テーマ:不登校の子供と共に(357)
カテゴリ:不登校の子どもたちとの出会い
このブログを読まれている方,もしかすると私が理想的な教師のように錯覚されているかたもあるかもしれません。私は,皆さんのお近くにいる先生方とそんなに変わった存在ではありません。未だに満足な指導ができなくて悩む毎日です。最近も悩みが多く,このブログを書く手も鈍りそうになります。しかし,短期間の内にたくさんの方々のアクセスとリンクをいただいて,ほんの少しの自信をいただいてます。愚痴めいた事は,これくらいにして・・・
実は,今回は苦い思い出です。10年くらい前でしょうか。高学年の学級を持ったとき,私(担任)の言動が引き金になって不登校児を作ってしまったと悔やんだ事がありました。 B君は華奢な体つきでしたが,やはり頭もよく明るく元気な子でした。そして,わたしも張り切っていました。今も多くの教師が思うように,そのころの私は,自分の学級は欠席の少ない元気な学級にしたいと願っていました。具体的には,1ヶ月間欠席0の月を夢みていました。 私のクラスは,B君が1学期,五月雨的に休んでいる事が心配でしたが,2学期初めの8月(私の県では8月に1週間ほど授業がある)が欠席0を達成しました。たった1週間でも,8月の0は難しいのです。それが,9月も中旬まで0行進が続いたのです。未熟な私は,B君がやっと登校してるのも分からずに,学級全体に毎日のように励まし続けました。これが,B君に相当のプレッシャーになったのでしょう。B君の長い不登校の日々が始まる事となってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[不登校の子どもたちとの出会い] カテゴリの最新記事
|
|