マレーシアで悠悠自適に暮らす酔っ払いマダムの日々

2006/02/13(月)10:09

チェンマイへの思い

チェンマイへの思いPart2 11月2日朝、現地時間で10時半頃ホテルに着いた。 Bell Villa Resort という、レンガ造りのコテージが立ち並ぶ、山奥のひっそりとしたホテル。どこかヨーロッパの古い田舎町に迷い込んだよう。 雨季が明けたばかりだというチェンマイ、涼しいのがまず驚き。 マレーシアにだって乾季と雨季はあるけれど、こんな心地よい乾いた風が吹くなんて事はまずない。いつもねっとりべったり。 お隣の国でもこんなに違うんだ。 とりあえず、お昼まで待って、入り口のテラスでランチを食べることにした。 マレーシアでもタイ料理には欠かせない鶏のパンダン巻きと、豚のにんにく炒め、それと、何故か「ヤキソバ」(ちゃんとメニューに書いてある)。 多分取り立てて美味しかった訳でもないんだろうけど、これをとても美味しいと思わせる、さらさらと頬を撫でる風の心地よさ。 紙ナプキンを入れてある古ぼけた木箱、壁に飾られている山岳民族の織物、トイレットペーパーのホルダーまで、ひっそりとでもしっかりと、タイの、いえチェンマイの、自信と誇りを映し出している。 同じタイでも、バンコクにもパタヤにもプーケットにも行ったけれど、こんなに穏やかで重厚な気分を味わったことはない。 どこに行っても、ただの観光地で、国を挙げて観光客から金をむしりとってる、というイメージしかなくて、いつもうんざりして帰路に着くものだ。 勿論、ご多聞にもれず、チェンマイも随分と観光地化していたけどね。 この程度がちょうどいいのかもしれないな。 余りド田舎で何もないところだと、いくら後進国のマレーシアに住んでるといえど、やはり文明に慣れた日本人には、不便で住みずらいんだろうし。 逆に私の嫌いなシンガポールみたいに完璧観光地になってしまえば、便利だけど、なんだかどこに住んでるんだか分かんない。 この、ちょっぴり進んだ田舎町。この辺が良い。 夕方、山のあちこちから立ち上る、夕食のしたくをしているかまどの煙。 こんな所で、趣味の野菜栽培を延長させて、昼は畑を耕し、夜は満天の星に囲まれて、生活するのもいい。 ああ、人間の原点じゃないですか。 なんてったって、どこでも平然と豚肉を食べられるのが良い。??(マレーシアはイスラム教徒が多いので、豚さんは肩身が狭い。) なんてったって、どこでも平然と犬が歩いてるのが良い。??(同じくイスラム教徒は犬が嫌い。車で見つけると轢く。散歩もおちおちさせられない。) 5ヶ年計画。情報収集開始。 娘には、高校はどこか別の国に行ってもらおう。

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