青木雄二さんに捧ぐ58歳、肺がん。青木雄二さん悲報を聞き、少し考えた。 青木さんの書籍は、とてもおもしろく共感できる部分も多くてよく読んでいた。 先日も、飼い犬の具合が悪くなり、動物病院に行って診断された内容が納得できず、たまたまペットショップのご主人から頂いた本が青木さんの本だった。 そこには、拝金主義のインチキ獣医の見分け方から実例、対処方が青木さんと友人の獣医の共著で綴られていた。 偶然かも知れないが、うちの犬につけられた診断結果と治療法が青木さんのいう、インチキ獣医の事例そのままであり、その指示通りに何もしなかったら治ってしまった。 うっかり、インチキ獣医の指示に盲目的に従っていたら、今頃は高額な薬浸け廃犬となっていたかも知れない。 感謝です。 青木さんの冷めた人間社会への視点と、風刺的な作品の中から得るものは多い。また、落とし穴だらけの社会を生きるには、必読書かもしれない。 例えていえば、命にかかわる毒をもった外敵が多いジャングルで生き抜くためには、それに関する知識と対処方が必要なように。 ひょっとしたら、今の日本にはジャングル以上に、たちの悪い毒虫が多いかもしれない。 青木さんは、人生の中でいろいろなものを形で遺していった。 人は死んだ時、それぞれに一生が計られると思う。 金や物は、ただ集め方がうまかっただけでその人が創ったわけではないし、評価は低いな・・。 やはり、子供や、教え子など次の世代に無形ではあるが、何かを遺せた人は偉大なんだろう。 まずは、たくさん冒険して自分の中に貯めてからだな。 その意味で、起業してベンチャーに生きることは大きな意味がある。 と思う。 青木さんの人生に学ぼうっと。 |