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修理日記

2009.08.13
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カテゴリ:修理日記
またまた前回途中になってしまいました
本当にお久しぶりの修理日記
今回は最期の塗装が終わって仕上がるまでです。

こういった古い家具は持ち主の方がそれぞれに塗装をして
色が塗り重なり、上の色が剥がれていっていいグラデーションを作る事が多いので
今回もいかにその雰囲気を出すかが課題。

塗装前がこんな感じです。

middle1.jpg


最初に剥がれる前の少しグリーンっぽい色合いを作り
塗装します。
そしてこちらを乾かし
うま~く上の色が剥がれるようにちょっとした細工をし?!
(これは今まで色々試したのですが一部分だけ色がのらないように工夫してあげれば良い訳です。
色々な方法があるかと思いますので興味のある方は試してみて下さい。
ちなみに今回はすこ~し油的な物を最終塗装前に塗っています。)

その後表面部分と同じ感じの色を作り塗装。
その後、数日乾かして
うま~くアンティーク風に色を剥がしてやれば完成です。
そして出来上がりがこちら

fin1.jpg

うん!
なかなか良い出来です。
こういった修理は本当に楽しいし、やりがいがあります。

そしてぼろぼろだったキャビネットがまた息を吹き返して
遠く日本の地でこれから末永く暮らす事を考えると少し
感慨深いです。

という訳でアンティーク家具の修理でお困りの方
是非、ご相談下さいね~。








Last updated  2009.08.13 19:09:06
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2009.07.30
カテゴリ:修理日記
先日途中までになってしまった本当にお久しぶりの修理日記
今回はキャビネットのその後について書いてみます。

いかんせん画像が少なくあまり判りずらいかと思いますが
まずはガラスの破損部分を綺麗にする事から.....
こういった古い家具のガラス部分はガラスをかるく釘などで押さえて
まわりをパテでとめている事が多いのでまずは
このパテをノミなどを使って綺麗に剥がして、残っている釘などを取り除きます。

そうして綺麗にした後、新しいガラスを取り付けます。
取り付けも昔と同じようにパテでとめる方法もあるのですが
今回は後でペイントする事もあり木で押し縁材をつくり数カ所釘止めという方法をとりました。
ガラスをとめてペイントまで終わった画像がこちらです。

garasu.jpg


次に仕事としては一番分量の多い引き出し製作です。
今回は同じパイン材を使用。
まず最初に寸法等を決めて軽く図面(そんなたいそうな物じゃないですね、落書きのような物です。)を書きます。

そして製材開始。荒く部分、部分のパーツを切り出して
その後かんなで最終的な仕上がり寸法まで仕上げて行きます。
かんなといっても手でかんなをかけて仕上げる程の度量はないので
電動工具です。
その後接合部分の加工。
この辺もすべて電動工具。
そうして組み上がった引き出しがこちらです。

hikidasi1.jpg

こういった古い家具は取手などのパーツがとても重要になるのですが
今回は趣味のパーツコレクションの中から良さそうなアンティークの取手を見つけましたので
こちらを採用。

その取手がこちらです。
totte1.jpg

こちらの取手ははじめからいい感じに色あせていたのでペイントはせず
そのまま使用する事に。

あとは裏板。
こちらはお客様とお話させて頂きましてシナベニヤをとめて
ペイントを施すだけの簡単なもの
他に無垢の木で裏板をつくる方法もあります。

こちらは裏から見た裏板を止め終わった画像です。

ura.jpg

これは裏なのでシナベニヤ裏面にオイルステイン塗布後、
シェラックニスで仕上げてあります。
表面は表面と同じ感じの白っぽい塗装予定。

そして全部仕上がると今度は塗装。
多分これが一番難しいかも
現状の用にうまく色を剥がしてあげるのが
難しい所です。
この辺はまた次回に書いてみたいと思います。













Last updated  2009.07.30 19:01:00
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2009.07.25
カテゴリ:修理日記
本当にお久しぶりの修理日記です。
どうも修理の途中に写真を撮るのを忘れてしまう事が多く...(すみません.....)
大変お久しぶりの修理日記になってしまいました。

今回はミッドセンチュリーの家具ではなく
もう少し古いアンティークのガラスキャビネットです。
現地で購入した時からガラスが破損、引き出し行方不明、裏板の無い
修理する側には大変やりがいのある?!
雰囲気のある素敵な家具です。

