碁盤を囲んで

第62回新囲碁ボケ各賞発表

長らくお待たせいたしました。以下に各賞を発表いたします。
ご参考までに授賞理由も添えてあります。

MVP賞

zakosuさん 

「とバッチリよ」
「なんで？」
「なんでもよ」

郷禄介さん

「フグのお鍋でバッチリよ」
「なんで?」
「てっちりよ」

GO!さん

 
「マスカラでバッチリよ」
「なんで？」
「眼形がパッチリになりマスカラ」

nipparatさん

「この湯飲みでバッチリよ」
「Why？」
「Do You know me?」

zakosuさんは、それまで誰もいじらなかった「バッチリ」を大胆に壊し、かつ見事に馴染ませながら、独特の雰囲気を作り上げたと思います。郷禄介さんはキレ、コクともに申し分のない作品に仕上がっています。GO!さんの作品はマスカラで起こしマスカラで締め、その内部にもバッチリパッチリを組み込むシンメトリカルな構成の高密度駄洒落芸がすばらしい、もはや独壇場でしょう。筆頭ボケ主のnipparat総裁は、選者を意識した作品が多かったのですが、最後24作品目の投稿がMVP受賞作です。それぞれスーパー囲碁ボケ君１個を贈呈します。

優秀作品賞

以下の4作品に囲碁ボケ君贈呈です。

nipparatさん

「コント５５号でバッチリよ」
「なんで？」
「そうなるの！」

みぞっこさん

ドラゴンボール 
「一星球から七星球まであれば充分だぜ！」
「なぜ？理由を述べよ」
「ここどこ？」

kyonchnさん

癒し     
「アロマオイルでバッチリよ。」
「なんで？」
「盤面をごらんなさいよ。」
「アロマー、オイルの石がいつのまにかとられてるよ！」
「ほぉーら、すべった。」

新米刑事さん

「磯じまんがあれば、何もいりません」
「なんで？」
「碁盤の友ですから」

nipparatさんは、見落としがちな「なんで」に着目したところがポイントで、スッキリとまとめています。みぞっこさんはお題を完全に外してボケている。「バッチリ」もなければ「なんで？」すらない。その度胸に感心しました。kyonchnさんは、敢えてぎこちなさを出し、それを技化している。すべったも多層的だし、全体の字面にも気を使っていますね。「癒し」、「アロマオイル」、「石」に囲まれて、「盤面」が岩盤浴の「盤」を匂わせるくらい馴染んでいるところなど、実によく作りこまれていると思います。新米刑事さんは磯じまんのチョイスがうまかった。「ごはんですよ」だとネタバレになりますからね。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。

タイゼム賞（囲碁ボケ奨励賞）

タイゼム賞は、想定外のバッチリいじりをさらりとやってのけた zakosu さん 
です。タイゼム上1000万ポイントを振り込むＩＤをお知らせ下さい。
また、代替賞品をご希望でしたらプールしておきます。その旨お知らせ下さい。