笑顔・睡眠・食事・運動を意識して過ごそう

2007/09/23(日)00:34

AS 3

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12.不安感をどのように静めたらよいか ASha 不安に弱い。あらゆる人間関係は、行動や会話のやり取りをどう始めて、どう展開し、どう終えるかで不安の元となり得る。子供達にとって、学校はいつ間違って足を踏み込んでしまうか分からない地雷原になる。日課が変わったり、自分に要求されている内容が変わる事は著しい苦痛であり、特定の感覚刺激は耐えられない。これらすべての要素が一体となり不安にさせる。不安が『波』となって変動し、パニックが何回か訪れた後には、比較的、落ちついた期間があるような人もいる。特定の不安に対して安心させる事は効果的、はじめから不安の感覚が内在していて、単に原因を求めているだけのような事もある。一つの事を納得させても、また次の納得いかない事を求めて、あたかも不安が『流れていく』よう。このような人には、独特な事項に没頭する事で不安と祈り合っていく場合がある。その場合、その人がどれほどの不安を感じているかを、その関心事へのこだわりの度合いで測ることが出来る。不安が強ければ強いほど、こだわりは激しくなる。更に、不安が増すにしたがって考え方が硬直化し、一定の決まり事により固執し、反復して繰り返すようになる。このようにASの症状は、不安になると明白になるのだが、ハッピーで落ちついている時ならば、よほど熟練た人でなければその兆候が分からないほど微妙。 不安レベルがさほど高くない段階では、簡単なストレス克服法が有効的。親や先生は、子供の不安が増大する兆候を認めたら、不安のレベルに合わせた対処法をとるといい。その兆候は、身体をゆっくり揺らす事から始まり、だんだん緊張してきたり、考えが硬直化するようになる。更に、このような行動や動作の観察のように、外から判る兆候だけではなく、不安の要因となる出来事からも知りえる。例えば、とても楽しみに待っている行事が実際に行われるかどうか分からないとき、誕生日前や、学校での試験の前。内的あるいは外的な兆候から判断し、不安が実際に起こりそうであったり、不安のレベルが高まるようならば、そのレベルに応じてとるべき選択肢がいくつかある。息抜きが出来るような行動、達成感を持たせるような活動、気分を紛らわすような行動、または、緊張と不安を『燃え尽きさせる』ような身体エネルギーを使うような活動をさせる。 不安レベルは、低いうちは、適当な息抜き、達成感、気分転換の得られる事がいい。 息抜きの方法には、ふさわしい音楽(ヘブーロックではなく)を聞く、静かで一人になれるような聖域を見つける、マッサージ、深呼吸、前向きな事を考える。また好きな、興味にふける事も気分転換やくつろぎに役立つ。 達成感を得る方法には、コンピューターを使ったり、その子供が簡単に取り組めるような教材を使う事など。ほかにも、気を紛らわすような活動をさせる事も役立つ。例えば、整理整頓などの秩序や調和をもたらすことでもいい。 不安や動揺のレベルが高まってくるようだったら、とるべき選択肢の一つとして、身体を消耗させるような活動がある。小さな子供なら、ブランコ、トランポリン、自転車に乗る、長時間の散歩。 犬も運動に連れて行ってもらえて喜ぶ。ティーンエイジャーには、室内室外で出来る身体を使った仕事を引き受けてもらう事も出来る。トランポリンで飛び跳ねる事は、すべての年齢の人にふさわし活動。 ある女性がトランポリンを仕事帰りにする。普通に見られるようにする事を固く心に決めやっていた。医者に勧められたダイエット法だと言って周りに話していた。魅力的で、治療にもなる活動を心行くまで出来るようになった。 不安とストレスの対処法としていい。 ASの子供や成人は、最も大きなストレスは、人との交わり。もし、仲間遊びが子供の気分を左右するほどの大きなストレス要因ならば、彼らには、学校の活動スケジュールを変える事、つまり、教室で過ごす時間を減らす事が必要。他の子供達には、仲間と交わって、勝手気ままな休み時間を楽しむが、ASの子は、そのような状況が大きなストレスとなる。彼らが、他の子供達との遊び方を学ぶ事は重要である一方で、ストレスがその後に続く授業時間の不安レベルを引き上げ、忍耐力がなくなり、その子供が持てる力を十分発揮出来なくなる事がある。このような場合、何人かの子供に有効だった例として、休み時間の前半を仲間遊びに充て、後半を図書館でその子が興味ある本を読む、または、教室でコンピューターを使う、一人で出来て役立つ事に充てるといった工夫がある。こうして、一人でリラックスできる活動を楽しんだ後には、クラスで人と交わる場面でもよりよく対処出来るようになる。一日を通じて『孤独な安全地帯』をもてる事が必要。 動物恐怖も多い、犬でも攻撃されるのでなく吠え声が強烈で耐えれなかったりする。蜘蛛が嫌いだったり。。。 