August 28, 2018

「弱き者、汝の名は女なり Frailry, thy name is woman.」まあ、シェークスピアさん あなたまで!~「 問題だらけの女性たち」

みなさん、こんばんは。さくらももこさんが乳がんで亡くなりましたね。
彼女も活躍した女性の一人でした。

女性について書かれた本を紹介します。

問題だらけの女性たち
The Trouble With Woman
ジャッキー・フレミング
河出書房新社

 邦題タイトルを見ると、まるで女性に問題があるかのようなイメージだ。
「おっしゃる通りなのでしょう。」
あら、本文の言い方がうつっちゃった。

 まず、冒頭より「女性が存在しませんでした」「黒人女性が存在しませんでした」という否定文がぐさぐさ並ぶ。子供を産むことは女性しかできないはずなのに、存在しないでどうやって、いわゆる天才と呼ばれる男たちはこの世に現れたのか。いや、その言い方もまずい。まるで女性が産む性でしかないようで、これでは彼の国の政治家と同じだ。

「知能が発明や創造には向いていない。男性を讃えるのが仕事だ」
「男性が普通に成し遂げられるのと同等の程度にまで女性が学問や研究に精通していることはめったにない」
など、ショーペンハウアー、モーパッサン、ジャン・ジャック・ルソーなど錚々たる面々の「えっ、あの人がそんなことを?」という衝撃のコメントが並び、思わず笑ってしまうイラストが添えられている。「ピカソによると、女性の存在価値は苦しむことだそうです。」(ふざけんな)のページには抽象画となりながらも涙を流す女性が描かれ、その次のページには恐らくエド・ハリスが演じたジャクソン・ポロックらしき男性と、傍らで称賛する女性画家リー・クラズナー(拍手してるけど顔が笑ってない)が描かれる。

 未だに政治家が見当違いの発言をしている彼の国しかり、男性の頭の中は、世紀を越えようがなかなか変わっていないようだ。救いは、そうした男性ばかりではなかったから、本に書かれた時代にはなかった女性の権利や活躍の場が増えており、土俵際のせめぎあい、セクハラ疑惑に対するとんちんかんな対応などに「バカバカしい。いつまで前の時代を引きずってるんだ。」と自由に意見が言える世の中になっていることだ。

 言われたからと言って、さあリベンジ!と息巻くのは、早計というもの。偏見を跡形もなく無くす方法を、じっくり考えてみましょうか。何せ、脳がスポンジでできていますからね。スローペースなんです。ところで、スポンジってぎゅーっと絞っても必ず元の形に戻るし、洗えば何度でも綺麗になったっけ。


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最終更新日  August 28, 2018 12:00:44 AM
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