もともとイギリスアンティーク家具の修理などをしていたので
どちらかと言えばこういった家具の方が得意分野。
お客様にお写真で途中経過を報告していました事もあり。
良い機会なのでブログに掲載してみました。


こちらが修理前の写真です。

b1.jpg

こちらはすでに破損していたガラス部分は取り除いた状態です。
とても雰囲気がある家具なので
いかにこの雰囲気を壊さないように修理をするかが最優先。

修理内容は引き出し製作。
ガラス破損部分ガラス取り付け。
裏板取り付けといった感じです。

こちらがどんな感じに変化するか
途中経過も交えて次回書いてみることにします。








Last updated  2009.07.25 17:55:12
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2008.02.01
カテゴリ:修理日記
前回のブログで唐突に宣言してしまいました修理日記....

自分で書いておきながらどうしようかと思っていたのですが

まさしく第一回をかざるにふさわしいとてもなじみやすい修理?再生?

のご依頼が入りましたので経過をこちらで書いてみます。

こちらはとてもなじみやすい方法だと思いますので

お使いの家具の修復にお困りの方にも参考になるかと思います。


ご依頼のお品はとてもシンプルなスツール。

御依頼主は他にも同様のスツールを持っていらっしゃるそうで

それに合わせて出来るだけ綺麗にとのご依頼でした


最初の状況がこちらです。
1.jpg

これはこれでとても良いのですが

再生させて頂きます。

もう少し大きなものですと剥離材を使いまして古い塗膜を落とす事から始めるのですが

こちらは比較的小振りなので直接手でペーパー(紙ヤスリ)をかけていきます。

最初にお使いになるのは180番くらいのペーパーが宜しいかと思います。

只、現代の家具なんかでウレタン塗装などの場合は

少し荒めのペーパー(80番くらい)からかけても良いと思います。

その後240番もしくは360番くらいのペーパーをかけて仕上げます。

こちらの座面は湾曲した形状ですので電動工具のサンダーがけは難しいので尚更最適材料!

実際には念には念を入れまして座面表面木の目に入ってしまったペンキ跡を落とすために

ラッカーシンナーでペンキ落としもしているのですが

多分やらなくても大丈夫でした(笑)


こういった家具の場合ほとんどが表面材が合板である事が多いので

ペーパーをかける際には下地がでないように注意する必要があります。

その辺は機械を使わずに手で仕事をすると安全かもしれませんね。


できるだけ綺麗にとのご依頼なので傷なども出来るだけ落とします。
2.jpg

合板の場合このような傷は状況を見ながら対応するのが賢明です。

今回はそれほど深くなく無事に全部消えました。
3.jpg

傷を出来るだけ落としたい場合は180番くらいのペーパーで出来る限り

落としてみるといいと思います。

やりすぎて下地が見えてしまってもそれも勉強!?
(僕らはそうゆう訳にはいきませんが.....)

その後細かいペーパーをかけて(240~360番くらい..素材.仕上げ方法にもよるのですが)

まずは一段落です。
44.jpg

そしてこれが着色した状態。
55.jpg

着色の方法ですが水性のステイン等をお使い頂いた方が扱いやすいかもしれませんね。

今回はこの後、ラッカー吹き付けにて仕上げています。
(ちなみに使用しているのは油性のステインです。)

吹き付け、もしくは缶スプレーなどですとこちらでも大丈夫だと思うのですが

最終的にラッカー等のクリアの塗膜をはけ塗り等で塗るのであれば

着色した下地をひっぱりにくいので水性の方が宜しいかと思います。


そしてこれが最終的に仕上がった状態です。
66.jpg

かなり綺麗ですね。

こういった感じで息を吹き返してくれる方もいるわけですね。

もちろんそのままの魅力も捨てがたいと思います。

この辺は恐らくかなり好みの分かれる所だと思いますが.....



しかしこの修理ブログ....

実際に修理をするよりはるかに疲れました...

修理している最中にいちいち記念撮影しないですもんねぇ~ 普通。


次回はすこし気合いを入れ直してシステマティックに?挑みます。

















Last updated  2008.02.02 04:06:53
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2008.01.21
カテゴリ:修理日記
BOSCH


最近の連日の家具の修理で

また自分の中で解決できずにいた課題がうきぼりとなってきました。

一番の課題はテーブルの天板。

もう積年の課題で(自分で家具を製作していた時から..はたまたイギリスアンティークの家具店で修復に携わっていた時も頻繁に議題にあがっていました。.)

