子宮内膜症私は実は21歳ぐらいの時に子宮内膜症を患った。高校の頃から生理が重く、いつも10日から2週間ほど続いた。 この間の痛みといったら普通ではなかった。 痛みを堪えるのに蒲団に爪を立てて、爪がめくれて剥がれてしまう事もあった。 それでもそんなのは人それぞれだし、産婦人科に行くなんて、、、 ってな理由で、毎月の辛い思いをただひたすら耐えていた。 たまたま友達が妊娠して、何度か送り迎えをするうちに、 産婦人科を身近に感じるようになったのか、 その友達に勧められたからだったのか、良く覚えていないが、 生理が重いのを理由にその産婦人科に行ってみた。 先ず生理がものすごく重いのと、ものすごく痛い事を伝えると、 「なんでもっと早く相談に来なかったの?」と怒られた。 超音波、触診、その他の検査をされて、 先生に「家族の方はご一緒ですか?」と言われた時、 え?そんなに大袈裟な事になってるの?っと心臓バクバクだった。 先生によると、 子宮の内側をおおっている粘膜(子宮内膜)が、何らかの原因で、 本来あるべき子宮内腔以外の場所、 つまり卵巣内(チョコレート膿腫の原因となる)や骨盤腔内、 子宮を支える靭帯、膀胱や直腸などで増殖してしまうのを、子宮内膜症という。 子宮内膜は月経の周期とともに増殖・剥離を繰り返すので、 月経時には内膜症に侵された部分の膜が剥がれ、出血する。 ところが出口がないために血液はその場にたまり、腹膜を刺激したり腸などに癒着を起こし、 そのために生理痛や腰痛、あるいは性交痛や排便時の痛みなどを伴うようになる。 また、不妊の原因にもなる。 ってな事をご丁寧に説明してくれた。 私の場合は、子宮に他の臓器との癒着が既にはじまっていて、 本来なら前方に傾斜しているはずの子宮が後方に曲がっている。 取りあえず、ピルか、ホルモンの点鼻薬で半年から1年ほど治療して、 それでだめなら手術します、との事。 涙チョチョ切れでした。手術ってまだ嫁入り前なのに、、 点鼻薬が使用出来るような肝臓の状態かを見るために、 (ホルモンの関係で、肝臓に影響があるとの事で、) 血液検査などをこなしながら、約1年間の治療を受けた。 1日3回(2回だったかな?)鼻からスプレーで薬を入れる。 鼻から入れた薬が口に降りてくるのは自然の摂理。 苦くて不愉快だったので、いつもその後ガムを噛んでいた。 それにしても、そんなもんで生理が止まってしまうのがすごく不思議だった。 約1年後、治療が終わった。 私はとってもラッキーだったんだと思う。 担当の先生も意外そうに、 「きれいに治ってるよ。これなら手術の必要はないよ。」っと言ってくれた。 「ただ、、子宮の形は治らないから、 とても妊娠しにくいか、妊娠できないかもしれないよ。」っと言われた。 がっくり。まだ22歳なのに、、、 アメリカに来て間もなく、産婦人科に検診に行った時、知り合いのナースにその話をすると、 「子宮内膜症と診断された人のほとんどは医者にそう言われるけど、 そう(不妊症)言われて妊娠した人を何人も見てるわよ。」っと言われた。 その通り。時間はかかったが、私はチャンクを授かった。 妊娠発覚へ |