日本、狭いようで広い・・・世界へ

2006/02/10(金)22:11

ナイーブアート(素朴芸術)

クロアチア(45)

   クロアチアはナイーブアート(素朴芸術)の大国です。   ところでその前にクロアチアはどんなところかというと、   北海道とほぼ同じ緯度にあり面積は九州の1.5倍で   人口は約450万人で、首都ザグレブには約100万人が   住みます。   大陸性気候で、北部各地には温泉が湧出し、   首都ザグレブは日本のようにはっきりした四季があります。   このザグレブ北東に丘陵と野原の続く美しい田園風景が   広がり、その詩情あふれる風景と穏やかな暮らしが   独自の文化を生み、ナイーブアートを育んだと   言われているそうです。    そう、このナイーブアートは、   1930年代初頭美術教育を受けずにほとんど独学で   画を描き始めたイワン・ゲネラリッチらによる   農民画家たちのグループが誕生したのが始まり。    農民の日常生活や風景といったテーマを、   よく似た様式と、形状的、技法的な方法で描き、   物語的な調子と叙情性が常に含まれています。    そしてクロアチアのナイーブアートは、   感情が理性よりも優先されるそうです。   生きる喜び、忘れられた自然、過ぎ去った子供時代、   民話や素朴な空想、忘れられた世界に不思議を   見つけることができ、それだけでなく、   悲劇的かつ幻想的でシンボリックな世界も   存在するのです。        名もない小さな村やぬかるんだ農場に住み、   組織的な教育や上流の文化にふれることがなくても、   偉大な芸術家になることが可能であることを示し、   芸術が伝統や教育の上に成り立つ既成概念を   うち砕いたのでした。    そして、ナイーブアートは機械的な世界の中で、   人々が人間のあたたかさや、自然を取り戻す方法の   一つになりました。    文章は、ほとんどクラブツーリズム(株)の   チラシから、引用しました。    理性より感情を優先させた絵画、   だから心を打ち、癒されるのですね。    そして、もう数年前になりますが、   私たちも実は小さなクロアチアの絵画展を   行いました。    そのときの様子は後日に載せますね。       お楽しみに!     

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