まるくんの旅は青空

2009/10/25(日)19:06

セイシェル旅行記  地上最後の楽園その33 「旅は青空 ハニーと極楽の島へ」 まるくんその後の旅 

            ゲートをくぐる。 すぐに小さな管理棟があり、女性にハニーは呼び止められた。 「管理人?」 ハニーは管理棟に入って行き、女性と二言三言交わし、すぐに出てきた。 「園内の地図渡されたよ。二人で10ドルだって」 「あれ?」 日本セイシェル協会・観光促進会(Seychelles Tourism Promotion Board)のホームページ。 「――ヴィクトリアの植物公園では、双子椰子などの椰子類や、その他多くの種類の興味深い植物が見られます。数匹のゾウガメもいます。毎日開園、入園無料、カフテリアでは飲み物と昼食が取れます――」と紹介していたけどな~。 「「まぁ、ええわ!やっぱりゾウガメより先に、カフェテラスがあるだろ?まずはそこに真っ直ぐ行こ。もう喉がカラカラじゃわ。あんたに水とられたし」 「え?さっきの園のひとがこの地図のカフェテリアにボールペンに×印入れよったよ。クローズ言いよった。ほら」 「え?!なんで?!」 「さぁ、日曜じゃけんじゃないん?」 「なんでよ?なんでよ?日曜こそ恋人とか家族連れとかが憩いに来るとこじゃないん?」 「知らんよ、そんなん。さぁ行こ行こ♪」 「また、知らんよか。いつでも知らんよ、や。何を知っとんぞ?」 ハニーはまた先をスタスタ歩き出した。   私はエジプト・ギリシア旅行でもそうだったようにカメラにビデオ撮りとひとり忙しい。 いや、今回の旅だけではない。いつも、いつだってそうだ。 忙しいふりをするのはもっと得意だけど(笑)。 それを話しのネタにするのはもっともっと得意だ(笑)。 どこかのだれかの役にたっているのかどうだか、愛すべき我が隣人は知らぬ顔でまた先を歩く。 お互い、いつも出そうな杭を打つ、そんな15年間だった。 性格も嗜好も、思考までどうにもこうにも正反対。 「性格の不一致」という鐘が高らかに鳴り響くではないか。 ――――妻とアタシはなにからなにまで正反対です♪ルン♪ おや?・・・・こんな書き出しに、なんだか一抹の不安も感じますが(汗。 妻は理系というにふさわしい思考回路で、アタシといえば、モロ!アホゥの文系。 妻は電気機器系統とかメカニックにすこぶる強く、アタシはトントダメ。 妻は室内外装飾・大工が得意で、アタシは見向きもしません。 妻は懸賞応募コマ目に当たるのですが、アタシはビギナーズラック!のパチンコのまま。 妻はシンプルで理知的でハレ女、アタシは全くの気分屋で雨アラレ。 妻は誰にでも受容な包容力があり、アタシは八方美人かつ好き嫌いが激しいです。 妻はいつも冷静に対処し、アタシは激情に委ねます。 妻は異性に無頓着な癖に(!!)モテモテで、アタシは興味ありあり!×1万光年、なのにモテナイ君で。(もう、これぐらいでカンベンしてください(涙 妻はたまご型の顔つくりで髪サラサラ、アタシはホームベースで髪の毛はハリネズミです。 妻はいまだに大街道や銀天街を一人で歩くと、きまって異性多々声をかけられるのですが、 わざと後からついていくアタシは女子高生たちにストーカー呼ばわりもしくは後ろ指さされ隊(大粒涙 妻は新築・家計・子たちの将来設計をしっかりたててますが、妻曰くアタシが「ゴジラが上陸した東京タワーのごとく破壊する」そうです・・・・・・・・。 ええ、ええ、どうせアタシは「アタシが幼少の頃、アタシの学資保険を解約してヨーロッパへ旅たっていった父の息子」です(血は引き継ぐ性涙) ・・・・・なんだか、アタシが極意まれな極悪非道みたいじゃないですか(涙ぐっとこらえて ・・・・・ちょっと地軸を曲げて、視点を変えてみましょう♪ 妻は人見知りしますが、アタシは社交性があります。 妻は了見が狭いですが、アタシは包括的に捉える技能を身につけています。 妻はなにごとにもどこか冷淡で、アタシは毎朝、「こころ」で泣けるくらい情感豊かです♪ 妻は他人に貝になりますが、アタシは見知らぬ人にほど親切です。 妻は掃除が全くダメで、アタシは整理整頓が好きです。 妻は鉢の花さえ育てられませんが、アタシは園芸・自然派、そく行動派です。 妻は料理をしようとせず、おかげでアタシは料理はプロ級です。 妻は夜更かしして、電気テレビつけたままアザラシ寝してますが、アタシは90のおじちゃんみたく早寝早起きです。(や~~、乗ってキタゾイ♪) 妻はオフロに1時間もかかりますが、アタシは5分ですみますよ! チビまるくんも同時にでてくるので、皆にあきれられてはいますけど(なにか?) 妻は文章・手紙全くダメで、アタシが保育日誌や学校のたかが一行伝言まで書いてます。 