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テーマ:ベトナム滞在記(55)
カテゴリ:Life in VietNam
ハノイでは辛いことがたくさんあったにも関わらず、それなりにやって来れたのは、それなりに息抜きをしていたからだ。
おそらく、多くの人はベトナムは社会主義国だから、娯楽なんてたいして整っていないだろうと思っているだろう。 確かにその通り。商業化された娯楽は少ない。 しかし、ベトナムだって人の住む国。娯楽無しでは、人は生きて行けない。で、今回は、ハノイでの娯楽を少々御紹介することにした。 万国共通だが、この国の娯楽は、基本的にお酒。ハノイの中心街にいくと見かける「BIA HOI」。これはビールの飲める居酒屋のようなものだ。お察しの通り、「BIA」はビールの事。この国では、ビールは自家製のものがおおい。 当時は(今はだいぶ環境がかわったかも知れないが)、冷蔵庫が普及していなかったため、ビールには必ず氷が入っている。旅行者はこのビールの氷にやられることが多いらしい。しかも、このビール・・・まずいんだ。酒がほとんど飲めない俺でさえ、このビールのまずさはよく分かる。また、このビールはよく回る。ギアさんいわく、BIA HOIはあまりお金がない人がいく飲屋らしい・・・が一見、どこよりも楽しそうだ。 ビールを家で飲みたいなら、BIAHOIに大きなペットボトルを持っていくと、怪し気なタンクから量り売りしてもらえる。5000ドン(50円)もあれば、2リットルのペットボトルが一杯になる。 じゃー、酒の飲めない子供はどこでうっぷんをはらすのか・・・ゲーセンとビリヤードである。ゲーセンとは、日本のように、商業用のゲームが立ち並んでいるのではなく、プレステなどを並べて、時間制でお金を取るゲーセンだ。これが、かなり人気がある。 当時はまだセガのなんていったっけ・・ゲーム機・・・ナルトみたいなマークのやつ・・・あれとか、パナソニックのゲーム機なんかがおいてあった。 もう少し大人になると、ビリヤードを楽しむ。俺が住んでいたベックワ地区は、大学があるので、たくさんのビリヤード小屋があった。だらしない身なりの学生がよなよな、ビリヤードを楽しんでいた。 で・・・不良達はと言うと・・バイクだ。ハノイには日本製の中古の「カブ」で溢れている。カブとは、新聞配達のお兄さんが乗っているあのバイクの事だ。耐久性に優れ、馬力があると言うことで大人気らしい。俺はハノイでスクーターの「DIO」を乗り回していたが・・・ 不良達といえども、基本的には社会主義の国。可愛いものだ。暴走行為といっても、ちんたら彼女を後ろに乗せて、走り回るだけだから・・・ただし・・不良達はたまって、何かもっと怪し気なことに手をだしてるくさい・・薬とか・・ 当時、俺は髪の毛がやや伸びていた(今はもっと伸びてるけど)ので、ハーさんに不良の頭とよくからかわれた。 長くなり過ぎたので、続きは次回。もう少し踏み込んだ娯楽を御紹介する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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