015611 ランダム
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ホットケェキ☆みっくす

ホットケェキ☆みっくす

**Together**

口にする度 本当に伝えたい言葉は

ぽろぽろとこぼれて 逃げていく


                    **Together**


「ディムロス、こんな所に居たの」

地上軍基地内の小高い丘。そこにディムロスは座っていた。

「アトワイトか・・・皆は?」

「まだ中で忘年会やってるわ」

12月31日。新年まであと数十分という時、地上軍は慰労も兼ね、

忘年会を催していた。

「隣、いい?」

あぁ、という短い返事の後、アトワイトはディムロスの隣にゆっくり座る。

「コーヒー持ってきたの。飲むかしら?」

「・・・ありがとう」

ディムロスは温かいコーヒーを一口のみ、ハァッと息を漏らした。

遠くで兵士たちの笑い声が聞こえる。

「アトワイトは戻らなくていいのか?」

「ちょっと酔っちゃって。ディムロスもでしょ?」

「まぁな」

二人はそのまま視線を夜空へと向けた。

雲は大きく割れ、その間から幾千もの星が輝いていた。

「星空なんて何年ぶりかしら・・・綺麗・・・」

「外郭がないというのは慣れないものだな」

「そうね・・・あっ!ディムロス!!あなたの星を見つけたわ!!あの星見て!!!」

アトワイトが夜空に向けて指を指す。

「あれは・・・北極星か?」

「当たり!夜空の真ん中で『俺について来い』みたいな感じじゃない?」

「それなら・・・その北極星の隣に寄り添って光っている星が

アトワイトの星だな?」

「!・・・そうかもしれないわねv」



「綺麗だな」



「キレイね」




「アトワイト、そろそろ年を越すぞ」

ディムロスが懐中時計を見ながら言った。

「ねぇディムロス、アレやらない?」

「アレとは・・・アレか?」

「そ!ほら、早く立って!!」

二人はその場に立ち上がり、ディムロスがカウントする。

手を繋ぎ、時を待つ。

「5,4,3,2,1・・・」

「せーのっ!!」

「ゼロ!!」

ディムロスのゼロのカウントと同時に、二人は思いっきりジャンプした。

着地とともに、二人は笑い出す。

「これで私たちは、新年になる瞬間は、地球には居なかった、ということだな」

「そうよ!私とディムロス、二人だけの世界にいたの」





「アトワイト」


「何?」


「・・・・・・何でもない」


「・・そう・・」


「・・・今年もよろしく」


「・・こちらこそ」



繋いだ手を離さず生きていこう

一緒に

いつまでも

永遠に

あの夜空に輝く星のように











「あっれぇ~?ディムロス中将にアトワイとぉ~じゃないですかァ~!!」

「こらっ!!ピエール!!今良いトコなのに出ていくんじゃないわよ!!」

「シャルティエ!ハロルド!お前ら・・・・うっ!!シャルティエ・・・
お前相当酔ってるな・・・酒臭い」

「やだなぁ~、よぉ~ってなんかいませんってぇ~!!vあっはぁ~!!」

「ちょっ!!誰かピエール止めなさいよ!!」

「あら、良いじゃないハロルド」

「「え」」

「酔ったシャルティエもなかなか面白いじゃない。
もう少し面白いことをしでかすまで、置いておきましょ。フフv」

「・・ア、アトワイト・・・」


                       ~end~

キリバンゲッターヤミ様へ。
年越しということで、この様なものになってしまいました。
お許しを・・・
最初の2行の詩はドリカムの「何度でも」より
お借りしました。いい歌です。
それをこんなのに使うなんてっ!
と思ったのですが使ってしまいましたv
ともかく!ヤミ様、リクありがとうございました!!
そして、700Hit感謝!! 




+ + + + + + + +

私はあんなのを差し上げたのに・・・・・!!
ありがとうございます!!
そしてあけましておめでとう!
私もディムロスとアトワイトと同じ事しちゃったよ・・・。
ちなみに私は一人の世界に逝ってました(笑
素敵な小説、ありがとうございましたv

UP06.01.01


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