だったが、道長の元に、占いによる不吉な予兆が報告されたことで、次期皇位を巡る公卿たちの動きが加速する。まひろが天皇の容態を心配する彰子に付き添っていると、道長がやってくる。そこで彰子は道長に対して感情を露わにして。敦康親王東宮が順当であっても有力な外戚がいなければ成り立たないと清和帝の例を出して一条帝に進言する行成。文徳帝の第一子惟喬親王は更衣の紀静子の子であり敦康同様寵愛されたが良房の圧力に負け孫の清和帝が即位。承和の変など生臭い事件もあった。見舞いに来ているが御簾の外から笑顔がダダ洩れの居貞親王改め三条天皇。25年の一条朝を終えやっと自分の時代が来ると意気込むが彼もまた道長と対立していく。 将来のゴッドマザー彰子と対立していく左大臣にして父道長。政は自分が行うと宣言し望月の時代が始まる。清少納言紫式部の活躍する宮廷サロンを作り上げた彰子と定子二人の后を愛し民を思って薄着を心掛け良い政を目指した一条帝崩御。まだ息のある帝の傍らから三種の神器が運び出されるシーンは残酷であった。まひろがもし直秀と結ばれていたら…というターンなのかなこの次世代カップルは。(41)揺らぎ即位した三条天皇と道長の間では、早くも水面下で覇権争いが始まろうとしていた。道長の息子たちの序列争いも表面化し。その頃、まひろは天皇を失った悲しみに暮れる彰子を慰め、和歌の会を催すことに。すると、招かれていないききょうが現れる。さらにまひろの実家では、娘の賢子と若武者・双寿丸が仲を深めはじめ。東宮歴が長かっただけにあれこれと策を練り一条帝の息のかかった者、すなわち道長の息のかかった者を排除し果ては道長の息子も利用して自分が望む陣営を作り上げようとする三条帝なかなかの策士。これで健康を保てればもしかしたら藤原の望月の世は来なかったかもしれない。父親に道を阻まれ絶望して出家した顕信。道長自身の人生の望月は欠けていき遂に常に従ってきた行成すら反論される。紫の上の死『御法40帖』まできて56帖も後半戦。出家を許されなかった紫の上と強引に出家した道長の息子。「王家の犬では終わりたくない」平忠盛 平清盛 の足音が遠くから聞こえてくる平為賢の海賊退治。刀伊入寇で一躍名を挙げる。(42)川辺の誓い宮中で、道長と三条天皇が覇権争い。道長は娘・妍子を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子を皇后にすると宣言。そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てる。しかし体調に異変が。一方、まひろは里帰り中に、娘の賢子がケガをした双寿丸を連れているところに出くわし。 情死ではなく一人河へ身を投げるのは宇治十帖のヒロイン浮舟。失敗し生きてゆく姿を描くことで生を放り出しそうな道長を引き留めたかまひろ。紫式部は雲隠で光源氏が亡くなったにもかかわらず、なぜ宇治十帖を書いたのかというアンサー回にもなっている。 結局は父親と同じ一帝二后をやり行成の「やりすぎでは?」という諫めも聞かず三条天皇のパワーゲームに疲れ果て娘は帝のお渡りがないことに荒れ酒に溺れる。全てが思い通りにならない所に雲隠で死という選択肢が提示され気弱になった所に病。本気で喜んでいる実資の娘(笑)(43)輝きののちに三条天皇の暮らす内裏で度々火事が起こり、道長は三条の政に対する天の怒りが原因だとして、譲位を迫る。しかし三条は頑として聞き入れず対立が深まる。その後、道長は三条のある異変を感じ取る。その頃、まひろは皇太后・彰子に仕えながら、源氏物語の執筆を続ける中、越後から帰京した父・為時と再会。さらに娘・賢子から恋愛の相談をされて。 大宰府といえば失脚した貴族の左遷先となった事もあり、都から遠く離れた田舎。本当に妹のように思っていたかはともかく大事な存在だから危ない場所に連れていけないと思う側面もあったのでは双寿丸。賢子の淡い初恋が終わる。“私はこんな権力まみれのあなたを見たくないから大宰府に行きたいと言ったのになぜ離してくれないのか”とほとんどBLっぽい切ない視線に見える行成。道長にとってみれば自分に批判的だからこそ行成は傍に置きたい存在なのであろう。 