The Sabbats サバト

The Sabbats サバト

  Witch ウィッチたちは、季節の変わり目にある年に八つの祝日に集い、自然の潮流と自分たちを同調させる儀式を行います。
 これを Sabbats サバトと言います。


Imbolg インボルグ 2月2日

Imbolc イモークとも言います。
アイルランド暦で春の始まりを示しています。
ケルトの女神であるブリギット Brigit の祭日でもあるのです。
(資料によると2月1日となっています。しかし、魔女の祝日としては2月2日となっています。
 これは夜の始まりを起点とし、一日を区切っていたことによるものだと考えられています)
このブリギット Brigit は、家畜や農耕の守護聖人としてのブリギット崇拝や、
崇拝においての明かり(灯)や火が重要な役割を持っています。
女神が帰還する日とされ、春を感じさせ、幸福と繁栄を願う日です。
灯火草や藁で編んだブリジット・クロスは、家族の幸福と繁栄を願い、伝統に従って家の梁に掛けられます。


Spring Equinox 春分 3月21日

太陽が本格的に復活する日です。
このころは、愛のまじないに適した時期とされ、テンニカワの木とスミレを乾かし、
小さな袋に入れて持ち歩くと、恋が叶うとも言われています。
Ostara とも言います。


Bealtaine ベルティーン 4月30日

太陽の神が若々しい雄鹿の姿で帰還する日です。
古くからワルプルギスの夜として知られています。
5月祭や樹木祭「メイ=ポール」(花やリボンで飾られた柱の周りを踊る祭り)といわれ、豊饒を祈ります。
ベルティネとも言われ、「ベル(光の神ベレノス Belenos )の火」を意味します。
夏の開始を告げる祭りです。


Midsummer 夏至 6月22日

最も日の長い日であり、太陽の日が最も強く、大地は豊かな作物と鉱物を与える日です。


Lughnasadh ルーナサ 8月1日

ルグナサドとも言います。
神ルグ Lug に捧げられた日で、収穫の始まりを祝う日です。
ルグ(ルーフ)は、光を象徴する神で、この日の穀物に宿り、
身を犠牲にすることによってさらに大きな収穫を導くと信じられています。
因みにルグ Lug は、地名に残っています。
リヨン Lyon 、ルーダン Loudun 、ラン Laon 、ライデン Leyde 、ライプツィヒ Leipzip の名が挙げられますが、
いずれも「ルグドゥヌム」 Lugdunum 、つまり「ルグの城塞」から派生しています。


Autumn Equinox 秋分 9月22日

大いなる収穫を祝う日です。
昼と夜が再び等しくなるときで、収穫作業が一段落するころにあたります。
野苺や葡萄が摘まれ、ワインにされます。
Mabon とも言います。


Samhain サーオィン 10月31日

サウィン Samain Samhuin )とも言います。
冬の始まりの祭りです。
もともとは、この日に最も近い満月の日に行われ、魔女の一年の始まりの日でもあり、ドルイドの大祭でもあります。
大規模な集会や複雑な儀式を催すのに都合の良い日でした。
サウィン祭は、語源上では「夏の終わり」であり、家畜の群を小屋に戻す時期になります。
「サウィン」の夜は永遠を表しています。
さらに時間が廃棄され、シード(異界)の世界が生者たちの世界に対して開かれる日とされています。
シード Sidh Sid )は、「安らぎ」を意味するゲール語です。
神々、英雄たち、死者たちの住む、人に見えない世界を指しています。
トゥアタ・デー・ダナン Tuatha dé Danann の国です。
また、 Shee Sí/Sídh )の発音から、その住民を「妖精」とも言います。


Yule ユール 12月21日

冬至の祭りです。
太陽がもっとも勢力が弱く、そして復活や蘇る神が関連づけられています。
ディオニソス Dionysus 、アッティス Attis 、ミトラ Mithra などです。


Witch 魔女   Witch Name


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