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テーマ:読書備忘録(1428)
カテゴリ:読活(読書)
この先の仕事のポジションもなんとなく見えてくるしー
娘は自分の人生を歩みはじめているしー 親の介護や老後の資金など不安は尽きないしー 50代は絶望のお年頃なのです。 そんな暗い50代の気持ちを吹き飛ばす書籍が相次いで発売。 承認欲求を捨てよと説く藤井孝一著「50代がうまくいく戦略書」もあったけど、 まずは、エア転職や副業などでなりたかった自分を実現しようと説く 常見陽平著「50代上等!理不尽なことは「週刊少年ジャンプ」から学んだ」を買ってみましたよ。 ![]() 著者の常見さんは、リクルート→バンダイ→コンサルティング会社とエッジの立った経歴から、とにかく経験や知識が豊富なぶん、兎に角、話があっちこっちに飛びまくり。 凡才の僕にとっては、読みづらくもありましたが、 この先の人生を考える上での示唆に富んだ提案が盛りだくさん。 但し、副題の「少年ジャンプから・・・」はコラムで少し触れられている程度で、 主題そのものとは直接に関連しません。ちょっとつりかなー。 著者は、 社会の変化(コンプラ圧、多様な価値観、ソフト老害、格差の拡大、働き方改革など)を受け入れつつ、 強すぎる自己責任グセを社会責任に転嫁してもいいのではと主張。 そのうえで、年齢や立場、人間関係から離れて自由になり、自分本位で好きなことや本来なすべきことをすべきと説く。 また、処世術として、エア転職(人材紹介会社に登録してみる)、エア移住を勧め、 昔話語り転身ポエムを戒めて役に立つ語り部となるためのネタ帳づくりを提案している。 さらに、社会全体として、年齢のアップデート(役職定年の見直し等)や副業の推進を求めている。 僕自身、50代世代の当事者として、バブル崩壊後の長い不況にさらされ、 先輩たち(逃げ切り世代)と若者(ゆとり世代・Z世代)の狭間で、 率直に時代のあだ花と感じます。 時に、本書の冒頭にもあるように、 「ちょ、待てよ」とキムタク風にセリフを吐きたくなることもあります。 学生時代の、部活のシゴキを思い出します。先輩から受けたシゴキを、そのまま後輩に課すことが、 伝統を継承することであり、世代間の公平を担保するように思っていましたが、今は、反省しています。 社会が前進していることを是として受け止めて、 邪魔をしないことはもちろん、自身もアジャストして貢献していきたいと 思います。 その一方で、時間の主導権を握り、 本来やりたかった夢を追っかけていきたいな、 と勇気づけられました。 但し、昔話語りはホドホドにしないといけませんね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.15 07:10:09
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