克服に、その人はリラックスするように言われ、離れたところで死んだクモの事を考え。臨床心理士を受けながらそのくつろぎ(リラックス)を維持するようにする。やがて、クモについて考える事に慣れ、最終的には通常の不安レベルで、クモでも近寄れるようになる。脱感作(過敏を和らげる方法)小さなものを遠くに置き、徐々に大きくしながら近づけてかざる、好きな食べ物でつる、前向きな考えを思い浮かべるようにして成功。思考つまり認識的スキルにより、基礎をおいたアプローチでは、子供が自分の不安をコントロール出来る事を説明し、実際に示す。言葉による理由付けよりも、イメージや視覚を協調する方法がある。例えば、鉛筆で簡単な自画像を描き、吹き出しをつけて自分の不安をその中に描く。それから、吹き出しの言葉を消ゴムで消して、別なもっと楽しい考えを書く。このようにする事で、考えを変えると言う概念がより分かるようになる。脱感作のより単純なアプローチは、親や先生で実行出来るが、時間はかかる。不安を静めるのに薬だけに頼るのは良くない。 13.抑鬱的状態になりやすいか ASの成人が高い比率で鬱病を含む気分障害にかかる事に注目した。 年少期には、ASの子どもは、自分が他と違う事を意識しない。彼らの生活は自分の家族と先生の周りで働いていて、他の人達との社会的な交わりは限られた範囲でしかない。 思春期になると、他との人間関係に興味を示すようになり、自分の障害について強く意識するようになる。同じクラスの一番成績の振るわない子供でさえも、社会的スキルを持っており、リーダーだったり、コメディアンだったりする。それにひきかえ、自分は知的な能力があるにもかかわらず仲間として受け入れてもらえず、友達を求めたり、注目されたり、ジョークを言ったりすれば、見下されたりからかわれたりする。これが抑鬱の最も一般的な原因。 他の人と同じになりたい、友達がほしい、しかしそれにはどうすればよいか分からず。 ASの特徴の一つに、恥ずかしさ、不快さ、痛み、悲しみなどを表すべき状況で、笑ったり、くすくす笑いをする傾向が見られる。場面にふさわしい微妙な感情を表せない。この異常な反応は、冷淡さや、精神疾患の証拠ではない。仲仕実を表現する独特で風変わりなその日とらしい方法に対して、周囲の人は理解と忍耐を示す事が必要。 うつの治療は、従来の薬物療法だけではなく、鬱病の原因に対処するプログラムがなくてはならない。原因には、社会的スキルの乏しさ、友達がいない、学校の成績が悪い、職場で上手く働けないなど。 ASの成人における鬱病の高い発生率は、この年代の人達が小児期に経験したまわりの理解不足や、治療教育の不足を反映しているのかも。 今の世代の子供たちは、早期に正確な診断がなされ、社会的スキルに関する効果的なプログラムがある。(日本は普及してない)ので、ティーンエジャーや成人になっても、以前よりは抑鬱に対して抵抗力があると予測される。このプログラムは抑鬱の対しての『予防接種』のような役割を果たしてる。 友達がいなかったり、仕事に就けないことで抑鬱に陥っている人には、確かな指導が必要。 社会的スキルや就職の面接のテクニックを学び、同じ興味や価値観をもっている人たちと会える場を作る事が課題。このような対策は時間がかかるかも、鬱病の再発を防ぐ効果が大きい。 14.気分の変動や怒りをどのようにコントロールするか 燃え尽くす方法 15.青年期にはどんな変化が訪れるのか 青年期すなわち思春期の身体的な変化は、同年代の仲間たちと同じ時期に起こる。ASの若者はそのような変化に戸惑う。あるティーンエイジャーの男の子は、声が『割れた』あとも、かん高い裏声で喋り続けた。なぜか?『僕の声の響きが好きじゃない』と答えた。思春期初期に拒食症を起こす傾向も、男子でも女子でも見られる事あり。この時期は、彼らは特に外見や社会的スキルが仲間達からどう見られるかなどの価値判断を伴う批判に対して、非常に敏感にホルモンが変化する時期の思春期、ストレスの増大するティーンエイジャーでは、ASの特徴が一時的に目立ってくるかも。両親はこの時期を温かく、忍耐強く見守り、この時期はほとんどすべての子供にとって難しい時期である事も忘れない事が大切。ASの人の身体的な変化は、皆と同じに訪れるにしても、情緒的な変化は大幅に遅れる可能性があり。他のティーンエイジャーがロマンスを追い求めたり、どこまでルールを破れるかを試すのに一生懸命なとき、ASの青年はまだ単純な友情が欲しく、強い正義感やモラルをもち、よい評価をされたいと思ってる。ASの人は、価値観や性格が他の同年代の仲間と異なるが、彼らのもっている肯定的な特質は、他の人達からは、まだみとめられたくない事がある。彼らは、真面目で『無能なやつ』とあざ笑われるかもしれない。強い愛着や性的な興味は普通よりも遅れ、思春期の特質が20代まで延びる事がよく見られる。彼らの思春期な変化は、遅れたり長引いたりする事が多い。

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