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2006/12/08(金)14:21

勉強のやり方

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早期教育で例外と感じられるのは、英語。 読む書くに比べると『聞く・話す』については、早くからやる効果がある。 「やってみたい!』という子供に限ってだが、早くからスタートさせると明らかに『聞く耳』がよくなり、のちのちまで生かしていける財産。 『出来る』子に育てたままというのは、乳幼児の頃から、本の読み聞かせをしてやりながら、母親自身もまたよく本を読んでいるもの。 こういう環境で育てられた子は、たとえ日本にいなくても日本語が崩れない。 国語の成績が伸びない子は、例外なく本を読む習慣に欠けてる。 これは、親の責任。 ママがワイドショーにかじりついてる家庭に、ドストエフスキーを読む子は絶対にいないということ。 早期教育に力を入れるママ達がいる。 開始時期は色々。 よい・悪いという議論は成り立たず、ある子供には良い、ある子供にはよくないとしか言えない。 ここで難しいのは、『合ってる、合ってない』という見極め。 親から見ると色眼鏡で見る。 すごく記憶力が良くて、何でも早く覚える、うちの子は天才?と舞い上がる親もいる。 しかし、小さい子というのは、何でも良く覚えるもの。そして、すぐ忘れる。 幼児の頃の記憶は、天才の尺度には全く関係ない。 勉強だけではない。うちの子は天才と思い込んで必死に2つも3つも芸事をやらせて失敗した例は、いちいち数えれないほど。 念をおして、何でも『先取り』して教えればいいというのではない。 すごく覚えがよいといって、早くから九九や方程式まで教えるが、それはむしろマイナス作用。 むしろ、大数学者になるような人は、早期教育の教え込みとは無縁。 親は『教える』のではなく、ひたすら『やらせる』だけでいい。 なぜ?我が子を教えるのはとても難しい。情が入って、冷静になれなくなる。教えようとしないで『やりなさい!』と背中を押す事が最初のステッップ。 それでも、『わからない・できない』ときは、先生に聞いたり、友達に習ったりするといい。 やるべこことをやらせて、しばらく経過を見守る事が大切。 ただし、教えてやりたい、もっと面倒を見てやりたいという気持ちは、もっとも。 そこんとこ、我慢しながら、カッとならずに待ってやろう。 反対に情も何もなくて、子なんてどうでもいいと無関心になってはおしまい。 高学歴の親に気をつけてほしいのは、『どうしてこんな問題が出来ないんだろう』『私は簡単に出来たのに』と考えない。 『頭が足りないのはどっちのせいだ!!』と夫婦どうし責任をなすり付けても仕方ない。 面白い事に、他人の子供を教えるのが上手な人でも、我が子は上手く教えれないもの。 教員でもなかなか情というのは押し殺せないもの。 二番目のステップには『食卓』が登場。 ママは食卓で勉強させ、それをきちんとチャックする。 子供に手取り足取り教えないで、やったかどうかを確かめる。 食卓は、ママの目の届くところでやらせて、ついでに家事に精を出す姿を見せてやりたいから。 包丁をトントン♪とやると、子供は勇気付けられる。 問題を解くテクニックではなく、ちゃんとやっているかどうかを見守ってやればいい。 『勉強のための子供用の個室』はいらない。 ちょっとわからないという個所にぶつかった時、くれぐれも『教えてやろう』などと肩ひじをはらない。 3番目のステップ。 子供と目線を交わす。 早期教育や胎教から熱心に取り組み、音楽(モーツアルト)がよいという話を耳にするが、科学的なデータはないよう。 むしろ大事な事は、出来るだけ親が特にママがそばにいて、子供に語りかけたり、本を読んであげたり、たっぷり愛情をそそいでやる事が大事。 情緒的な面でプラスになったり、いつか芽が育ってくる。 しっかり目を合わせる事が大事。 メール打ちながらやテレビ見ながらも感心しない。 いい加減な態度では、一生懸命、頑張ろうとしてる小さな子供に対して、いかに親でも失礼。 誉めるしかるは9:1 出来る子は7誉めでもいいが出来ない子は9割誉めて。 同窓会とかでも怒られた事より、先生に誉められて嬉しかった記憶が残ってる。 出来ない子ほどほめ殺して育つ。 我が子を他人の成績と比べない 成績だけでパニックにならないで。 点取り競争ではない。 イチロウは『首位打者を目標にしますか?』と聞かれると、『他にも優秀な打者がいますから。でも、ヒットは200本打ちたいですね』という。 ヒット200本は他人とは関係ない自分の努力でできる。 しかし、率を競う首位打者は他人の成績と比較によって決まるので本人にはわからない。 だから、他人と比べても意味などない。 勉強ではムダをはぶく工夫をさせる事も大切 面白い事にできる子は、とても要領がいい。 自学自習ができないと同じで、自分でそのコツを身につけるのはかなり難しい。 ココは親がちゃんと指導してあげよう 例えば、算数で基礎問題が20問あるとすると、それを全部やる事を考えただけで嫌になる。 ところが、20問中には同じパターンの問題があるはず、そこを引けばいい。 小数点の問題が10問のときは、やさしいものから3つ、難しい問題から3つ選んでやれば全部やらなくてもすむ。 勿論、全問やる必要のあるところもあるが、時間は無制限ではない、そのやりくりの要領を教えてもらいたい。 すると子供が一人でやる時に、ここは苦手だから7割やるぞ。となる。 要領の良さを求める習慣が身についてくと、中学、高校にかけて自分の目標設定し、計画して自主的にやり、自分で責任をとる、その下地がつくられる。

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