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百画遼乱 漫画語り

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2024.03.21
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カテゴリ:漫画

またまた島耕作シリーズから

ここ数日で島耕作シリーズを一気読みしなおしました。島耕作が取締役になってからは仕事が国際的かつ仕事の内容が難しくなってきたんで、若いころは飛ばし読みしてた部分が多かったなと感じました

シリーズの最初は課長からでしたが、部長、取締役、常務取締役と出世していき本作は専務取締役です。中小企業でも社長の次に偉い人がつく立場ですね。家族企業も奥さんや子供が専務の肩書が多いです

この頃は前回の中国と並行してアメリカも担当している島耕作ですが、アメリカでソムサンの重役である
イ・カブスと知り合います。現実でも韓国企業であるサムスンが大成長して巨大企業になっている頃です

少し前の日本は独特な市場で外国の家電メーカーが日本では中々売れなかった時代だったと思います。当時の私もサムスンの名前は知りませんでした。携帯電話を皮切りに少しずつ入ってきたと思いますが、世界的に見て韓国メーカーは他国程には日本で売れていませんでした
(島耕作シリーズは現実世界とリンクして話がすすみます)

日本のメーカーが国内で競争している間にアジアの市場に出るのが遅れ、島耕作の初芝電産とライバルのソラーを合わせてやっとソムサンに届くかといった状況で、海外では韓国企業に完全に後れを取っている事を知った島耕作、、、

そんな中で業界を震えさせる情報が。日本の家電メーカーの一つである五洋電機の株を買い占め始めているファンドがあるとの情報が届きます



株の売買で儲けるためでなく、ソムサンが五洋を狙っているという事を確信した島耕作は郡山社長のところへ報告に。五洋を外国企業が買収することについて
(TOBとは株主に対してこんな価格で買い取りますよと公開して買い集めること、くらいに思ってください)


五洋電機は技術は高いが販売が弱く価値が割安になっていました。島耕作が目を付けたのはディスプレイ部門と電池部門。ここを外国企業、しかもソムサンに買われてしまうと業界に不動の巨人を作ってしまうことになるという判断をします

↓は万亀怪鳥と郡山社長



初芝電産とソムサンの五洋電機を巡っての買収合戦が始まります

役員時代の中で一番派手なパートだったと思います。(絵は地味ですが笑)家電メーカーの業界覇権をめぐる物語です。「専務島耕作」だけを読んでも業界漫画として面白いので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいですね

ちなみちサムスンという巨大企業を登場させるために、買収合戦という形をとって漫画にしていますが、ここは現実とは異なります。三洋電機がパナソニック(旧松下電機で初芝のモデル)の子会社となったのは現実です。ちなみに三洋電機の創業者は松下幸之助の義弟だったとか

名作シリーズなのであと一回くらいやるかも笑








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最終更新日  2024.03.21 20:55:26
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