息子を蔵人頭にしてくれるっていうし道長のやり方はやや強引だ!と立ち上がったがこの後除目でひっくり返されて怒りで墨をする実資がめっちゃツボ。 孫たる東宮の気性と才知を確かめにきたんだろうけどさりげなく隣をキープするあたりまひろに会いに来たとしか思えないわかりやすい道長。(44)望月の夜道長は公ぎょうらにも働きかけ、三条天皇に譲位を迫るも、代わりに三条の娘を、道長の息子・頼通の妻にするよう提案される。しかし頼通はすでに妻がいるため、その提案を拒否。道長は悩んだ末、皇太后の彰子に相談したところ…。一方、まひろは父・為時から予期せぬ相談を受ける。さらに源氏物語の執筆を続けていると、ある決意を固めた道長が訪ねてきて。三人の娘を帝に嫁がせ自らも外祖父として権勢を極めた道長の驕り高ぶった歌と後世に伝えられる #望月の歌 がこれまでまひろと道長が諦めた代償として得た一つの到達点として万感の思いがこみあげる歌になっていた。望月はやがて欠ける。 天上から舞い散る粉といえばまひろと道長が結ばれたあの夜が蘇る。あの日も望月だった。あの日から随分と遠くに来てしまったな、と言いたいような道長の微笑みと涙ぐむまひろ。少女漫画のクライマックスシーン。源氏物語の『紅葉の賀』光源氏と頭中将の青海波シーンへのオマージュ。登場人物全てにおいて光る君がいた。娍子にとっての光る君三条天皇が世を去る。道長と戦い抜いて破れた悲運の天皇。もし体の不調がなければ。無念は残るが自分を愛する人に看取られる幸せな最期でもあった。(45)はばたきまひろの源氏物語はいよいよ終盤を迎えていた。ある日、まひろは娘・賢子から、宮仕えしたいと相談され、自分の代わりに太皇太后になった彰子に仕えることを提案。まひろは長年の夢だった旅に出る決意を固める。しかし道長(柄本佑)の反対にあい、ついにまひろは賢子にまつわる秘密を明かすことに。旅立つまひろを思わぬ再会が待ち受けていた。一方、道長は出家を決意する。 妻の前では「大宰府の船に乗っていけば?」と平静を装ったもののすぐ後に局にやってきていかにも二人になりたい雰囲気を醸し出して賢子を追い払いまひろを渾身の力で引き留める。匂宮と薫との泥沼三角関係から去った浮舟のようにまひろも藤原道長倫子との三角関係から抜け出す。 道長に全て奪われた人生であっても伊周のように呪詛も恨みも抱くことなく短くとも娘と妻との楽しい時間を過ごした敦康親王。道長から出家を告げられ制止しても決心を翻すことができず「この人は現世で私と二人夫婦で過ごす気はないのだ」と悟る倫子よりもよほど幸せな人生ではなかったか。リアルタイムで須磨や明石を訪れる #光る君へ紀行 をやってくれる作者まひろ。犬君が逃がした鳥のように大海原や広い世界を見て物語とも道長とも縁のない世界へ走り出す姿がもうこれで最終回でいいんじゃないか。元寇は一度ドラマになったが刀伊入寇はマイナーすぎてなかなか映像化されない。今回が最初で最後かもしれない。ロマンス詐欺の相手との再会で恋の再燃かまひろ。(46)刀伊の入寇まひろは念願の旅に出て、亡き夫が働いていた大宰府に到着。そこでかつて越前で別れた周明と再会し、失踪した真実を打ち明けられる。その後、通訳として働く周明の案内で、政庁を訪ねるまひろ。すると鍛錬中の武者達の中に、双寿丸を発見する。さらに大宰権帥の隆家に、道長からまひろに対するある指示を受けたと告げられる。そんな中、国を揺るがす有事が。次回予告に驚き頷く人も多いのでは倫子様「私が気づいていないとでも思っていた?」いえいえ皆あんなにわかりやすい恋愛感情は見た事がないと思っていたはずです(笑) 花山院に矢を射て一族を破滅に導いた末っ子とは思えないしっかり者に育ち寡兵で異国に立ち向かうかっこいい隆家。人生終わったと思って赴いた大宰府でこんな活躍が待っているから人の一生は面白い。自分の人生が終わってしまった寂しさを受け止めてくれ今度こそ詐欺ではないロマンスが始まりかけたのに一本の矢が絶ってしまう。まひろは常に愛する人と別れる運命なのか。源氏物語ばりの64帖くらいで道長の生涯を華々しく書いてもらえばいいかな?と思っていた倫子だが赤染衛門はガラスの仮面か王家の紋章ばりのものを書こうとしていて編集者魂を引っ込めてしまった。