人生は引き算
現代社会は「プラス」する方向へ行くのが良いとされます。資格や能力、教養はあればあるほど良く、何かを身に付けることが人生をよりよく、豊かにすると考えがちです。内なる神に実際に導かれたのはその逆の生き方でした。それは人生で身に付けていたものを徹底的にマイナスしていくという作業でした。感情の解放に始まり、自身の中にある制限や決め事、道徳、ストーリー、また資格や能力に頼らない生き方…長所と思っていたことや能力、持ち物など外側の飾りに限らず、内側で自身の「価値」だと思い込んでいたことも次々と手放すことを促されました。しまいにはその辺の道路の脇に普通に生きている雑草のような感じに…飾りの全くない純粋な「存在」を受け容れることの大切を教えられました。一方、その通過儀礼を過ぎ、玉ねぎを外側から少しずつはぐようにしていくと、中心に近づけば近づくほど、私たちの完全性や能力ははかり知れないことが自ずとわかってきます。そして、内面の素晴らしい宝物が発見され、顔を出してくると自身がいかに素晴らしい存在であったのかが認識され、求めるものは全て内側にあることも感じられてきます。そうすると自然に力も抜け(力までもマイナスされ)、人生が人生を導いていくようになります。果てしない平安な感覚と生かされているという確信…生かされていることがわかると、人生は自身の力で無理矢理コントロールしなくても良いことも理解でき、人生にもともと「問題」というものは存在しなかったことに気付きます…★★★他にもブログを書いています★★★