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昨日の宝酒造杯開場で、GO!さんから「今晩いかが(謎)」というお誘いを受け、急遽実現した第九局を振り返ります。ところでこの日、大会開場でGO!さんとsuperlineさんの対局を、私が棋譜を付けながら観戦しておりました。白のGO!さんが、得意の大斜ガケを繰り出したんですが、superlineさんは、「難解定石は、いや~ん」と”じっとナラんで”挑発に乗らなかったんですね。ただ、局後の検討で、GO!さんの「大斜大作戦」のさわりが披露されて、その検討盤面を見ているうちに、なんか大斜もおもしろそうだと思ったんですよ。それで、superlineさんとアカシヤ書店に行き、石田芳夫先生の『大斜大作戦』を探したんですが、無かったんですね。そんな伏線があり、まあ大作戦は持ってないけど、『難解定石の活用法』は持っていましたので、第九局(向2子)の出だし、白の一手目は、愛着のある星を捨てて、小目に打ちました。大斜ならやってこい、という感じです(微笑)。 向2子というのは、私はとてもおもしろい手合いだと思っています。実は最近、いくつもの碁縁が重なって、地元の囲碁クラブで教室を担当するようになりまして、そのうちの「上級教室」の生徒さんが、私に2子~4子という感じなんです。まあ、「指導碁」というよりは、勝負に近いんですが、2子っていうと、生徒さんも「手が届きそうな」感じを持っていらっしゃるようで、当たり前ですが、真剣に打ってこられるんですね。ヨセで追い込むという感じにはならないので、白も戦わないとなかなか勝機が無いけど、無理に仕掛けると逆に潰されそうになったりしますし、そのあたりの駆け引きがおもしろいんです。 GO!さんとしても、この碁は負けられないという感じがあるでしょうから、黒に地で先行されて逃げ切られることは、覚悟して臨みました。難しいかもしれないけど、白は模様を張って、その中での戦いでチャンスをつかみたい、と思いながらの布石です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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