2011/07/10(日)17:55
姿なきプレゼント
昨日は、結婚記念日でした。
毎年、お互い全く忘れてしまうので、
1周年以来祝ったことがなかったのに
今年はなんと、区切りのいい年。
どんなお祝いしようかな、なんて少しワクワクしてました。
でも、折しも昨日は市内で大掛かりなデモの日。
デモ参加予定者が、デモに参加できないように
政府が、市内へ通じる全ての交通を封鎖したため
(ある意味かしこい。しかも、デモの矛先である首相はとっくに海外へ避難済み。)
ゴルフ場から帰ってくるのに、5時間もかかったサー。
なんとかガソリンがもったから良いようなものの
ホント、命からがら、と言う感じで
憔悴しきって、既に時は夕方になって帰ってきたサーに
ディナーに出掛けるべ、とは言えず
おまけに、道路が封鎖されているため、どこにも出かけられないこともあって
結局、近所のそこそこ庶民派イタリアンで
スィート10の記念日を祝うことと相成りました。
しょーじき、サーにとっては記念日どころじゃないよね。
その前日も、チャイニーズのお金持ち連中に
散々浴びるほど、ワインと日本酒の一気呑みさせられてたし。
ホントなら、家でゆっくりごはん食べたいところ。
でも、こんな又とない記念日に家ごはんなどした日にゃ
つうか、なぁ~~んにもごはんの用意なんかしてなかったので。
そんな、急きょごはん仕度なんか始めたって、ろくな食事になりゃしない。
そんなことして、ワタシがどれだけ根に持って長年恨み言を言い続けるか
多分サー的にはそっちの方が怖ろしくって
「近所でいいか?」って、老骨にムチ打って連れてってくれました。
ところが、乗り越えるべき難関が、またそこに待ち構えていようとは。。。
さて、とレストランに到着し、ワインを選んでウエイターに。
「在庫確認するので少々お待ちください。」
マレーシア、在庫がないのはよくあること。
なかった場合に備え、第2候補など探していたところへ
「すみません。オーダーされたワインはありません。」
ほうらね。
そして続けて言う。
「当店ただ今、ワインが2本しかありません。」
分かります?
そういう時、残ってるワイン2本と言うのは、
下から数えて2本。
つまり、一番高い方から数えて2本残っているということ。
さっき書いたでしょ、そこそこ庶民派イタリアンなのよ、ここ。
そこそこの庶民の店で、悪いけど、そんな高級ワインなんか呑みたくないです。
高いワインは、ソレなりに高級なレストランでいただかなくっちゃねえ。
「だったら近所のスーパーで買ってくるわ。」とワタシ。
「持ち込み料いただきます。」と店員。
いつの間にか、マネージャークラスの店員が現れている。
しょーがないよね、水じゃあお祝いにもならない。
買いに行くのはいいけど、この横着な店に一言言わにゃあ収まらん
サービス業のプロ、アイールさん。
「あのねえ。ワインの在庫も揃えたないアンタたちがだいたい間違ってるんでしょ。それを、歩いて買いに行くのホントはめちゃめちゃめんどくさいのに、わざわざ自分で買ってくるって言ってんのよ。いい客だって感謝しなさいよ。今日はねえ、結婚記念日なのよ。他にこの辺ろくな店ないから今日はここで食べるけど、だいたい、イタリアンレストランに赤ワインないって、信じられない話しでしょっつの。」
と、気の済むまでまくしたて
(こおゆう時、あまりの恐ろしさに、サーまで他人のふりをする)
ワインを買いに行ってきました。
何でもすぐに忘れられる便利なB型のアイールさん
その後は何もなかったかのように、楽しくお食事いただきましたが。
サーが大好きなのは、この2番目の写真の
包み焼きにして磯の香りが充満したリングイネ・マリナーラ。
カニはめんどくさいので、サー食べる人。
食事中、ぼそぼそと、手書きのプレゼント券をくれました。
別に、何も期待してなかったんです。
今年も日本に行かせてもらえるだけで満足で。
でも、思いがけず、嬉しいな、と感動していたらばの。。。
でもね、この券、よく見たら。。。
サー、職業病でしょうか。
プレゼント巻
なってますから~~~
アボカドでも巻いてあるのでしょうか。
なんだか美味しそうですね。