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カテゴリ:猫のいる生活
あなたを見ていると、こちび(愛猫)が死んだことをとても悲しんでいる。
それは、10年あまり住んだ都民住宅のベランダで母猫にエサを与えたのがきっかけだった。 いつしか子猫を数匹引き連れて来るようになり、中でも活発だったこちびは狭い格子のサッシ をくぐり抜け寝室へ入ってきた。身体が大きくなりそこから入れなくなると寝室の外から、あ るいはベランダのガラス越しに中に入れてくれと鳴く。その頃はペット禁止でおおっぴらに飼 育できない。でも、ある事情でどうしても引越さなければならなくなった。もうその頃になる と、昼間はずっと室内に入り浸り夜になると外へという感じだった。ある時あなたが一人で流 星群を見に外に出ると、ふと足元にこちびがいた。そして、一緒に流れ星を見たことがあった という。こんなにも懐いたら、放って置けない。ここに越して来た時、いつも一緒だった。夜 寝る時も一緒、朝目覚まし時計をセットしといても、なぜかその前に必ず鳴いて起こしてくれ る。外出すれば、足音で分かるのか臭いで気が付くのだろうか玄関先で出迎えてくれた。 そんなこちびも、もうこの世にいない。 愛すれば愛するほど、その思いは深くなる。今まで一緒に生活していた最愛の家族がこの世 からいなくなったら、誰だってその衝撃は大きく計り知れない。あたりまえのことだ。 しかし、考えてごらん。もしあなたがひどく悲しみ、いつまでも泣いていたら死んで行った天 国でも悲しい顔をしているよ。まして、あなたが悲しいから淋しいからって、あなたが自分で 命を断とうなんてのは言語道断。あなたが死んでしまったらどうなるの? 一番愛していた、そして可愛がっていた人までが一緒に死んでしまったら誰が供養するの? あなたが生きているからこそ、已むなく死んだ身体の面影が残るのではないか。 身体の面影に宿る魂はたった一つしかない。もしあなたが一緒に逝ったらそれも消える。 大事な1つしかない魂を守るのはあなたしかいない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月27日 00時30分16秒
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