妻は編物が趣味とアタシにのたまいましたが、みたこと、袖を通したことないです。 アタシのご趣味は「リンクにあるプロフ」のとおり!(ドウよ?エッヘン!) 妻はSEXに対しマグロどころかゾウアザラシのスタンスですが、アタシはありとあらゆる遊戯をする自信と用意があります。 妻はアタシの前で平気でオナラをしますが、アタシは断じて人前でしません。 それでも彼女は平然とします。 音のでないやつならだまっていりゃ~~わかりゃせん、と素知らぬ顔していますが、音のでないやつほどタチ悪いことないですよね??(スカンクも涙) ・・・・・・なんだか、人様が聞いたら、今度はたんなる誹謗中傷・・・・・。 どっちみち、アタシが悪人じゃぁないですか・・・・・(泣きのサンタナッ) スペースも、もったいないので、このあたりでやめときます。 でも、かようにアタシたちは凹と凸の関係なのですよね・・・・・ピタリと組み合わさります(TT) 彼女とアタシは月とスッポン、トウフにカスガイ、ノレンに腕押し、糠に釘。 なんだか、使い方全部間違ってるし(イグアスの滝汗)。 ま、両軸欠かせない南極と北極を結ぶ地軸のようなもんですな(エッヘン) 小学生でもわかるようにありていに申せば、「二人で一人前」。 づきは次回にしようかな。 対照をここまでつらつら書いてきて、みなさん、おそらく思わずものがな、脳内に漂うキーワードは「性格の不一致?」 さりげなく(いえ、モロ君に)性の不一致まで滑り込ませてるし(号泣) でも、そうは「読み取らないあなたは」、アタシの手帳でしっかり「幸せ」がナニたるかを読み込んできたのですよね。 そうです。 セルフ・エスティーム(自尊感情)という大切な概念を思い浮かべてみてください。 アタシたちは学びました――――。 「あなた」がいて「わたし」がいることを。 「こんな自分」でも私が私を好きなのと同じように、他者が好きでいられる。 そうなんです・・・・・。 アタシたちは互いに補うのではなく、お互いを罵るのではなく、お互いの足を引っ張るのではなく、お互いを許すのではなく、お互いを認めるのではなく、お互いを高めるのではなく、お互いを束縛するわけではなく、さりとていずれの個別の否定をも全て包括して、私を愛するのと同じエントロピーを放出して、相手を愛し、お互いがお互いを愛しあうのです。 4つの愛があるわけなんだよね。 愛ってナニ? アタシは彼女と出会うまでは、向う見ずで、あいつもこいつも嫌いで、そのくせ臆病で、でもでもバチカンの意向が届かない片田舎の枢機卿程度の世界の中心で(ナイス例え)、そして「アタシがコーラン」でした。 遠く離れた町の片隅で、ひょんなことから彼女の「微笑み」に触れた瞬間、世界は劇的に変化したのです。 「美しい」などほか美辞礼賛の字句は、形容は、決して客観性などを求めることは幻想でしかないので、ここで多くを語るのは無為であります。(でも・・・聞いて♪聞いて♪) アタシたちは、運命ではなく、必然などなく、さりとて自然でもなく、ただただアタシモテナイ君の圧倒的な「能動態」と彼女の「受動態」という文法=定理があったからこその、結ばれたモノダネでありました。 ここで但し書きですが、この「定理」はあくまでも「アタシたち」のみの小さな小さな物語でしかありません。普遍など、どこにも落ちてはないのですから・・・・・。 「 いつのときにも 青空・・・・・・ 」 そうなんです。 彼女はいつも、「ここに(!)」いるのです。 アタシの青空は、彼女です。 彼女こそが、アタシのコーランなのです。 みなさんも、ぜひアタシたちのようなスキルを身につけられ、安心・自由・自信に満ち溢れた性を(字違い・・・・生を謳歌して欲しいですね。 タダシ、アタシも人の子、、、、どなたにでもこのスキルを応用するわけではありませぬ。 出会い―――アタシは臆面もなく彼女にこう告げました。 「アタシはあなたに出会うために生まれてきました!」 何回目いやもとい、何人目ぐらい言ったかな・・・・・(ニッパ♪)                   (2003年8月「まるくんの旅は青空」より) つづく             みーり、もうすぐ7ケ月目。6000gに近づいてきました。 おしゃぶりが減った今月中旬から急速に寝返りゴロゴロスピードん増します。 お祭りがあって、父さんにお祓い、母さんにお供してもらったよ。 そろそろみーり、の年賀状選ばなくっちゃね。 ごはんもたくさん食べるようになって、お通じも「ひとらしく」なってきました(笑)

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