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カテゴリ:本
●読んだ本●
「アースクエイクバード」 スザンナ・ジョーンズ著 阿尾正子=訳 早川書房 2001年英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞 (楽天にはなかった) ■あらすじ 故郷のイギリスを捨てて日本に来て10年のルーシー・フライは 渋谷のある会社で翻訳の仕事をしている。 ある日、知り合いのイギリス人女性リリー・ブリッジスのもの と思われる遺体の一部が東京湾から上がり、ルーシーは殺害の 容疑者となった。 ルーシーの回想が恋人の禎司との印象深い出会いから、イギリ スで兄や、初体験の相手や、日本で趣味で知り合った友人が死 んだ事を辿って行く。 ■感想 印象を文章にしたような小説だと思った。 こんなに日本の文化になじんでいるイギリス人がいるんだと 驚いた。 だって文章を読む限り、イギリス人と言う事を忘れてしまう。 翻訳が上手いのかな? 作家自身が日本に何度も訪れて働いている。 日本文化の良さは外国の人から見たら、全く違った良いものが 見えるのだろうと思う。 私は日本の悪い所が沢山見えてしまう。 客観視できないからかな。 これは自分を知る事とも同じだと思った。 禎司がBUMP OF CHICKENの藤原基央君みたいだ。 性格は違うけれどビジュアルとかもし出すイメージが 藤原君みたいだ。 これは推理小説なのかな? 雨の中の残象みたいに淡く歪んで透き通っていて静かだ。 ●読んでいる本● 「毒になる親」 スーザン・フォワード著 玉置悟=訳 毎日新聞社 ■題 前回からの続き 第一部「毒になる親」とはどんな親か 六章 暴力を振るう親 七章 性的な行為をする親 八章 「毒になる親」はなぜこのような行動をするのか 第二部「毒になる親」から人生を取り戻す道 九章 「毒になる親」を許す必要はない 十章 「考え」と「感情」と「行動」のつながり 十一章 自分は何者か――本当の自分になる 十二章 「怒り」と「悲しみ」 ■感想 どんな親がいて、子供がどう影響をうけるのか。 影響はどう出てくるのか。 親のコントロールに振り回されているのか。 親によって大人になってもコントロールされている。 中盤からは自分の人生を取り戻すための取り組みが 書かれている。 とても分りやすくて、分析し易くて、素晴らしい本だ。 これは手許に置いて、自分で毎日照らし合わせて 自分を知りたい、自分を変えたいと思った。 だから今日、アマゾンに注文した。 (だって楽天よりすごく安いんだもん) 夫にも読んでもらえば、 自分を取り戻す助けになると思った。 どこを読んでも納得が行く。 どこを読んでも経験していると頷く。 環境とはここまで大きい物だと 改めて認識して驚いた。 あらゆる人が 読めば助けになると思った。 自分を自分の手に取り戻し 楽しく生きるために助けになると思った。 評価 ★★★★★!!!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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