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百画遼乱 漫画語り

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2024.03.04
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カテゴリ:漫画

今さらながらの「部長 島耕作」

島耕作は松下電器(現パナソニック)をモデルにした初芝電器産業株式会社(初芝電産)の社員である島耕作のサラリーマン人生を描いた漫画。サラリーマン物語としての側面と電器メーカー業界漫画としての面白さがあり、とても面白い漫画です。

特にこの部長時代は島耕作と近しい社長が失脚して、新社長から疎まれた島さんは出向を繰り返す時代です。子会社の貿易会社へ出向してワイン業界、次にレコード会社に出向で音楽業界、はたまた本業の家電業界ではあるものの販売会社に出向して営業に。課長時代は宣伝、広告の仕事をしていたから仕事の内容が大きく変わるのが見ものです。

そんな中で物語の終盤。九州の販売センターに飛ばされて出会ったのは、あの今野輝常でした。課長時代の年上の部下で事あるごとに反発しあった今野主任。上司へのおべっかで出世はしたものの不祥事で飛ばされていた今野ですが、この販売センターの社長として就任していました。(本社の課長クラスは子会社では役員クラス、さらに定年目前の温情出世で子会社の社長になっていたようです)

「課長 島耕作」を読んだ事のある方なら記憶は薄れていても嫌な奴だったという思い出は残っていると思います。それくらい彼は嫌な部下、同僚として長く存在していて一時は島を辞めさせる工作までしていた男です。

この販売センターにおいても案の定、社長という権力で嫌がらせを始めますが、、、島耕作は器が大きい。何事もポジティブに捉えるのは心酔していた中沢社長の教えなのか。遂に今野も心を開きます!

販売センターの役員たちの直訴により定年前にも関わらず社長を降格して閑職にやられた今野ですが、島さんと腹を割って話したことにより和解。その後、13年ぶりに島さんを自宅に招きます。食事をしていると島さんの携帯に本社からの電話が、、




あの今野さんが島さんの出世を祝うとは!

そして、その後に今野さんが定年を迎えての最終日。ぎこちないながら皆に送られて退社して一人での家路の途中で(取締役 島耕作1巻)





やっぱり最後の日は一人でまっすぐ帰りたくないですよね。あれだけ嫌がらせをされた島さんが取締役として忙しい中で今野さんの為に時間を作ったのに感動しました。

皆さんの会社もいい人ばかりではないと思いますし、それが上司ならなおさらだと思います。現実は漫画とは違うかもしれませんが、私はこんな漫画が大好きです!

島耕作シリーズは繰り返しで一生読める漫画ですので電子版がオススメです






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最終更新日  2024.03.04 20:51:14
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