一人一人の行為
私達の一人一人がその価値観や物事の考え方が違います。それが同じ人は誰一人いません。そして、殆どの場合、その尺度の違いから、自分の尺度と違ったことが生じた場合、それをおかしいと感じたり、怒りや悲しみの感情を感じたりしています。また批判をしたりもします。 近頃で私の中に強く湧き上がってくる思いとして、人のするどのような行為、言動であってもそれは経験を生むための尊重すべき行為であるということです。これは宇宙のあり方そのものの理解から外れると、それこそ批判を呼ぶ意見かもしれません。でも、これが正しくて、これが正しくなどという判断は宇宙は下していません。そんな差別をすることなく、宇宙は平等に私達と共にあります。そして、どんな馬鹿馬鹿しく思えることでも、そして愚かだと思える行為であっても、それを宇宙は尊重し、そこにその行為が存在できることを認めているのです。でなければ、極悪人と呼ばれる人々は既に宇宙によって抹殺されているでしょう…その行為が、その言動が今そこに存在できるということは、それだけで宇宙が尊重しているものだとして認めることが大切だと思います。この意見に反対される方も多々おられるでしょう…でも、それでもそれは大切な意見です。その意見があるからこそ、次の経験ができるというものです。そのようにして、私達は経験を積み、ここにいるのだと感じます。 このような思いが私の中をめぐる中、人の大切にしていることも大切にするということも、自己を大切にするということの一つであると改めて認識しています。