アンティーク家具の風合いを生かしつつ

また耐水性をあげていきたいということなのですが…….

これが非常に難しいのです。
(自分の力量不足また知識不足の部分も多々あるのですが…..)

アンティーク家具の仕上げ方法として

セラックニス仕上げ(主にイギリスアンティーク等の比較的製造年代の古い物に多い仕上げ方法です日本の古い家具などにもありますね。)

オイルフィニッシュ仕上げ(デンマークで開発された仕上げ方法で現在市場で販売されているいわゆる北欧アンティークと呼ばれる物の半数くらいはこの仕上げかもしれません。)

ラッカー塗装仕上げ(こちらは比較的近年の物に多いかも知れません。1950年代以降くらいでしょうか….)

というのが主な仕上げ方法です。


やはり昔の仕上げ方法ですと風合いという面では申し分無いと思います。


ですが…..問題は…水に弱いのです。


特にテーブルの天板となるとどうしても水にふれますよね?


毎日毎日使う物なのに、いつもクロスをしいていたりコースターを使ったりして輪染み(コップなどをおいた時に水滴でできたシミ)
を防ぐのはとても労力のいる事だと思います。


ただ現時点でこの風合いを残して長くお使い頂くには

日々の生活で気をつけて頂き、(水気のある物をこぼしたらこまめに拭き取る等.)まめにオイルもしくはワックス塗布等の軽いメンテナンスを施して頂く必要があります。


また耐水性の問題を解決してくれる塗装方法としてウレタン塗装という方法があります。


現代市販されている家具の大半はこの塗装方法です。
(最近は環境問題等の影響等もあり自然塗料系の塗装が多くなって来ましたがやはり耐水性には難があります。)


この塗装方法の問題はやはりどうしても元の風合いは損ねてしまう所でしょうか。

(最初から新品というような見方をしていればそんなに気にする事でもないんでしょうけけど……….)

どうしてももともとの風合いを見ているだけに心苦しいい……..
(新しく作ってこの雰囲気を出すのはとても難しいのです。)



しかしこればかりは個人の主観。




お店ではテーブルをお売りする時にお客さまとリペアの方法をご相談させて頂いています。(テーブルに限らずですが。)

その際にお客さまのご趣味や生活スタイル等お伺いして

仕上げの方法を決めさせて頂いております。


そのままの状態をいかしつつ多少綺麗にしてご提供させて頂く物もありますし

従来の塗装を剥離後、様々な仕上げ方法で再塗装させて頂く場合もあります。

もちろん構造的な問題は相談するまでもなくお直ししてご提供させて頂きます。
(たまに自分で直すという頼もしいお客さまもいらっしゃいますが(笑))




家具の修理方法は多種多様です。

特に外観のリペアに関しては

お客様のご要望をお伺いしながら

素材と向き合い

様々な対処方法を検討する。
(これは主に自分の頭の中での作業となる事が多いのですが….ですのでご来店頂きましたお客様を困惑させる事も多いかと思います….急に考えこんだりしますので…...)

そして自分の今までの経験を生かしつつ

イメージを具現化していく.......


そうして試行錯誤するうちに自分自身も成長させて頂いているのも事実です。



最近とても嬉しいのが修理の御依頼がとても増えた事。

ほとんどは長年お使い頂いた椅子のぐらつきなどですが

問題を生じはじめた家具でも

気に入っているので捨てるのは忍びない

直せるのなら直して使いたいという方がとても多いのです。


アンティーク家具の良い所はほとんどの物がリペアができるような構造である所だと思います。

最初にアンティーク家具に触れた時は接合部の構造に多少疑問をもちましたが

これも年を越えてお使い頂く知恵なのだと思います。

ですからこれからアンティーク家具を買おうかな~

なんて思っている方。

アンティーク家具は正直扱いずらい所もあると思います。

でも最後の最後まで見捨てないで下さい。

彼等は再生する力を持っているのです。



という事でこれから機会がありましたら

修理日記なんかも書いてみたいと思います。















Last updated  2008.01.22 03:10:13
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