原点。
「現実逃避」して参りますた。全身、タップリと日焼けしてもうね、火が出そうですよって。腕が赤い石炭のようですよって。助けてください。こんばんわ、スナです。ここ数ヶ月…。怒涛のように駆け抜けて…。そしてここ数週間は、何かに取り憑かれるんじゃないのか!?てな状態で…。殆ど睡眠食事…何?てな状態ですた。わははー。そんな中。前々から予約していた山奥の民宿へフラフラと行って参りました。リフレッシュ♪つうか、その前に、いかに自分が人間としてヤバイ状態だったのかが痛いほど判明して、もうね、自己嫌悪も良いところですよ。お野菜だけだけど、タップリの食事も友人の3分の1くらいしか食べられず、風呂は老人も真っ青なくらい長風呂…。珍しくビールなんぞを飲んだかと思えば…布団の上にバタンキュー。死んだ!?てなほどの気絶就寝…。翌日は思い切り朝寝坊するし、行った先の草原では、同じく観光で来ていたどっかの男子大学生の集団の傍で、引っくり返りながら写真をパシャパシャ…。お年頃の男子大学生さんらは、変態スナに声を掛けることなんぞ出来ず、日傘を持った友人にシャッター押させて青春の1ページを作成されておりますた。地べた這いずり回っている変態の…自称「写真家」に頑張って頼めば、すっげーの撮ってあげたのによ~。そんな「現実逃避の旅」やってますた、この週末。珍しくフリーページも新たにアップしたので、宜しかったらご覧下さいませ★「旅3」です。今回の旅でのお土産と言えば…。この草原にて撮った写真と、その帰り道にテキトーに摘みながら歩けば、いつの間にか出来ていたそのブーケの押し花だけ。わははー!車に積んでいると、あっという間にパリパリのドライフラワーになっちまってますた。持ち帰った今、分厚い花図鑑に挟んでおります、はい。「生きる」って。単純で、シンプルで…。でも、奥が深いなあってしみじみ実感しました。まるで「焼きスルメ」みたい。噛めば噛むほど、何か味が出てくるから飲み込むタイミングが分からない。そんな感じ。太陽は灼熱で、でも絶え間なく吹き通る風が本当に気持ちよくて…。遥か遠くまで見渡せるその草原は、いつか見たあの、私の「原点」の草原と重なった。今はもう無いあの、草原。引っ越したばかりで、内気で陰気な私には、中々友人と呼べる人が出来なくて…。時間ばかりは矢鱈とあった、小学生の私はいつも、学校から帰るとその草原にいた。何をするワケでなく、ただ寝転んで…雲を見送り、風を感じていた。夕飯の支度を終えた母親か、少年野球の練習を終えた近所の幼馴染みが探しに来るまで、いつもずっと…。小さな草花の写真を、地べたギリギリで撮りながら、そのまま仰向けに引っくり返る。あの頃の自分と重なった。もう…夢だったんじゃないか?なんて思うほど昔の、曖昧な記憶になってしまっているあの頃。1人で寝転んでいたけど、寂しくなんてなかった。すぐ傍で草木は風に吹かれてざわめき、太陽はユックリと傾き、雲もピンクに染まりながら家路へと帰っていく。そして。「スナイダーズ!ご飯ー!!!!」必ず。私の名を呼ぶ声がした。「スナー!!行くよー!?」目を開け起き上がると、日傘をクルクル回しながら友人が車へ戻る姿が見えた。「今、行く」立ち上がり、私はシャッターを切った。最後のフィルムだった。この真新しい1枚をアルバムに加えて、私は。これからも自分の人生を生きてゆく。明日も。皆様にとって素敵な1日になりますように…っ!!