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2006/04/05(水)23:41

泣かせてあげよう

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上手に泣いて甘える子どもは育てやすい 『抱っこ法』を上手く使うことで閉ざされがちだった子どもの心が開けれ、幸せな親子関係の取って大切な『上手に泣いて甘える力』がよみがえる事が多い。 『甘え上手について』 @「うちは3歳の男の子でとっても甘え上手ですが、育てやすいどころではありません」 どんなふうに甘え上手ですか? 「とにかく甘えねだりがヒドい!この間の日曜日、車で2時間かけて実家から帰ってくる途中で。『おじいちゃんとおばあちゃんにサヨナラの握手をしてこなかったから、もう一度引き返せ』ですよ。甘えにもほどがある」        ↓ それは、甘え上手とは違うのです。甘え上手という意味の説明がたりませんでした。 親に向かって『こうしてちょうだい』というお願いをしやすい子どもの事です。 子どもは、親に色々なお願いを聞いてもらわないと、幸せに生きていく事が出来ない。赤ちゃんの『オッパイちょうだい』『オムツが濡れたよ』『抱っこして』と言ったお願いから始まって、もう思春期になった子どもでも、ときにはべったりと寄りかかってきたり、悩みを聞いてほしがったり、叱ってもらいたくなったり、『今は黙って見守ってほしい』と願ったり。 2時間も走らせてきたところで『もう一度実家にひき返せ』と言い張るというのは、その子どもの本当の願いとは思えない。むしろ、本当のお願いを率直に伝える事が出来なくなってるので、無理難題を持ち出して遠回しに訴えてると考えた方がいい。 @「家は2歳の女の子、公園に連れて行っても、私にべったりくっつきっぱなしで甘えてる。友達と遊ばない」            ↓ 友達や遊具の魅力がいっぱいなはずの公園でママにべったりしている子どもも、『友達より、ママが良い』というよりは、何か心のモヤモヤがあって、それが友達の世界に入って行くのを妨げている。 @「家は3歳ですが、今でもオッパイを飲んでます。飲みたがるうちは飲ませたいと思ってるが、飲んでいる様子を見ると、どうもあまり幸せそうな顔つきではない。それでも甘え上手でしょうか」              ↓ あまり幸せでない顔つきでオッパイを飲んでる3歳の子、おいしいオッパイを飲んで安らいでいるというよりは、何か本当のお願いが出来ないまま、モヤモヤした気持ちをオッパイでまぎらわしているのかも つまり。 一見甘え上手でも、実は「甘え下手」なのかも。 泣く事は甘えの原点 泣いて要求が満たされれば、満足して泣きやみ。 そうしたやいとりのおかげで、こどもは無事に生きていく事が出来る、親もこの絆もまた深められる その原点のところでの甘えの働きを綴じてしまうーーーーつまり、泣く事を禁じてしまうと、甘えの表現全体が抑制されて甘え下手になってしまう。 すると、大切なお願いが親に伝わりにくいから、子どもは苦しくなって、その苦しさをまぎらわす色々なサインを見せるようにもなる。 本当の願いを知るために 甘え下手になっている子どもは実に沢山いる 親自身が甘え下手に育ってきたために、我が子に対して『甘えさせ下手』になってる。。。こともよくある 子どもが甘え下手になっていると、子どものお願いが親に届きにくくなるので、子育てに何かと無理がでてくる。甘えられない苦しさをまぎらわすように、すねたり、聞き分けがなくなったり、落ち着きがなくなったり、夜泣きが始まったり、といった気がかりな様子を見せるようになるので、親はその対処にも悩む事になる。 気がかりな様子を見せているほどではないけど、、、 「子どもとの気持ちの歯車が噛みにくい」 「子どもとの間に目に見えないバリヤーがあるようだ」 「言葉を交わしていても、お互いの気持ちが微妙にすれ違う」 「子どもが可愛く思えない」 「かわいがっているはずなのに、どことなくよそよそしい」 でも、大丈夫! 『泣く事』が甘えの原点。 まず、泣きたい時に泣ける『泣き上手』になるように導く事で、子ども本来の「甘えの力』を取り戻す事が出来る 泣くというのは感情の表現『悲しい、寂しい、怖い、痛い、悔しい』と言った何らかの『感情』が動いた時に泣く それは、『欲求』に満足と関係する 生きていくのに必要な欲求が満たされる時には、嬉しい、楽しい、面白いといった肯定的な感情を味わう。 満たされないと、悲しい、寂しい、怖い、痛い、悔しいといった、いわゆる否定的な感情を味わう。 何かの要求が『満たされていない=否定されている』という事を教えている感情、という意味だから、むしろとても大切な感情。 欲求と感情は表裏一体の関係。ある感情が動くところ、その背後に何らかの欲求がある。満たしてほしがる『欲求の穴』ブラックホールと吐き出したがる『感情の穴』ホワイトホールがある ある坊やが、ママが赤ちゃんを抱っこしているのを見て羨ましくなり『僕も抱っこして、かわいがってほしい』という気持ちになったとする。 抱きしめてほしい、抱きしめて満たしてほしい、埋めてほしと言う『欲求の穴』が出来、同時に赤ちゃんが抱っこされて可愛がってもらっているのを見るのは悲しいという感情のストレスはマグマのように激しく渦を巻く「感情の穴』ができて、次第に膨らんでくる。そして、限界まで膨らんだところで『泣き声警報』が鳴り響き、涙が流れて、全身から悲しみが表現され始める。 その泣き声でママが大急ぎで駆けつけ、やさしく抱きしめて、愛情欲求なり、オッパイの欲求など満たしてあげると、欲求の穴はたちまち埋められ姿を消し、子どもは満ち足りた表情に戻る。そして、やさしくヨシヨシされるほどに、やがて感情のマグマの発散・放出を終えて、目に見えないくらいに小さくしぼみ切って平常に戻る。 だから、第一に『満たしてほしい欲求を親に伝えること』第二に『感情ストレスを解き放つこと』だということ。 泣いて存在感を育む 言いなりにならない、でも泣く事を禁じない 「これこれこういくわけで、そのお願いは聞くわけにはいかないのよ」 と説明して、親が言いなりにならなければいい。 わがままをいうな 聞いてもらえないからと言って泣くな 泣いてばかりいないで言葉でちゃんと言いなさい コレコレ!だめよ~ 泣くほど楽になる 傷ついた心を、涙が癒す こけた時でも『イタイイタイの飛んで行け~』とおまじないしながら頭をヨシヨシしてあげる 泣くと楽になるよ 泣く事は快感 泣く事は本当の気持ちにつながる扉 『ずっと、つらかったね』 泣く事が出来てこそ、笑う事が出来る 泣きながら未練を断ち切る 子どもの感情を、心を体で受け止めて 泣き言いを聞いてもらえれば、がんばる がんばりたい、でも怖い 泣いてもいいから頑張ろうね 子どもには『泣ける場所』が必要 ママになら、甘えられる 心の『袋』を、大きく開いて ママなんか嫌い!! 今まで大好きしか言わなかった嫌いを言ったのは始めて、何だか一歩前進したような~。 『ママを嫌いなんて言うやつは逮捕する!』と抱きしめた。 早く泣きやまないかなって思いながら抱っことかは、伝わる。 にこやかに。おおらかに。しなやかに。 泣いてもいいよ!メッセージが必要 ママの腕を噛む→これ!アンパンマンじゃないから噛めないよといって笑って返すと坊やも大笑い。 泣かすと泣き虫になるというのは違うよ。

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