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顕正会 『叱狗論』

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2008年09月15日
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カテゴリ:富士の信仰と化儀
  
 戒名について


  ◇ 戒名の由来 ◇


 戒名とは、通常、亡くなった人に対して、師僧から与えられる法名を意味します。しかし、本来的には「戒名」という字が示しているとおり、仏の教えを守ることを誓って(授戒)、仏の弟子檀那となった者に与えられる、仏法の意義に則った名前ということです。



 インドでは昔、出家して仏門に入った者は、自分の名前の前に釈子や沙門という語をつけて、釈子○○、沙門○○と称していたようです。


また、中国では、古くから法号の制度があったようで、出家の者と在家の者とを問わず、授戒した者には、みな法名を授与し、俗名を改めさせました。


日本でも、仏教伝来の当初から、この制を用いていたものと思われます。



 日蓮大聖人は、出家の弟子にはもちろんのこと「法蓮」「妙一尼」等、御自ら多くの檀那へも法号を授与されたことが、御書の中に見ることができます。


心から尊崇する大聖人から、偉大な仏法に基づくお名前を頂戴した、当時のお弟子や御信徒の喜びは、いかばかりであったでしょうか。


 ともあれ日蓮正宗で、御住職等から信徒に戒名を授ける源は、ここにあります。もちろん、この法名は戒名そのものです。



  ◇ 大聖人の仏法 ◇


 もともと大聖人が弘められる南無妙法蓮華経は、御自ら、



  「今末法に入りぬれば余経も法華経もせんなし、但南無妙法蓮華経なるべし(中略)日出でぬれば・とほしびせんなし・雨のふるに露なにのせんかあるべき」(上野殿御返事 全集一五四六ページ)


 と、インドに出現した釈尊の唯一本懐とされる法華経でさえ、「太陽が出たあとのローソクの灯のように、何の用もない」と断言されるほど、偉大な仏法です。



 また、この大聖人の仏法は、


 「仏の御意は法華経なり日蓮が・たましひは南無妙法蓮華経に・すぎたるはなし」(経王殿御返事 同一一二四ページ)



 と仰せになられているように、大聖人の久遠以来の御魂たる南無妙法蓮華経です。すなわち、『三世諸仏総勘文教相廃立』に




  「五百塵点劫の当初・凡夫にて御坐せし時我が身は地水火風空なりと知しめして即座に悟を開き給いき」(同五六八ページ)



 と仰せになられているとおり、久遠元初の本仏本法一体という、至高の御境界に住される、本仏大聖人によってのみ顕わされる妙法です。


したがって、この妙法はあらゆる仏とその仏の示される一切の教えと功徳を包含する仏法の根本の法体なのです。



  ◇ 日本の仏法 ◇



 当然、この偉大な仏法は



 「本有の霊山とは此の裟婆世界なり、中にも日本国なり、法華経の本国土妙・裟婆世界なり、本門寿量品の未曾有の大曼荼羅建立の在所なり云云」(御講聞書 同八一一ページ)


 とも仰せになられているように、インドでも中国でもなく、日本国を中心として全世界に弘めるべき仏法です。



 言い換えると、大聖人の教えは、インドに出現された釈尊の仏教と、密接不離の重要な結びつきを持ちながらも、一重深い教法であり、久遠元初に宗旨を立てる大聖人独顕の仏法なのです。したがって、その化儀の一切も、宗祖日蓮大聖人から始まるのです。




 この大聖人の仏法の一切は、大聖人滅後、更に血脈相承によって日興上人、日目上人と次第に受け継がれ、御当代御法主日顕上人猊下まで清浄無比に伝持されているのです。


このため、葬儀・法事などを含むすべての化儀も、この血脈を離れて存しないことは当然です。



  ◇ 日蓮正宗の戒名 ◇


 このように日蓮正宗の化儀の一切は、大聖人以来の血脈に基づきますから、御住職から授けられる戒名は大聖人の仏法の深義に包摂された功徳の具わることを知るべきです。



 総本山第九世日有上人は『化儀抄』の第六条に



 「仏事追善の引導の時の廻向の事、私の心中有るべからず、経を読んで此の経の功用に依って当亡者の戒名を以って無始の罪障を滅して成仏得道疑ひなし、乃至法界平等利益」(富要 一―六一ページ)


 と読経・唱題の功徳力により、戒名をもって故人の無始の罪障が消滅されて、即身成仏の境界を得ることができると明かされています。



 また、そのことを重ねて、総本山第五十九世日亨上人も、


 「亡霊への廻向には・其導師たるもの少しも私の意志を挟むべからず、御経の功用に任すべし、此時は蓋し、戒名に意義ありと意得べしとなり」(同 一―一七七ページ)



御本尊に対し奉る読経・唱題に絶大なる功徳があることを示されるとともに、戒名に甚深の意義があることを御指南されているのです。



 更に、総本山第六十六世日達上人は、


 「追福作善の法事、あるいは葬式の引導の回向には(中略)ただ読経唱題して、『妙法経力即身成仏』の功用にまかせる時、その亡者を戒名によせて、その亡者の無始いらいの謗法罪障を消滅し即身成仏は疑いないのであります」(化儀抄略解 二七ページ)



 と御指南されています。


 よって、日蓮正宗では、特に現当二世に亘って、深い意義を有する葬儀、法事等において、極力、当宗の戒名をもって回向し、故人の即身成仏を願うのです。



  ◇戒名の尊さの確認◇



 繰り返しますが、末法唯一の正法である日蓮大聖人の法義に基づく戒名は、大聖人の仏法の意義に則ったこの上なく尊い法名であって、各々の無始以来の罪障を消滅するためにも、大事な意義をもっています。



 近年、一般世間において、葬儀不要論・戒名不要論が主張されるようになっておりますが、そのようなことを平気で論じられるのは、御本仏大聖人の教えを知らず、また信じようともしないからこそできることなのです。



 私たちは、もう一度、日蓮正宗の戒名の意義と尊さを、しっかりと肝に銘じていきたいものです。


(大白法第388号)





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最終更新日  2008年09月20日 20時21分11秒
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