377488 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ライダー&学習塾講師・ゴマちゃんの教育ブログ

ライダー&学習塾講師・ゴマちゃんの教育ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ゴマちゃん6669

ゴマちゃん6669

カテゴリ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

楽天カード

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

aki@ Re:選挙行きまひょ! 7(03/11) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
aki@ Re:断ちきれなかった連鎖を断ちきれるか?・・・32(01/19) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
ゴマちゃん6669@ Re[1]:異邦人(05/19) ドリームライナーJA801Aさんへ こちらこ…
ドリームライナーJA801A@ Re:異邦人(05/19) Fが廃車のままの阪神ファンでありんす。 …
http://buycialisky.com/@ Re:偉大な教師達 21(12/12) cialis dosage and usesviagra cialiseffe…

フリーページ

ニューストピックス

2017.12.20
XML
カテゴリ:小説/物語
そう!
母だけはだませなかった。
母だけは分かっていた。

だからこそ母は私が家でひとりで昼食を食べる日の朝はチキンハンバーグを温め続けてくれた。

「またあのハンバーグでええんか?」とたまに母は私に問いかけることもあったが、私は「うん!」と返事をした。

あんなに子供にインスタントを食べさせることを嫌う母が、せめて私が食べたいというものを用意しようとしてくれたのだ。
おそらく少しでも私の家に帰る足取りが軽くなれば・・・と考えてくれたのであろうことは幼い私にも感じとることができた。

少しでも足取りを軽くしたい・・・ということは、私の帰宅の足取りが重いことが分かっている証拠なのだ。

だからこそ、私もその思いにこたえるべくひとりの時間と対峙した。
理由は勿論母に心配をかけないためだ。

そして冷えたハンバーグとご飯を食べ続けた。
理由は1つ。
母が私に用意してくれた食べ物だからだ。

私は思った。
たとえこれが石であっても、毒であっても絶対に食べる!
それが母の用意してくれたものであるなら・・・。

あの冷え切ったチキンハンバーグの味は今も忘れてはいない。
私にとってあの味は、子を想う親の気持ちであり、親を想う子供の気持ちであるからだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.12.20 02:49:32
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.