マレーシアで悠悠自適に暮らす酔っ払いマダムの日々

2011/05/15(日)09:49

思わぬアクシデント

マレーシアという国(239)

おうちに帰ってきました。 バリバリの舞台メイクを落とし、ほっと一息。 さっきのアクシデントの、お話しの続きなど。 まず、なんたってジュディ・オングですから。 ベリーダンス女神の羽衣イシスウィング【送料無料】 価格:4,999円(税込、送料込) こんなん付けて、ひらひらさせながら踊るんですから 最初はそのせいかと思いました。 でも、簡易性にわかステージに貼り付けた カーペットのようなものが、薄汚れてべたべたしてたのが 気にかかってもいました。 で、要するに何が起こったかというと 羽根をわさわさとひるがえしながら、彼女は本当に飛んでしまったの。 本当に一瞬の出来事でした。 曲の、最初の出だしの部分。 この羽根を持った彼女が、ひとりステージ後方で、 前方の お手頃価格のシフォンベール! Lサイズ登場!!【 シフォン カラーベール Lサイズ 】 ベリーダ... 価格:1,580円(税込、送料別) 普通のヴェールを持った3人との、フォーメーション組んだ 見せ場の一つ。 彼女がひらひらしながら、くるくるとターンをし始めた瞬間。。。 ステージから消えた。 マジックも取り入れた大胆な演出かと思ったら そうじゃあなかったね。 つまり、ステージから落ちてしまったのだよ。 ステージと後ろの壁の間には、1.5mほどの隙間があって 「本番の時はくっつきますから~。」なんて気軽に言われてたけど その奈落のような谷底が ワタシも他の仲間も、リハーサルで踊る時、すごく怖かった。 その上、一見ステージに見えるその代物は やっぱり1.5m四方くらいのしょぼいテーブルみたいのに もう汚れすぎてべかべかした絨毯みたいの貼ってある そんなんを、ただいくつもくっつけ合せただけの 激ちんけなステージだったもんだから べかべかがべとべとで、 ダンス用シューズが、ねばねばとくっ付くのだよ。 おまけに、つなぎ合わせに微妙な段差があって、 気を抜くと、ひっかけて、つっ転ぶ可能性大。 どうも彼女は、ねばねばに足を取られたまま さらに段差に引っかかった状態で ターンをする時につけた加速度で からだだけ放り投げられて、後ろの隙間に落ちてしまったらしい。 あおむけに倒れこんだまま、意識朦朧としてる。 もう~~、大惨事ですよ。 救急車を呼ぶ人。 ご主人に連絡を取る人。 手を握って意識を確かめる人。 そして、 このステージを非難して怒り出す人。 確かに、絶対ステージが悪い。 お客さんにも、おまけに我々ちびっこダンサーにまで 普通のディナーコース食べられる以上の金額でチケット売っといて ソファーのレザーも剥げた、古びたディスコで しかも、ローカル冷凍食品揚げただけの (かにかまのフライ!!) 激マズフードしか出さず 「ワールドベリーダンス2011」だなんて ちゃんちゃら笑っちゃうし 絶対チャリティなワケないし オーガナイザー、ポケットに入れ過ぎだし 各国からやってきたプロのダンサーたちに マレーシアのしょぼささらしてどうすんじゃいって感じ。 ねえ、もっといいとこ見せようよ。 あまりにマレーシアすぎ。 しかも、なぜそんな危険だと知りつつ ステージが壁にくっついてなかったかというと 壁にかかった 「ワールドベリーダンス2011」の大きな壁紙が 出来上がってなかったからなんですと!! ステージがくっついちゃうと、壁紙仕上げられないそうだ。 アーーーンド 昨晩ディスコ営業が終わった後の午前3時から このがぺがぺステージの がぺがぺ除去作業を行う予定だったのが 夜中だし、面倒だし、忘れちゃえってなワケで、やらなかったんですと。 壁紙係と、ステージ清掃係の怠慢 それでもステージ完了まで待てず さっさとリハ終わらせたがるダンサーたちの我が儘。 そしてそれらを全て 「ま、いっか。」と済ませてことを進めてしまった オーガナイザーの監督不行き届き。 何もかもがマレーシアすぎて ワタシと、チーム仲間のもう一人の日本人は 呆れるわ、茫然とするわ、軽蔑するわ、 もう~~、ため息つきまくり。。。 そう。 これがマレーシアなんです。。。

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