「俺の野望」
ついに手に入れたぞ。透明マント。長かったぜ、ここまでの道のり。だが、これで俺の野望を果たすことができる。でもこのマント、試作品だから、時間制限があるんだよな。3分か。15分で小説が書けるんだ、俺の野望を果たすには、3分もあれば十分さ。いざ、行かん、女風呂!わ、脱衣場には誰もいない、くっそ、タイミングが悪かった、だが浴室のほうからは若い女の子たちの声が聞こえてくるぞ。うおー!テンション上がるぜ。ホントに見えてないんだよな。脱衣場エリアで時間を食うわけにはいかないんだ、見つからないように急げ。ぐぁうっ・・・・・・・!くっそ、足の小指をぶつけちまった。うう。折れてるかもしれない。だが、ここで痛がってる時間はないんだ。ぐううぅ。もう少し、あの扉の向こうだ。でりゃあ!意を決して、浴室の中に突入した。だが何も見えない。何だこれは。しまった、湯煙で何も見えない。帰る時間を考慮するとここでタイムリミットだ。撤退だ。くっそ、霧で女湯は見えないうえに小指まで負傷させられた。なんてこの女湯の湯煙はなんて優秀な霧だ。おわり即興で小説を書くというサイトで15分間で書きました。お題:優秀な霧 必須要素:足の小指 制限時間:15分という縛りがありました。久しぶりなのでボチボチの出来です。最後の「なんて」が2つあるのはミスです。