手術11月28日(月)27日夜、さすがになかなか眠れなくて、うとうとしては何度も何度も目が覚めた。 この後に及んで私のこの選択が正しかったのか、こんな無理を通してみんなに迷惑をかけて手術をして、 何もできないボロボロの体になったらどうしようという不安を何度も何度も打ち消した。 でも。さすがに朝8時にストレッチャーに乗ったら、打ち消しきれない不安が押し寄せてきて泣き出しそうだった。 でも。今更後には引けない。 先生と、自分の元気になるんだ!!という気持ちを信じるしかないんだ。と思った。 手術室に入ってストレッチャーから手術台に移り、点滴の針を刺された。 今から麻酔をかけます。眠くなりますよ・・・ 手術室に入って10分も経たないうちに ・・・暗転 気が付くとICUのベッドの上にいて、横にはダンナが立っていた。 両親も来ていたが、私の意識が戻ったのを確認すると、 「えっちゃんとふたりの方がいいでしょ・・・」と10秒程でいなくなった。 でも、ダンナも「大丈夫やから。ガンバレ。」と言って2分位でいなくなった。 良かった。聞こえ方は手術の前と変わらない。 壁の大きな時計を見ると、4時を少し過ぎたところだった。 私は、無事に生きているシアワセを感じながら、熱の為の猛烈な寒さとぐるぐる回るめまいと吐き気と戦っていた。 ・・・が幸いな事に、一番強力な敵「吐き気」が3~4回もどした後にいなくなった。 去年、ものすごいめまいが(手術後のめまいより酷かった)起こった時も全く吐かなかった(少しムカつきはしたけど)から、 手術後の吐き気も大したことないんちゃうかと思っていたけどその通りだった。 これは本当にラッキーだった。 しばらくすると、白衣の甲村先生が様子を診に来てくれた。 耳の横で指を鳴らして、ちゃんと聞こえる?と確認した後、大丈夫だからと言って帰って行った。 ICUの看護士さんは、1時間に1回熱や血圧を測ったり、目に光を当てて検査した。 体が痛いとすぐに体用の枕を右から入れたり左から入れたり、アイスノンをわきの下に入れてくれたりと忙しかった。 10分単位でウトウトはするけれど、ICUでは殆ど眠れなかった。 頭痛いし、具合悪いし、ベッドは狭いから体中が痛いし。 それでも意識して自力で体をずらして、なるべく同じところが当たらないように動けたのも、 最大の敵「吐き気」がいなかったおかげかな・・・? 11月29日(火) 朝、病棟の看護士さんが迎えに来てくれた。 体を拭いて、着替えをして、ストレッチャーに乗り換えてCTとレントゲンを撮った後、10時頃病棟の重病個室へ。 いや、その前に朝にもICUに甲村先生が様子を診に来てくれたように思う・・・多分・・・ 個室では、もうすでにダンナが待っていてくれた。 かなり下がっていたけれどまだ37.5℃位の熱が残っていた。 私はウトウトと眠ったり起きたりを繰り返していた。 昼過ぎに目を覚ますと両親と妹夫婦がお見舞いに来てくれていた。 妹のダンナは気を使いすぎて病室に入ってこなかった(笑) 母に、昨日は手術の後すぐだったからすごく顔が腫れていたけど、今日はかなりひいて顔色も良くなってるから安心したと言われた。 まだ私は自分の顔を確認していない。 顔の引き攣れも全然ないよと言われていたし、自覚もなかったからあんまり心配してなかったけど・・・どうなんやろ?でもちょっとコワイ。 動いて部屋の鏡を見られるようになるまで我慢しよう。 完全に吐き気がなくなっていたから、実は朝からお腹がすいていたんやけど今日は食事なし。ガッカリ。明日かららしい。 午後はダンナと少ししゃべったり、看護士さんに冗談を言う余裕も出てきた。 11月30日(水) 朝、病棟にひとりだけいる男性の看護士さんが、 僕、今日はこの部屋の担当ですのでよろしくお願いしますと挨拶に来てくれた。(ネタふり) 大部屋でも毎日部屋担当の看護士さんが変わるんやけど、律儀に挨拶してくれるのは新人の看護師さんだけらしい。 朝ご飯が来な~い!! 看護士さんに聞いたら、お昼からとの事。ガッカリだよ!! 10時頃にダンナが来てくれた。 何かを取ったりする時は、ちょっと覚悟を決めてから、柵を持ってゆっくり座る状態まで持っていけるようになっていて、 体調もだんだん良くなって来ている。 11頃、担当の看護士さんが部屋に来て、 お昼からポータブルトイレを使ってもらいます。おしっこの管を取りたいんですけど・・・女性の看護士さんを呼びましょうか? 当然言いました。お願いします。って。 すると入れ替わりにとっても元気で明るい看護士さんが来て、 たまにいるのよね~乙女やもんね。と言われてしまった。 取りたいんですけど・・・まで言われた時は、一応覚悟したのよ。 ちょっと嫌やけど、なんでたったひとりの男性の看護士さんやねんて思ったけど、 看護士さんも仕事やねんししょうがないって思ってんで。 でも、自分から女性の看護士さんを呼びましょうか?って言われたら、 お願いします。って言うやん?普通。 いいえ、あなたでいいです。とか言わへんのと違う!?!?!? なんとも微妙な気持ちになりました(苦笑) やっとお昼ご飯!!嬉しいな♪ それも、水曜日のお昼ご飯は選択メニューで、手術前に選んでおいたハンバーグ♪ やったー!やったー!美味しそう~♪ しかし、ひとくち食べて、美味しいには美味しかったんやけど、それ以上 食べられなくなってしまった。 あんなにお腹すいてたはずやのに、なんか急にお腹いっぱいになってしまった。 残った(ていうか、殆どサラの状態)お昼ごはんは、ダンナが食べた(泣) 午後からは、ベッドから降りてポータブルトイレ(水洗)を使えるようになった。 ただ、トイレに行く度に、ナースコールを押して看護士さんに来てもらって、カーテンを閉めると看護士さんはナースセンターに帰り、 終ったらボタンを押して再び着てもらってベッドまで連れて行ってもらわなあかんねんけど。 看護士さんも大変や。 ベッドから降りて点滴のスタンドをもって2m位ゆっくり歩いてトイレまで行く。 ちょっとふらつくけど、思ったよりもしっかりと歩けている。 なんか、すごい回復力とちゃう~? 12月1日(木) 今日からダンナは出勤。 代わりに母が看病に来てくれる事になっている。 でも、もうトイレもポータブルやけど自分で行けるし看病してもらう感じでもないねんけど。 母は昼頃にやってきた。 お腹すいたと途中で買ってきた豚まんを食べて、この後用事あるねんと 1時間位で帰って行った。 ・・・いや、別にいいねんけど・・・(汗) 明日は大部屋に帰れるらしい。 <次のページ> ジャンル別一覧
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