昨日近所を歩いてたら、子供がフィットネスクラブの階段から身を乗り出して、鞄の先で横の木の幹をつついているのをみかけた。虫でもいるのかなと見ていると小さな鳥がバタバタ飛んで出て来た。ところが、これがまだヒナで、あまり飛べないらしく、すぐに下のアスファルトに降りてしまったのだ。子供はそんなことには気付かず行ってしまったが、なんせ、人が近付いてもまるで警戒心がないので、これは危険だなぁ、などと思ったが、買い物途中でどうしようもないので、一旦その場を離れた。しばらくして買い物から戻ると、2羽の鳥が今まさに飛び立ったところを目撃した。どうやら親のヒヨドリが安全な所へ誘導しようとしたらしいが、いかんせんヒナなので、すぐに地面に降りてしまった。近付くとくだんのヒヨドリはヒナのすぐ脇にふんばりこちらを真直ぐに見上げて、キョエーキョエーと威嚇している。さらに近付くとさすがに飛んで頭上の電線に止まったが、相変わらずけたたましく鳴いている。ちょうどヒナのいる場所がフィットネスクラブの入り口だったので、「こんなとこにいたら轢かれちゃうぞ」などと言いながらヒナを手のひらに乗せて植え込みの中へ避難させた。ヒナはきょとんとし、上空からはキョエーキョエーがいつまでも聞こえていた。あいつどうなったかな