サインワールド

2007/05/19(土)11:29

★朝日iPod記事で大誤報 JASRACが訂正要求★

┣ ★Macintosh情報★(216)

5月17日に掲載された『アップル2.5億円未払い』の記事。 別にアップルの肩を持つわけでもないが、なんだiPodでしっかり儲けているんだから、それぐらい払ってあげればいいのに、と思っていた。 が、これがとんでもない誤報だったらしく、朝日新聞が未払いと指摘されたJASRAC側から、きちんともらっているとの声明が出たために事実関係をはっきりすることが求められている。動きを整理すると以下のようになるらしい。 ●5月17日 アップル、"iTunesストア"でJASRACへの著作権料2.5億円以上未払い。 ↓ ●5月17日 iTunes Storeの著作権使用料不払い報道は「誤報」、JASRACがコメント ↓ ●5月18日 朝日iPod記事で大誤報 JASRACが訂正要求  以下全文引用(ただし該当記事はすでに削除されているので見ることは出来ません)●アップル、"iTunesストア"でJASRACへの著作権料2.5億円以上未払いhttp://www.asahi.com/business/update/0516/TKY200705160369.html 「iPod」にネットから楽曲を取り込んで聴くサービスで、米アップル社が日本音楽著作権協会(JASRAC)に対して著作権使用料を支払っていないことがわかった。05年8月の日本でのサービス開始以降、未払い額は少なくとも2.5億円に達する。JASRACはアップルに対して改善を要求しているが、作曲家らは今のところ「iPod」ブームの恩恵にあずかれていない。アップルのサービスは、ネット上のサイト「iTunesストア」から楽曲をダウンロードし、iPodで聴くもの。利用者は1曲あたり150~200円でダウンロードするが、うち7.7%にあたる約11~16円は使用料としてJASRACがアップルから徴収し、著作権者に配分する仕組みだ。アップル側からは当初、iTunesストアで購入された曲目やダウンロード回数、作詞家、作曲家を記した「明細表」がJASRACに提出されるはずだった。しかし、JASRACが要求した資料の形式ではないため使用料を確定できず、いまだに今年3月末までの1年8カ月分の著作権使用料を請求できずにいるという。アップル側が提出した資料には、たとえば「花」など曲名は同じだが歌手や作詞作曲家が異なる楽曲が混在し、分配のための区別ができない例もあったという。 JASRACと米アップルは暫定的に05年8月から06年8月までの使用料について、2.5億円と見積もり、権利処理を急いでいるという。アップルジャパンは「詳細がわからずコメントできない」としている。JASRACが16日発表した06年度の事業報告によると、ネット配信にともなう著作権使用料は携帯電話の着信メロディーの半減などが響き、前年度の92億円から76億円へと減少したが、音楽配信は12億円から21億円へと7割増になった。(一部略) ●iTunes Storeの著作権使用料不払い報道は「誤報」、JASRACがコメント 日本音楽著作権協会(JASRAC)は17日、米Appleが日本の「iTunes Store」で販売した楽曲の著作権使用料を支払っていないと報じた朝日新聞の記事について、「正確さを欠く内容で誤報である」と否定した。17日付の朝日新聞では、「iPod VS. JASRAC」などとして、国内でiTunesStoreが開始した2005年8月から2007年3月末までの1年8カ月にわたり、AppleがJASRACに対して著作権使用料を支払っていないと報じていた。この記事についてJASRACは、「iTunes Storeでの利用曲目の正確なデータを得るための解析作業に時間がかかっているが、Appleからは暫定的な著作権使用料がすでに支払われている」とコメントした。iTunes Storeで販売する楽曲についてJASRACは、Appleから1曲あたり7.7%を著作権使用料として徴収することになっている。しかし、両者間での事務手続きが遅れていることから、JASRACが2005年8月から2006年8月までの著作権使用料を2億5,000万円と暫定的に算出、これをAppleが了承して支払ったかたちだ。 ●朝日iPod記事で大誤報 JASRACが訂正要求朝日新聞に掲載された「iPod vs. JASRAC」と題した記事が、日本音楽著作権協会(JASRAC)から「誤報」であるとして、訂正を求められていることが明らかになった。JASRACによれば、朝日の記者の大きな勘違いが「誤報」につながったらしいのだ。

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