(47)哀しくともまひろたちは異国の海賊との戦いに巻き込まれ、敵の攻撃で、周明が倒れる。一方、朝廷にも攻撃による被害状況が伝わり、動揺が広がる中、摂政・頼通は対応に動かず、太閤・道長への報告も止めてしまう。そんな事態を歯がゆく思う実資の元に、海賊との戦いを指揮する隆家から文が届く。やがて異国の脅威を知った道長は、まひろの安否が気になり。アヴァンタイトルで引き離されるまひろと周明。ここだけ違う映画のクライマックスみたい。 確かめずに兄の恋敵を討って一族を危機に陥れた男とは思えぬほどデキル男&デキル上司になっている隆家。周明を失い意気消沈しているまひろにこんな優しく接することができるとは。まひろを思い消息を聞くまで息を止めていた遠く離れたソウルメイト道長。隆家の実家の事を考えて道長のため褒章に反対するF4の面々。「褒章を与えなければ誰も国のために戦わなくなる」摂政も含めた公卿たちののんびりぶりを一喝する実資。実際後に元寇の褒美不足は鎌倉幕府崩壊の一因に。お笑いキャラでなく政治家としてしっかり実資を描いた本作。加藤剛 さんが平将門を演じた 「風と雲と虹と 」が最後に朝廷が兵を出した平将門乱である。ここから武士の世を作る!と決める 「平清盛 」 までの武士たちのの奮戦の記録が 「光る君へ」 で繋がった。 乙丸の帰りたいコールに素で笑いそうになっている 吉高由里子 源氏物語でも出家は俗世の あれこれに別れを告げるものなのに未だまひろに未練たらたらで単に振られたから髪を切った男子なみになっている道長(笑)(48)物語の先にまひろは倫子から道長との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。その後、まひろは「源氏物語」に興味を持った見知らぬ娘と出会い、思わぬ意見を聞くことに。やがて時が経ち、道長は共に国を支えた公卿や、愛する家族が亡くなる中、自らの死期を悟って最後の決断をする。まひろは道長が危篤の知らせを聞き。10分という長いアヴァンタイトルで全てではない道長との過去を倫子に話すまひろ。いや気づいていてこれまで言わなかったのはさすが。まひろの作品で藤原家が繁栄するのは使用人としての仕事でいいとしても夫の愛人に心酔している娘が気づくことの方が許せない倫子。 後発の「栄華物語」は源氏物語や枕草子に比べてヒットするのか不安な赤染衛門に重版出来を請け合う頼もしき倫子様。トイレにいくのに便利だからと互いに出家を勧めるF4。 彰子がかつて祖父兼家や父道長が目指した閨閥政治を固めていく一方で地方の乱の制圧に功を重ねていく武士。王家の都合よき犬からやがて 平清盛 の世が来る。そう、確かに嵐が来る。 日本版千夜一夜物語をやって道長の命を一日でも長くのばそうとするシェヘラザードまひろ。道長と同日亡くなりF4にその熱愛っぷりをあっぱれと称えられる行成。平安ボーイズラブ完結。大河ドラマ 光る君へ 完全版 第壱集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 吉高由里子 ]価格:10,032円(税込、送料無料) (2024/12/15時点) 楽天で購入 大河ドラマ 光る君へ 完全版 第弐集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 吉高由里子 ]価格:9,781円(税込、送料無料) (2024/12/15時点) 楽天で購入 大河ドラマ 光る君へ 完全版 第参集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 吉高由里子 ]価格:9,781円(税込、送料無料) (2024/12/15時点) 楽天で購入 【楽天ブックス限定全巻購入特典】大河ドラマ 光る君へ 完全版 第四集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】(トートバック&ロゴキーホルダー) [ 吉高由里子 ]価格:16,720円(税込、送料無料) (2024/12/15時点) 楽天で購入