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百画遼乱 漫画語り

百画遼乱 漫画語り

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2022.08.02
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カテゴリ:漫画
ミステリー漫画の金字塔、「金田一少年の事件簿」のスピンオフ。

マガジン系のスピンオフはレベルが高い気が気します。この漫画は本家の「金田一少年の事件簿」の歴代犯人たちがそれぞれ主役として犯人目線で物語を追うといった形です。

「ひぐらしのなく頃に」みたいな、実はこうだったのか!といった内容ではなくギャグ漫画として笑いをとる形になってます。

本家でこんなトリックできるの?といったものも笑えるシーンに代わっています(笑)

私はあまりギャグ漫画は読まないんですが、この作品は面白いです。本来は10巻で最終巻でしたが、好評だったのか外伝として11巻が発売されました。

さて最新刊の11巻は「剣持警部の殺人」から始まります。

私は金田一は比較的初期のタイトルの方が好きです。絵もリアル描写で動機や物語も深く、殺人事件としての現場の空気も描かれています。いわゆる「殺人犯が近くにいるから単独行動は控えましょう」みたい言動が普通にでてきます。

しかし後期の作品は事件後も普通に各々が自由行動したり、緊迫した空気が無いように感じるんですよね。絵もデフォルメされて余計に緊迫感が薄れたように思えてしまいますが、これは個人の好みかもしれません。

さてこの「剣持警備の殺人」ですが、後期の作品です。後期のタイトルは初期の作品ほど物語が練られていませんし、動機もチープだったりしますが、こちらのタイトルは少し毛色が違います。

おそらくは実際にあった事件をモデルにしてるであろうことから、描写も胸糞悪いシーンもあります。

物語としてもトリックも歴代タイトルの上位にはいるのではないかと思いますし、美しい話ではありませんが涙を誘うシーンもありました。

その原作がこうなります



昼間の公園で眠らせた剣持警部を拉致するシーンですが、確かに雑でしたね(笑)

ちなみにこの作品の1巻は本家の初期と同じく劇画風に描かれていますので、描き分けていると思われます。

本当に面白いので是非!









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最終更新日  2022.08.02 21:13:23
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