綾辻行人著「Another」文庫版上下巻を読了しました。
内容情報: 夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。(商品説明文より引用)
感想:さすが叙述トリックの名手!といった感じ。これ以上はネタばれになるので控えますが、殺人鬼を彷彿とさせるスプラッタと館シリーズのミステリー部分に恩田陸作品の学園モノを加えれば、本作。アニメが現在放映中で、実写化も進行中であるので、それも楽しみですね。ただ、手法を間違えると実写は酷い駄作になりかねませんが……。唯のアイドル映画にならないことを祈ります。