カテゴリ:音楽を楽しもう!
【徳永英明Vocalistレビュー】 管理人は徳永英明も好きなんですね。最近ラジオでニューCDの曲を聴きこれは欲しい!早速買いましたよ。そのラジオ番組にはご本人も出演。このアルバム女性シンガーの名曲ばかり集めているのですが、 「何故、女性の歌をカバーしようと思ったの?」 の問いに 「女性の作る歌って、わからんやろ?あの気持ちが。だから歌いたくなったん。」 わかるなぁって思いました。レイニーブルーって彼のデビュー曲があるんですね。この歌カラオケでも歌うわけですが、とある知人の結婚式の2次会でリクエストされたんですね。この歌知っている方は驚きだと思います。だって、悲しい歌。本当に歌っていいのだろうか? 「おめぇの歌うレイニーブルーが好きなんだよ。」 歌うしかないですね。歌いましたともさ。 レビューになっていないですね。どれもヒットした歌ばかりなのですが、彼の独特の徳永節が最高です。絶妙の強弱で女性の歌を難なく歌いこなしています。続けて聴くと素敵な物語になっていますよ。初秋の雰囲気にばっちりです。ちょっと物思いにふけるとか、BGM的に流すと心が落ち着きます。 お勧め度 ★★★★★ おまけのショートストーリー ハナミズキ この花は4月に咲き始める。桜と同じ時期だ。この季節、桜の遠い端でこっそり 1本だけ咲いている。白色の花を恥ずかしそうに薄紅に染めている。 僕はこの公園の側に住み始めて4年経った。田舎から大都会に来た僕は、桜より ハナミズキに親しみを覚えた。毎年4月になると、ハナミズキの花を見るのが 楽しみだった。桜のように派手さはないが、どこでもある感じの木だったから・・・ 一昨年僕にも彼女が出来た。同じ田舎ものだ。北と南まるで故郷が違うのだが、 田舎物同士でプレッシャーがまるで無い。時に全く分からない言葉でお互い 話している。知り合ったのがハナミズキが綺麗に咲いていた時だった。 「あのさ、ハナミズキって知ってる?」 「名前は聞いたことあるような感じね・・・どんな花だろう」 「おいで」 僕は彼女の手を引っ張り走り出した。 「そんなに急ぐと転んじゃうよぉ」 「はぁ、はぁ・・・うんっ、これがハナミズキ!」 そのときの彼女の目が忘れられない。ハナミズキのように素朴な目に僕は惚れた。 「これかぁ、気にしてみないと分からないね」 「いいだろう、僕が桜より好きなのわかる?」 「うん!」 「あけみと付き合いたい!」 「・・・うん」 「よっしゃー」 ハナミズキの花がまた薄紅色になった。大都会でいつも僕の側にいてくれるもの 一つ増えた。 そして今年もハナミズキは咲いた。ふたりで夜見に行った。 「来年でこの公園なくなるらしい」 「エッ、じゃハナミズキはどうなるの?」 「引き取り手が無いみたいなんだ。寂しいね」 「そうね、毎年二人でハナミズキに逢いにきてたもんね」 「うん、来年なくなるんだ・・・」 僕は、万感の思いを込めてこう始めた。 「ハナミズキがなにか喋ってる!」 「なに?聞こえないよ?」 「君と好きな人が百年続きますようにって」 あけみの顔が赤くなった。ハナミズキも薄紅色に染まっていた。 今Apple iPod nano(4GB) ブラックが欲しいです。iPod Shuffleでは容量不足気味です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽を楽しもう!] カテゴリの最新記事
|
|