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カテゴリ:『経済』の話
従業員を削減しないと会社の経営は火の車になるのは誰にでも分かることだった。
しかし1人も解雇しないとの発表を聞いた従業員たちは自主的に奮起! 山ほどあった倉庫の在庫を半年もかけずに売り切ったことはもはや伝説となっている。 彼は従業員の解雇によって手にした『おいしいお金』には目もくれなかったのだ。 そう! 『おいしいお金』とは、 『誰かの犠牲の上に成り立つお金』であり、 『一時的な効果しかない刹那的なお金』でしかないのだ。 以前の経済の話題のときにも触れたが、やはりここでも触れなければならないことがある。 松下幸之助氏のビジョンだ! 彼は自らの企業を儲けさせることではなく、国民の生活を豊かにすることを目的とした。 それは社名にも反映されている。 Panasonic の前は National(ナショナル)だった。 当時軍国主義に走る日本政府に対しては「国家の」という意味であることで承認を得た。 しかし彼の本意はもうひとつの意味、本来の意味である「国民の」にあった。 彼は家電製品の開発・販売によって、 国民の暮らしを豊かにするして、企業の収益を上げて莫大な税金を納め、最終的には企業税収のみで国家運営を可能にして、民衆からは税金を取らない国づくりを目指したのだ。 これこそ『経済の王道』である。 いや、『経済の本来あるべき姿』なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.20 23:27:07
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