2017/07/14(金)12:31
故郷、宮崎のソウルフードは。
暑い日が続いています。
西日本や北陸・東北では大雨で大変な被害が出ているというのに
こちらは梅雨が明けたのか・・・と思うほど雨が降っていません。
なんでうまいこと平均的に降ってくれないのでしょうか・・・。
ここ数年、夏になると我が家の食卓にちょこちょこ上がる上る
『冷汁』
テレビなどで紹介される時はたいてい「ひやじる」と呼ばれていますが
私たちは 「ひやしる」と呼んでいました。宮崎県内でも全く知らない地域もあったそうです。
全国的には徐々に知られてきてはいますが、まだまだいまいちの認知度だと思うので、
一昨日我が家で作った時の様子をUPします。
作り方は各家庭で全然違うので以下はオカン宅の料理方法ですのであしからず。
我が家では焼いたアジの干物を出汁代わりに使います。
私の母は いりこ派でした。(いりこのワタや頭などを取ってフライパンで乾煎りします)。
ほかにもクックパッドなどでは ダシの素を使った調理方法も紹介されていましたので
参考にしてください。
私はアジの干物が一番マイルドな味に仕上がる気がします。
白胡麻を乾煎りします。
味噌を焼きます。
使うお味噌はやっぱり フンドーキンの麦みそ 。
こちらでも手に入るようになりました。
炒った胡麻をゴリゴリ擂って、ほぐしたアジの干物も入れて細かく滑らかになるように
ゴリゴリ擂ります。途中で小骨など出てきたら取り除きます。
さらに焼き味噌を加えてゴリゴリ・・・。
ここまでの工程も各家庭で千差万別ですが、
一番昔ながらの方法は炒り胡麻、出汁、味噌をすり合わせた後、
すり鉢をガスの火などの上でひっくり返して焼くやり方です。
さらには、先月、久しぶりに会った友人4人と冷汁の話をした際
そのときの一人、Tちゃんが「アルミ箔に味噌を広げゴマを乗せて
オーブントースターやオーブンで焼いたらゴマを炒る必要なくて一石二鳥だよ」
と、教えてくれました・・・ほう。
でも、すっかり忘れてて胡麻を炒り始めて気がつきました。
私はノンフライヤー カラーラを使います(これホント便利です)。
熱湯を注いで擂り合わせ・・・
さらに熱湯を加えて濃い目の味に仕上げます。
氷を足して冷たくするので味は少しずつちょうどよい塩梅になっていきます。
この段階で熱湯ではなく冷たい水を注いで味を調え冷蔵庫で冷やすご家庭もあるようです。
我が家はずっと母のやり方です。
で、そこに薄く切った胡瓜やサイの目切りの豆腐を入れてとりあえず出来上がり。
食べる直前に氷を足して、細切りの青じそ、茗荷をあしらいます。
ご飯の上にドバっとかけていただきま~す。
ご飯は炊きたてでも、冷めていても、麦飯でもです。
もともと暑い中での農作業後、簡単で食が進み、栄養価が高い食事をと
昔の人が考えたアイデア料理なんです。
なので量ったりせずたいてい目分量・・・。
豆腐も包丁で切らず手で握りつぶすお家もあります。
以前、ブログでも書いたかな・・・
高校時代・・・或る夏の放課後、友人たちとおしゃべりしていたら
やっちゃんが 「ぬっきー、こんげな日は晩御飯が冷汁やったらいっちゃけんどんねー」
と、(たぶんこんな感じで)一言。
翻訳すると・・・「暑い、こんな日の晩御飯は冷汁だったらいいのにね」
私 「え、なんで冷汁をしっちょると」
翻訳・・・「なんで冷汁を・・・」も、いいか。
一同「え、知っちょるよ、なんで」
実は私はその時まで 味噌汁に氷など入れてさらにはご飯にぶっかけて食べる、
けっして上品とは言い難い、まるで猫まんまのような冷汁を
『母の考えた究極の手抜き料理』と思っていて、決して他言してはならない代物
と思っていたのです。
み、宮崎の郷土料理
orz
心の霧が晴れた瞬間でした。
どんな料理かなんとなく分かっていただけたでしょうか。
もう一つ、故郷の・・・というより南九州のソウルフード・・・
それは・・・白熊
です。
白熊とは・・・
かき氷に色々なフルーツ、大きな白くて甘く煮た豆、レーズン、プルーン・・・etc.
練乳とシロップの甘いかき氷です。
鹿児島のて天文館通りにある『むじゃき』が元祖と聞いています。
この、な名前の由来はてっぺんにあしらわれたレーズンで白熊の顔のように見えたから
と聞いたことがありますが・・・どうなんでしょ・・・。
これはハーフサイズです。
毎年どこかのデパートで催される南九州の物産展に行って『むじゃき』の
白熊を食べています。
今年は柏市の高島屋に行ってきました。
こちらも機会があったら是非食べてみてください、くれぐれも初心者は
ハーフサイズでね。
ちなみに最近はこんなのも売ってます。
じゃ。