2006/10/29(日)17:09
★ミラノダービー・志しを高く★
本日早朝イタリアはミラノにて「ACミラン対インテル」の
いわゆるミラノダービーが行われた。
http://calcio.main.jp/serie/serie_a_derby.html試合内容についてはこれから見るので詳細は分からないが、
日本で例えるならば「伝統の一戦 巨人対阪神」と同じような性格の試合と
説明するのが一番分かりやすいだろう。が、いつもミラノダービーを観戦すると、お互いが全ての力を出し切って
ぶつかり合う姿勢のほかにも、さまざまなことに思いがいってしまうのだ・全世界100か国で放映
イタリア国内の二つのチームが激突するだけなのに、全世界100か国以上に
テレビ放送されるほどの一大イベントであり、もちろん日本国内では
生中継もあれば再放送もある・出場する選手の国籍が多彩で10か国前後の代表選手がそろう
出場メンバーを見ていないので断定は出来ないが、いつもの先発メンバーからすれば、
イタリア・オランダ・フランス・スウェーデン・ポルトガル・チェコ・グルジア・セルビア・
ブラジル・アルゼンチンの国籍を持つ選手の出場が予想される。
しかもそのほとんどが自国に戻れば代表のスター選手である・日本からもミラノダービー観戦ツアーと称してパック旅行の予定が組まれている
日本だけではなく、おそらく中国・韓国・香港あたりからもパック旅行が
組み込まれているはずで、つまりアジアのサッカー発展途上国の人たちは
みんな本場のサッカーを見に行くプロ野球サッカーすそ野の広がりを考えれば、
両者を同じ土俵で論ずることの危険さはもちろん理解しているが、「伝統の一戦 巨人対阪神」と比較するとあまりにも全ての面において
規模が違うのだ一番気になるのはアジア各国からは大挙して観戦ツアーの人たちが訪れることだろう。最近は巨人対阪神線を見ていないので詳しいことは分からないが、
果たしてアメリカ・キューバ・中国・韓国・台湾などの野球が開催されている諸国で、
「巨人対阪神戦」をわざわざ見に来る人間が海外からいるだろうかもっといえば巨人・阪神の選手で「アメリカ・キューバ・中国・韓国・台湾」から
人を呼び込めるような努力をしている志の高い選手はいるのか?ということであるもちろん選手だけの力で海外から人を呼び込むことが出来ないのは分かる。が、いま欧州各国のサッカーリーグは、未開の地アジアから人を呼び込もうと
懸命な努力を重ねている毎年夏場に欧州のスターチームがアジアを訪れて親善試合を行うのはそのためである。関係者および選手たちのより一層の奮起が待たれると感じているのは
私だけではないだろう