暁のヨナ 204話「一方的な親愛」
さてさて本誌感想参ります~。 暁のヨナ 204話「一方的な親愛」*以下単行本35巻収録分ネタバレ含みます。ご注意ください!*前回に引き続きメイニャン様ハッスル単独オンステージ!!! みたいなお話でしたねv・「興味ないって?嘘だね! 血筋に生まれ即位して病にかかって緋龍王を意識しない訳がない」byメイニャン「…うんざりなんですよ 緋龍王という名に四龍も 緋龍王の生まれ変わりも 何故生まれたのか いらないです」byスウォン様前回からの流れのやりとりですね。スウォン様の脳裏に浮かぶイルパパの言葉と軽い頭痛…まぁどんな病気でもそうですが、精神的な負荷がかかると頭痛が起こりやすい感じなのかな。緋龍王を完全否定するスウォン様の言葉に、胸がざわつくヨナ姫。「切り捨てられた」とは分かっていても、ここまではっきり嫌悪されているとは…という感じでしょうか。・「やばいやばいやばい 殺される殺される殺されるあいつ断りやがった 同じ血筋なのに同じ病なのに 拒否しやがった折角ここまで上り詰めて 緋龍城に王の傍に辿り着いたのに…!」by逃げるメイニャン交渉は決裂。高華国王の最重要秘事を知っているメイニャン様、ヒューリさんに殺されかけます。…登場した時は、まさかこの高飛車な女性キャラがボコボコにされる展開が来るなんて思いませんでしたよ…;;あらがえない一族の病気に苦しむメイニャンさんにとって、「緋龍王の血を引くヨンヒ様が王家に嫁いだ」「血を引くスウォンが高華国王になった」というのは嬉しかったし、心の支えになってたのでしょうね。(やっぱりこの血を繋いできた先には、何かしら答えが待ってるんだ!)という期待は当然だと思います。・「事情が何であれ無防備な女性に暴力を振るうのは 見てられない」by緑のフェミ兄さんお兄さん、美味しい所持って行きすぎ!!!ジェハ兄さんは真正のフェミニストだと思います。・「こっち向いて!! 私の事がいらなくてもうんざりでも目を見て話して!」byヨナ姫「ーだから あなたには関わりがない」byスウォン様ここは面白いやりとりでしたね。ヨナ姫は一応「緋龍王=自分」の図式を受け入れているので(というか十二分に活用している)彼の緋龍王への嫌悪を自分事として受け取っていましたが…スウォン様にとっては「ヨナ姫≠緋龍王」なので強い口調で否定したのでしょう。ヨナ姫はあくまで「可愛い・切り捨てた従妹」でしかない、と。ーとはいえ、実際に4人の異形・自称四龍達が「ヨナ姫こそ我らが緋龍王だ!」と集っているわけで、もはやこれを否定する方が現実的でないような。イルパパの「カシがそう言ったし、赤い髪だからこの娘は絶対緋龍王だ!」の極端さと大差ない言い分のようにも感じます。・「でも この人の痛みは… ヨンヒ様のようで…」byヨナ姫ヨナ姫、とりあえずスウォン様の急所を適確につついていくスタイル。「自分」が「ヨンヒ様」について言及する事がスウォン様のダメージになると分かってやってますね…!・「私は緋龍王の生まれ変わりらしいけど その痛みはわからない…」byヨナ姫「逆に娘さんの痛みはニャンニャンにもわからんよ人は知らないことは考えられないから」byゼノ仙人なんかちょっと良い事言うゼノ仙人シリーズに、新たな名言が追加されました!!・「今まで ただヨナとして歩いてきた でも緋龍王は なぜ今生まれ変わって来たのだろう」byヨナ姫おおーヨナ姫がこんな事考える日が来るなんて!…まぁヨンヒ様の手記を読んだ上で、あれだけズルイズルイ連呼されればね…メイニャン様の負の感情の威力はスゴイですね;物語で「伝説の人物などの生まれ変わり」設定が来ると、普通は「だからこんな特殊能力が備わっているのだ」→「だから世界を救わなくては!」になる事が多いと思います。しかし暁のヨナは違います。ヨナ姫にとって伝説は「よく分からないけど特殊能力あるんだって!ラッキー!有り難く使わせてもらおう!」という存在でしかなく… 生まれ変わり云々関係なく、16歳の少女は心の向かうままに突き進む事こそが天命なのだと思います。ーとはいえ、四龍達はもう仲間であり家族ですから。スウォン様にはここで倒れられちゃ困りますから。これからハク様と一緒に「脱・神話」の方向に向かって行って欲しいなぁ…と期待しています!・迷子のホーちゃん姉「…ぷっきゅーよりホーちゃんの方が可愛い気がする」妹「ー言うな! そりゃ私も思ったけど!! それは言うな!!!」・プリズン・ブレイク・メイニャン様ヨナ姫の懇願もあってか、とりあえず牢屋に入れられることになったメイニャン様。大人しく裁かれる時を待つ…なんてことはなく、当然脱走を試みます!しかし メイニャン様の色仕掛けにアッサリ引っかかる看守…雷獣さん周辺も「その気になれば壊せる檻&女に倒される4人の兵士のみ」というザルさ具合…緋龍城内の警備はそれで良いんですかスウォン様;!・メイニャン様、腹筋6544回男(雷獣)と遭遇☆in監獄!来るぞ来るぞと待ち構えていた展開…こんな感じですかwいやそれにしてもビックリしました。ハク様が…修行してる!! と。ハク様が鍛えてる場面が原作で描かれるなんて、初めて…くらいだと思います。あ、32巻で空の一兵卒になってからちょっと素振りしてたか。だから今まで「ハクは努力の人」と解説されてもいまいちピンと来なかったのですよ^^;いやぁ元気だなぁ。やる気出てきたんだなぁ。6500回も腹筋したんだから、きっと次はヒューリさんに勝てるでしょう!(←適当)そしてハク様とメイニャンさんの出会いであります。今の所、彼女はハク様と絡ませるために出てきたキャラなんじゃないかな~と感じています。だってメイニャンさん、「緋の病の当事者」であり且つ「戒帝国の軍事事情に精通した・チャゴル殿下の関係者」ですよ!!まさしく「ハク様が今欲している情報」を全て持ち合わせた、都合が良すぎる存在な訳ですよ。これはもう仲良くなるしかないでしょう!…しかしメイニャンさん、既に大暴れ済なので牢の中で落ち着いて話を…とはいかないかなぁ。どうなるのかなぁ。続きがめちゃくちゃ気になりますが、1ヶ月後です…くぅ!でも次号は現パロ番外編「あかつきのよなさん」が載るそうです!!次回も楽しみです♪by妹