たそがれの写真家が書くあれやこれや

2013/08/10(土)06:40

天領黒島と能登金剛の巌門そして国民休暇村能登千里浜

旅(1045)

今回の能登への旅は、目的が「国民休暇村能登千里浜」を利用すること。場所的には、なぎさドライブウェーの所ですから、能登半島の全くの入り口。せっかく前泊までして7時45分発の朝一便に乗っても、行ける範囲は限られてきます。そして選んだのが、前のページの総持寺祖院なのですが、戻ろうとして走っている時見つけたのが、天領黒島の看板。 総持寺祖院からのルートを地図で見る ちなみに、この黒島地区と言うのは、本物の天領と言うだけでなく、伝統的建築物保存地区に指定されている所で、総持寺までは来ていますが、能登4回目にしてまったく知りませんでした。こんな資料も、 •輪島市黒島地区伝統的建造物群保存地区は、日本海航路による海運業の発展の中で北前船の船主および船員(船頭や水主)の居住地として栄え、江戸後期から明治中期にかけて全盛を極めた集落です。 •平成19年度、20年度の二ヶ年にわたる伝統的建造物群保存対策調査により、独特の平面形式や外観を見せる町家等が伝統的建造物群を構成し、周辺の自然環境を一体となって歴史的風致を今日によく伝えていることが明らかにされました。 •平成19年3月に発生した能登半島地震により大きな被害を受けつつも、「伝統的建造物群及び地割がよく旧態を残している」として、平成21年6月30日付けで重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 資料館は、あらかじめ連絡をとしまっていて、(帰りに見て行けと誘われましたが)ここの名主的存在に当たる角海家を拝見させていただきました。 天領黒島の看板(金沢市側) 黒島の町並み 総持寺へ入る人たちの屋敷は決まっていたようで、一旦はその店に入り、行列を整えて総持寺に向かったと言う。ものの資料に寄れば、永平寺と総持寺で看守を交代で務めていたようで、その行列とするとかなり大きなものとなったんでしょうね。 角海家の土蔵群 ここは北前船の所有主(船頭もいたらしい)などが居住していた場所のようで、消費地や荷の集積地となるべき後背地としては、総持寺くらいのものですから、船の荷はいったん蔵に収め、また積み出したりしていたようですね。…留守番の人の話ではその辺が判然としない。ちなみに港は無いので、北前船は沖合に停め、小舟で荷を運んだそうです。 街道に面した店舗 天領と言っても、幕府の直轄地のようでしたから、通常の店舗の間口にかかる税も緩やかなものだったでしょうから、家の家格を示すものだったと言えるでしょう。ちなみに町の人たちは、この家に来ることを登城すると言っていたそうです。 帳  場 お店の部分の部屋ですね。この机の後ろに大番頭さんが座っていて、店員さんたちを指示していたのでしょうね。で説明されていて、思ったのですが天領であれば、役人の巡察があったはずで、彼らのための玄関があるはずなのですが、明治4年の火事から再建されたという現存の家にはありません。 武者だまり(お付の人の待合室)のような中途半端な部屋がありましたから、維新後なのでつぶされたのでしょうね。 望楼の間 ここで舟の出入りや荷揚げの様子を見ていたようです。でこの部屋の続きの部屋が客間のようだったので、聞いてみるとそのとおりでした。しかもその前の廊下が板張りだったため、ここは畳のはずですがと聞いてみると、やはり畳の廊下だったようで、この家の格式の高さがしのばれるものとなりました。 そして、南下して能登金剛と呼ばれる巌門に、一番下の駐車場に停めたけど、下に見えた観光船とても暇そうにしていたので、ホテルやレストラン・お土産屋さんなどのある方に歩いていくと、観光バスがこれは舟が出るかなと思って下に降りて行くと、バスは発車して前を歩いている三人ずれは、母親が乗りたくないと言って帰ってしまい、一人いたおじさんと二人で乗ってみました。 写真00084 本当に暇そうに見えた遊覧船 posted by (C)たそがれの写真家 写真00090 ホントの名前は忘れたけど、ゴリラみたいな容貌だね posted by (C)たそがれの写真家 口の下側が白く見えるのは、荒れたときに避難する鳥たちのフンが、雨で流れ落ちたものだそうな。 写真00092 これが巌門 posted by (C)たそがれの写真家 地方では、こんな洞窟が大観光地になるんですね。小舟なら抜けられるそうですが、ここの遊覧船はどちらの会社も途中まで。ちまもに、どちらも20分1000円でした。 写真00103 セメントがはってある岩場 posted by (C)たそがれの写真家 こうすると、青のりが良く採れるのだとか。そういえば、与論の港でお婆さんが、舟を上げるセメントの坂で青のりを採っていたような。 写真00104 日本で一番古い木造の灯台だとか posted by (C)たそがれの写真家 なんかまだ条件を言っていたような、火をたくのかな。ちなみに今の灯台は、もっと右の方の岬の先端に。 国民休暇村 能登千里浜 秋田・岩手・青森・北海道の各地で部分的な、超大雨があったそうですね。皆さんには被害は無かったと思いますが、後片付けやら復興となるとこの暑さの中大変なことでしょう。 我が家も午前中の時間を利用して、少しづつメダカさんたちのお世話をしているのですが、シャツはもちろん汗びっしょり、首にかけているタオルは、30分もすると絞れるほどです。 なんせ、我が家では北西にある寝室と書斎が比較的涼しいのですが、それでも30℃なんて信じられない気温なんですから。去年私が味わった熱中症、比較的に重症だったようです。自分の体が自分でコントロールできないのですから。どうぞ、水分と塩分の補給は忘れずに、できたら昼寝なども。 今回の文章は、ちょっと硬いものになりました。それなりの資料を見ても、良くわからないので私なりの解釈で書いています。かなりの間違いがあるかもしれませんが、その点はご容赦願います。

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