272362 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

proud じゃぱねせ

proud じゃぱねせ

子宮内膜症

私は実は21歳ぐらいの時に子宮内膜症を患った。
高校の頃から生理が重く、いつも10日から2週間ほど続いた。
この間の痛みといったら普通ではなかった。
痛みを堪えるのに蒲団に爪を立てて、爪がめくれて剥がれてしまう事もあった。
それでもそんなのは人それぞれだし、産婦人科に行くなんて、、、
ってな理由で、毎月の辛い思いをただひたすら耐えていた。

たまたま友達が妊娠して、何度か送り迎えをするうちに、
産婦人科を身近に感じるようになったのか、
その友達に勧められたからだったのか、良く覚えていないが、
生理が重いのを理由にその産婦人科に行ってみた。

先ず生理がものすごく重いのと、ものすごく痛い事を伝えると、
「なんでもっと早く相談に来なかったの?」と怒られた。
超音波、触診、その他の検査をされて、
先生に「家族の方はご一緒ですか?」と言われた時、
え?そんなに大袈裟な事になってるの?っと心臓バクバクだった。
先生によると、

子宮の内側をおおっている粘膜(子宮内膜)が、何らかの原因で、
本来あるべき子宮内腔以外の場所、
つまり卵巣内(チョコレート膿腫の原因となる)や骨盤腔内、
子宮を支える靭帯、膀胱や直腸などで増殖してしまうのを、子宮内膜症という。
子宮内膜は月経の周期とともに増殖・剥離を繰り返すので、
月経時には内膜症に侵された部分の膜が剥がれ、出血する。
ところが出口がないために血液はその場にたまり、腹膜を刺激したり腸などに癒着を起こし、
そのために生理痛や腰痛、あるいは性交痛や排便時の痛みなどを伴うようになる。
また、不妊の原因にもなる。

ってな事をご丁寧に説明してくれた。
私の場合は、子宮に他の臓器との癒着が既にはじまっていて、
本来なら前方に傾斜しているはずの子宮が後方に曲がっている。
取りあえず、ピルか、ホルモンの点鼻薬で半年から1年ほど治療して、
それでだめなら手術します、との事。

涙チョチョ切れでした。手術ってまだ嫁入り前なのに、、
点鼻薬が使用出来るような肝臓の状態かを見るために、
(ホルモンの関係で、肝臓に影響があるとの事で、)
血液検査などをこなしながら、約1年間の治療を受けた。

1日3回(2回だったかな?)鼻からスプレーで薬を入れる。
鼻から入れた薬が口に降りてくるのは自然の摂理。
苦くて不愉快だったので、いつもその後ガムを噛んでいた。
それにしても、そんなもんで生理が止まってしまうのがすごく不思議だった。

約1年後、治療が終わった。
私はとってもラッキーだったんだと思う。
担当の先生も意外そうに、
「きれいに治ってるよ。これなら手術の必要はないよ。」っと言ってくれた。
「ただ、、子宮の形は治らないから、
とても妊娠しにくいか、妊娠できないかもしれないよ。」っと言われた。
がっくり。まだ22歳なのに、、、

アメリカに来て間もなく、産婦人科に検診に行った時、知り合いのナースにその話をすると、
「子宮内膜症と診断された人のほとんどは医者にそう言われるけど、
そう(不妊症)言われて妊娠した人を何人も見てるわよ。」っと言われた。

その通り。時間はかかったが、私はチャンクを授かった。


妊娠発覚


© Rakuten Group, Inc.